2012.05.08

京都 山川 勝弘 @龍谷大学

今中 菜津美立命館大学3回生

前の美男美女

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美学生インタビューInterview

『回り道でも前には進んでいく。だから、その方向性を信じて進めばいい』

  • 1.では自己紹介をお願いします。

    龍谷大学経済学部の4回生で、国際協力のゼミでアフリカ経済について学んでいます。去年1年間休学していて、今年の4月から復学しました。学生ヨル会議やカレッジ・カフェなどの活動をしています。(※取材は2012年4月)

  • 2.学生ヨル会議とはどんな活動ですか?

    学生ヨル会議は学生がUstream番組を作り、問題意識を社会に発信する、という企画です。「若者とオトナの間にある溝を埋めたい」という大きなテーマを掲げて活動しています。今はまだ始まったばかりなので「あなたはどう働きたい?」「学生団体って何だろう?」などの大学生向けのテーマで放送を行っています。
    これからはもっとオトナの方にも参加してもらう形にしていきたいと思っています。
    また、全国各地にこのような放送局(拠点)を作っています。今のところ京都と東京で放送を行いました。そのほかに香川・愛媛・福岡の3ヶ所で立ち上げをしているところです。

  • 3.学生ヨル会議を始めようと思ったキッカケを教えてください。

    元旦早々に放送されたNHKの「ニッポンのジレンマ」という番組を見たのがキッカケですね。「世代間格差」をテーマに、これからを担う若手論客が議論をするという番組でした。視聴者もハッシュタグをつけてツイートをしていて、その時に大学生もかなりの数の人がツイートしていました。僕もその番組の中のテーマの、大学の在り方についてツイートをしてたんですね。そしたら、そのつぶやきがRTにRTを重ね、一晩でフォロワーがなんと100人も増えたんです。
    こんなに考えている大学生が全国にいるのなら大学生バージョン「ニッポンのジレンマ」もやろうと。Twitter上で、共同発起人の東大の吉澤くんと二人でやろう、ということになりました。それが始まりです。ひとつのつぶやきからこの学生ヨル会議は始まりました。
    「夜」と「寄る」を掛けていて、学生が夜に気軽に寄って来て話せたらいいよね、ということで、学生ヨル会議という名前にしました。

  • 4.カレッジ・カフェはどのような活動なのですか?

    「大学を超えての学問の共有がない」という問題意識からこのプロジェクトは生まれました。毎回異なるテーマを決め、そのテーマに沿ってプレゼンターにプレゼンしてもらって、その後みんなで議論する場を作っています。今まで国際協力とか教育など、学部を超える学問を扱ってきました。カレッジ・カフェのコンセプトは「同じ問題意識を持った人が集まったら何か大きなことが起きるんじゃないか」っていうことですね。国際協力って言っても、国際関係学部の学生だけが学んでいるわけじゃない。アプリを作っている人がいたり、理系の人がいたり、映像を撮っている人がいたり。そういう同じような想いを持った人たちが集まったらすごい力になるかもって。
    カレッジ・カフェも学生ヨル会議もTwitterで募集することが多いのですが、ソーシャルメディアを使って人を集めるのって面白いと思います。その面白さは誰が来るか分からないっていうところもですけど、1番の面白さは、それに興味を同じくした人だけが集まるところですね。中々そんな機会ってないと思うんですよ。同じ興味を持った者同士が集まる面白さってあるはず。みんなそれぞれ学んでいる事があって、色んな事に興味を持っていて。絶対いいものを持っているはずなんです。それが合わさったら面白いかもしれないと思い、そういう場を作りたいなと思いました。

  • 5.話は変わりますが、好きな言葉はありますか?あったら教えてください。

    好きな言葉ですか?うーん…「目的ではなく方向性を大事にする」ですね。これは僕が受けているゼミの教授からのアドバイスです。例えば、“国際協力をするために国連に入って、アフリカの問題に携わって水問題を解決する”このように細かく目的を決めることがあります。でもそれはなんだか少し狭い気がする。そうじゃなくて、“困っている誰かを助けたい”っていう方向性だけを持って、それに向かって走っていけばいいですよ、という事です。
    教授から「君は方向性は決まっているけど目的が決まってないよね。だけど、1つ1つ目的を決めたらそこにしかいけないんだ。ここからここまでが自分の方向性だと決める。そうしたら、回り道でも前には進んでいくよ。だから、その方向性を信じて進めばいい。」って言ってもらえました。これが心の支えになったというか、いま1番励みになっている言葉ですね。

  • 6.龍谷大学を選んだ理由はありますか?

    国際協力を学びたいと思っていて……でもたまたまですね。
    街並みがステキなので京都がいいなとは漠然と思ってましたが。
    今になって思うのは、学生が多く集まっていて出会いが多くていいなって。
    こういうことは高校生に伝えていけたらなって思いますね。

  • 7.休学もされていたようですが、どうして休学されたのですか?

    僕は4回生になる時に1年休学をしました。その前に就活もしていたんですが、もし将来自分の就職先が無くなったらどうするんだろう、と思うことがあって。0から何かを作ることってどれだけ大変なんだろう、自分に出来るんだろうか、っていうことを確かめてみたいなと思ったんです。休学中はカレッジ・カフェをメインにいろいろなことを学びましたね。起業についてだとか、ビジネスモデルを考えたりだとか。
    自分が0から作ったものに人が来てくれて、喜んでくれることはすごく幸せなことだと思いました。僕は、学生みんながマイプロジェクトを持っていたら素敵だなって思うんです。やりたいことを実際に形にしてみて、お客さんを呼んで、メンバーを集めて、そうすることで初めて本当に自分が何を好きなのか、はっきりすると思うんです。学生生活はちょっとでも好きだと思ったことはやってみたらいいし、嫌だったら止めて他の事をしたらいいし。いろいろ試す期間だと思うので。
    就職活動でも、これがやりたいですって“will”でしか話せないより、実際やってきてこうだった、って言った方が上手くいくと思うし。そこにリアルな体験がある方が絶対にいい。最初の1歩が難しいとは思うんですけどね。

  • 8.最後にメッセージをお願いします!

    うーん、上手く言えないですが、やっぱり「方向性を決めよう」ってことですかね。
    自分の進みたい方向というか、コンセプトがハッキリしていたら、そこに向かうまでに色んな経験を出来ると思うんです。
    それと「大事にしているものを表現してみる」ことかな。例えばなんですけど、絵を描くのが好きですごく上手な人がいたとして、そういう人って絵や描くことをすごく大事にしてると思うんですよ。だけど、そこで僕が「絵の教室してみたら」って言ったら「自信がないから・・」って。そんな風に答えちゃうことってあると思うんですけど、でもそんな風に自分の大事なものに自信をなくすのってすごくもったいないなって思うんです。大事にしていたら、何かしら繋がっていくと思うから。
    僕は何かをするとき難しく考えないで、とりあえず声をあげてみるタイプです。心配になるかもしれないですけど、みんなが支えてくれるんですよ。応援してくれる人がいたり、友達もいて。僕が出来ることは「これやろうよ!」って声をあげてみんなを集めるくらいで、「もっとこうしたらいいよ」って言ってくれる人がいたり、一緒に動いてくれる人がいたり、そういう人たちにすごく助けられているんです。だからみんなも勇気を出して声を出してみてほしい。きっと仲間が助けになってくれるはずです。

 

山川さん、お話ありがとうございました!   (写真=松下順子、文=加藤真理子)

山川勝弘 Twitter @ykatsu24
学生ヨル会議 http://www.facebook.com/yorukaigi
College cafe http://www.facebook.com/collegecafe.kyoto



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美学生プロフィールProfile

プロフィールphotos

山川 勝弘 龍谷大学 経済学部4回生

>お仕事を依頼する
生年月日
1989年5月
趣味・興味
写真・歩くこと
好きなタイプの人
子供が好きな人
将来の夢
色んな世代の人が学ぶ学校をつくりたい

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関西学院大学 4回生

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京都ノートルダム女子大学 3回生

青山学院大学 3年生

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