美学生インタビューInterview
大会を重ねて芽生えた活動への意識
大学生活の中で頑張って取り組んできたことについて教えてください。
同志社大学のインカレのアイドルコピーダンスサークル「やっぱりまかろん。」での活動です。
プロのアイドル(坂道、48グループ、ハロプロなど)の様々な曲を完コピしたり、アレンジしライブやイベントで披露したり、「UNIDOL」という大学対抗の女子大生アイドルコピーダンス大会で、全国制覇を目指して取り組んでいます。
なぜ、「やっぱりまかろん。」に加入しようと思ったんですか?
2回生の6月頃、大学に入学した時からコロナ禍で思い描いていた大学生活を送ることができていない状況に、このままでいいのかと悩んでいました。
そんな時、別のアイドルコピーダンスサークルに所属している高校時代からの友人からの紹介で、アイドルコピーダンスサークルの存在を知り、「やっぱりまかろん。」を見つけました。
昔からアイドルがすごく好きで、憧れのアイドルの曲を踊りたいと思っていたのもあって、迷うくらいならとりあえず入ってみようというくらいの気持ちで加入しました。加入してから「やっぱりまかろん。」が、「UNIDOL」という大会の関西の上位常連の強いチームであることを知りました(笑)
そうなんですね…!加入してから大変じゃなかったんですか?
活動内容や大会に対する意識など想像していた環境とは違っていて、驚いた部分はありました。
アイドルのコピーダンスサークルとは言っても、普通のダンスサークルではなく、応援してくれているファンの方々がいて、大会前には物販をし、チケットを販売するなど、お金を払って見ていただいているので、その分もしっかりとしたパフォーマンスでお返ししなければなりません。
「UNIDOL」という大会では、1チームあたり7分〜8分くらいの割り当てられた時間内に、複数の曲を組み合わせて、パフォーマンスを行います。順位は、審査員点、観客投票、オンライン観客投票の合計総得点で決まるのですが、パフォーマンスはもちろん、セットリストも勝敗に大きく関わるので、勝てるセットリストをメンバー全員で考えています。他にも、衣装制作やお金の管理など裏方を含めた全ての業務を、大会に出場するメンバー10人前後でやっているので、正直こんなに大変なのかと(笑)でも、活動に対する熱意は、大会を経験したことでどんどん変化が生まれていきました。
一番意識の変化があった大会はありますか?
昨年の10月におこなわれた、UNIDOLに出場して1年以内のメンバーだけが出場することができる「UNIDOL 2021 Fresh」という大会です。「やっぱりまかろん。」は私を含めた3人のメンバーで出場したのですが、本当に優勝を目指して一生懸命取り組みました。
自分たちでも納得のいくパフォーマンスをしたのですが、結果は3位……。悔しくてたまらなくて、「もうこんな悔しい思いをしたくない!」と、そこから活動に対する気持ちに火がつきました。
負けず嫌いなんですね。
そうなったのかもしれません(笑)私は、4期生として加入し、UNIDOLの夏の大会の関西予選で初めて出場しました。勝負事や順位付けをされる事が元々苦手だったので、大会で絶対に優勝するという熱意が不完全なまま、その大会に出場してしまいました。早着替えでは失敗をするし、納得のいくパフォーマンスはできないしでボロボロで、私の中でその大会は苦い思い出です。
後輩たちには絶対に同じ思いをしてほしくないので、活動に対する熱意をしっかり伝えて、先輩方が作り上げてきてくれた強い「やっぱりまかろん。」を引き継いでいけるように努力するようになりました。
翌年の「UNIDOL 2022 Summer 関西予選」という大会では、3期生4期生5期生で作り上げる初めてのステージだったのですが、準優勝し、全国の切符を手にすることができました!
おめでとうございます…!その大会ではどんなことを工夫したんですか?
「やっぱりまかろん。」の新体制を魅せるということです。
新入生である5期生にも私たちと同じだけステージを盛り上げてほしいと考えたので、まずは新入生のスキルを底上げすることに注力しました。なにわを意識したカッコいいコンセプトが多かったセットリストも、フレッシュさをアピールしたセットリストに拘りました。
私自身も数々の大会を通して、お客さんの心を掴むことの難しさは痛感しているので、本家のアイドルを見て表情を研究したり、別のチームの上手な人のパフォーマンスを盗んだりなど試行錯誤してるので、まだまだ成長していきたいです。
チームのこれからの活躍が楽しみです!今後の意気込みなどあったらお願いします。
先日、東京のNHKホールで開催された「UNIDOL 2022 Summer 決勝戦」で全国3位に入賞することができました。
関西のチームから入賞できたのは5年ぶりのことで、まかろんを応援してくださっている方々やOGの先輩方に、目に見える結果を持ち帰ることができたことはすごく嬉しかったですし、先輩方が創り上げてきた強い「やっぱりまかろん。」を代替わりした後も、繋げていくことができたと実感しました。
次の冬大会では審査員順位、観客票順位全て圧倒的な1位をとり全国で一番のチームになりたいと思っています。「やっぱりまかろん。」は、お客さんを楽しませるエンターテイナーでありたいと思っていて、雰囲気作りや世界観を大事にしています。お客さんを「やっぱりまかろん。」の世界に引き込むようなパフォーマンスができるよう、これからもチーム一丸となって頑張ります。
撮影会モデルにも挑戦!
サークル活動以外に何か頑張っていることはありますか?
今年の4月から「Awai photography」という撮影会の事務所に所属し、ポートレートモデルとして活動させてもらっています。毎週土日に、京阪神を中心に撮影会が開催されていて、カメラマンさんが予約してくださったところに参加するという感じです。
始めたきっかけは何だったんですか?
もともと撮影会モデルをやってみたいという気持ちがありました。でも、関西だけでも数え切れないくらい事務所がたくさんあって、どこに所属するのか決めかねていました。
そんな時に「Awai photography」を運営している「Awai Production」からスカウトしていただいたんです。Awai Productionでは撮影会だけではなく、企業や政府のPR動画なども制作していて、その動画を見た時に映像の美しさにすごく感動しました。動画には撮影会のモデルの先輩方が登場していて、私も人に感動を与えられるようなモデルになりたいと思って所属することを決めました。
実際にモデルを初めてみて、特に印象に残っている撮影会があったら教えてください。
北野天満宮での撮影会です。京都の路地で撮影してくださったんですけど、本当にお洒落でこんなとこあるんだなって新たな発見でした。
それから、私の撮影会を予約してくださるカメラマンさんは「やっぱりまかろん。」の活動から私のことを知って予約してくださることが多いんです。それももちろん嬉しいのですが、その北野天満宮の撮影会を予約してくださった方はモデルとしての私を知って予約してくださった初めてのカメラマンさんだったので、すごく嬉しくて印象に残っています。
最近ではAwai productionの取引先のゴルフ場のパンフレットのモデルをさせていただいたりなど、他の撮影会事務所では経験できないようなことに挑戦させてもらっているので充実しています。
撮影会モデルと「やっぱりまかろん。」の活動って繋がっているところがあるんですね!
そうですね。両方の活動が土日にあって、例えば前日の夜に撮影会の予約が決まると、「やっぱりまかろん。」の練習に急に行けなくなってしまうこともあります。
でも、メンバーがよく理解してくれていて両立ができているので本当に感謝しています。撮影会の活動を通して「やっぱりまかろん。」の存在を知ってもらうきっかけにもなったらいいなと思っています。
被写体モデルの活動も「やっぱりまかろん。」の活動も、どちらも手を抜かずに今後も精一杯挑戦していきたいです!