美学生インタビューInterview
応援してくれる人たちのおかげで自信を持てるようになりました
ミス東大に出場したきっかけを教えてください。
広告研究会の友達に声をかけていただいたことです。最初は「え、私が?」という感じだったんですが、母に相談したら「出てみればいいじゃん!」ってとても軽い感じで言われて(笑)自分でもよく考えてみて、ミスコンは学生時代しか経験できないし、それに出場するチャンスはこれから二度と無いだろうと思って応募することにしました。
ファイナリストに選ばれた時はどんな気持ちでしたか?
先のことが全く想像できなくて実感が湧きませんでした。でも、母に報告したら「ああ、頑張ってね!」ってまた軽い感じで言われて、そのおかげで多少気が楽になりましたね(笑)
出場することを知った周りの反応はどうでしたか?
お披露目当日まで家族以外の誰にも言っていなかったので、友達からはすごくびっくりされました。中学の同級生や何年かぶりに話す友達からもたくさん応援のメッセージをもらいました。特に、私の地元の長野県の友達から「杏奈は長野の誇りだから頑張って!」ってメッセージをもらえたのはすごく嬉しかったですね。
ミスコンに出場するにあたって不安などはありましたか?
たくさんありました。私は写真も撮られ慣れていないし、文章を書くのもそんなに得意じゃないので、ありのままの私をSNSの写真と文章だけで伝えられる自信が無くて。コロナの影響で対面でのイベントが減ってしまったので、実際にリアルで活動しているところを見ていただくことが出来ないのは少し残念です……。
ミスコン活動の中で苦労していることはありますか?
撮影の時に良い表情を作ることが難しいです。
私、本当にインドアなので、撮影でちょっと外に出て歩くだけで疲れてしまうんです。その疲れが顔に出ないように出来るだけ意識はしていますね。それと、どうしても顔が緊張してしまって、未だにカメラマンさんに表情が硬いことを指摘されてしまいます。
でも、最近は場数を踏んで、キメ顔よりも会話しながらふとした顔を撮られる方が自然で私らしい写真が撮れると気づいたんです。いつも通りの自然な表情で写って身近に感じてもらえるように、これからも表情作りは練習していきたいですね。
ミスコンに出たことで変わったことはありますか?
私はもともと自己肯定感が低くて、ちょっとでも上手くいかないことがあると「もう人生終わりだ……。」っていう風にすごく病んじゃうんです。でも、ミスコンに出てから周りの人が褒めてくれたり、私を肯定して応援してくれたりするおかげで、それがすごく支えになって最近は毎日楽しい気分でいられます!
ミスコンに出たことで自分に自信を持てたんですね。
はい、それに今までは初対面の人と仲良くなるのが本当に苦手だったんですよ。初めて他のファイナリストと会った時も身体が震えてしまって……(笑)これからやっていけるのかすごく不安だったんですけど、撮影などで色々な方と関わるうちにだんだん慣れてきて、今では心に余裕を持ってミスコンを楽しめるようになりました!
最後に今後の活動の意気込みをお願いします!
私はグランプリに繋がるかどうかに関わらず、自分に出来ることは全てに全力で取り組んでいます。
特にライブ配信でのファンの方との繋がりは本当に大事にしていて、一度リプライをくれた人は絶対に覚えるし、その方のアカウントを見てライブ配信で話題を振ったりして、対面で会うときと同じくらい大事にしています。
応援してくれている方々への感謝と私らしさを忘れないように、最後の最後まで笑顔で頑張りますので応援よろしくお願いします!
フィリピンの子どもたちに少しでも幸せになってほしいんです!
サークルなどには入っていますか?
NPO法人MISという団体に所属しています。東大の学生が中心となって運営しているNPO団体で、東南アジアを中心とした国々の視察や、そこの学生との議論を通して発見した課題を解決するために様々なプロジェクトを企画・実行するんです。私はフィリピンに関わる班の一員として活動しています。
MISに入ったきっかけはなんですか?
高校時代にフィリピンに関する課題研究をやっていて、その一環でフィリピンへ行ったんです。その時に路上やゴミ山で生活している人や、親のいない小さい子どもが物を売って一人で生計を立てている様子などショッキングな現状を目の当たりにして。
でも、1週間の滞在だけでは何も行動できなかったし、日本に帰ってきて駅前で募金活動をしたりとかはしていたんですけど、やっぱり日本にいて出来ることって限りがあるので……。
大学では現地で行動して目の前の現状を変えたり、現地の人を少しでも幸せにできたらいいなと思って、実際にフィリピンに行って活動できるMISに入りました。
具体的にどんな活動をしているんですか?
東南アジアで現地の学生とともに、課題解決プロジェクトをおこなっています。国ごとに解決する課題は全く違っていて、私の所属するフィリピンチームでは、特に教育問題に力を入れています。例えば、昨年は通訳の方に協力していただいて現地の子どもたちと一緒に歯科衛生教育のワークショップをおこないました。
歯ブラシを配って歯の磨き方を教えたんですけど、タガログ語しか話せない子どもたちが見ず知らずの私たちの説明を必死に聞こうとしてくれて。今でも歯磨きは続けてくれているみたいで、そういう子どもたちが少しでも健康に、幸せに育ってほしいと強く思いました。
貴重な体験になったんですね。
はい、現地の子どもたちとの触れ合い自体が私のやりがいとなっています。国も年齢も言葉も違う子どもたちと同じ時間を共有できることは楽しいし、協力してくれる現地の大人も私たちと仲良くしてくれて、日本に遊びに来てくれたこともあるんですよ。そういう関係性が築けることが素晴らしいですね。
コロナの影響で国外への移動が制限される中で、今後はどのような活動をしていきますか?
団体としては今後どのような活動をしようか悩んでいるところですが、私個人としては日本だけでなく世界中を巻き込んだ大きなコミュニティになったらいいなって思います。
私は今、MIS広報部門の幹部をやっていて、SNSを更新したりホームページの改善をしたりしているので、SNSなどで現地の人たちとの交流を絶やさずに、今後に向けてより良い関係を築いていきたいです。
また、私たちは国際交流ではなく課題解決を目的としている団体なので、コロナが収まった後にはただ現地に行くだけでなく、自分たちでプロジェクトを企画して最後までやり切ることで課題解決のスキルを磨いていきたいです。