美学生インタビューInterview
フォロワー数の伸びを追うのが気持ちいいんです!
ミス東大に出場したきっかけを教えてください。
私は高校生の時からミスコンに興味があって、いつか出たいと思っていました。でも、東大に入ると周りの東大生はみんな私より頭も良くて容姿も整っていて、そういう子たちと自分を比較してしまって全ての自信を失ったんです。
そんな中で私の取り柄ってなんだろうってみると、私は服が好きだったので、「あ、服でなら私でも渡り合えるな。」と思って。それからアパレルのインターンも始めて、幸いにも仕事を通して実力を認めてもらって自信を取り戻すことができたんです。
それで「今ならいける!」と思ってミスコンにチャレンジすることを決めました。
実際に出場してみてどうですか?
想像以上にSNS、特にTwitterに注目していただいています!
私も最初はどうキャラ作りをして良いか分からずに普通にミスコンっぽいことを発信していたんですけど、全然フォロワーが増えなかったんですよ。
インターン先でそのことを相談したら「本当にグランプリを獲りたいならありのままの自分を出して他の人と違うことをやった方が良いよ。」って言われて。私だけが発信できることってなんだろう?って考えた時に、思い浮かんだのが酒・タバコのことだったり、出会い系アプリや恋愛についてのことだったんです。
それでミスコンっぽい投稿をやめて、思い切ってそういう内容を発信してみたら、それ以降すごい勢いでフォロワーが増えていきましたね。
報告があります。
わたしは今までキャラ作ってました。
こっから本気で行きます。
根本の「素」魅せます。
楽しみにしててください。
— ミス東大No.3ねもっちゃん(根本朱里) (@miss03todai2020) July 12, 2020
シーシャきめてきた、冷静に楽しい pic.twitter.com/1MAFnaTiZl
— ミス東大No.3ねもっちゃん(根本朱里) (@miss03todai2020) July 12, 2020
若手ベンチャー企業家みたいな感出してますがティンダーについて熱く語ってます pic.twitter.com/VGVA5uOome
— ミス東大No.3ねもっちゃん(根本朱里) (@miss03todai2020) August 16, 2020
投稿に対してはどのような反応がありましたか?
最初に方向転換した時は、「下品できもい。」とか「ミス東大じゃなくてミスった東大だね。」みたいな批判の声もたくさんありました。ちょっと落ち込んだんですけど、それでも自分らしさを貫いていたら最近は好意的な反応が増えてきたんです(笑)
この間、朝日新聞の『かがみよかがみ』というメディアに特集していただいた記事にはかなり反響があったんですけど、これにはアンチが1件も来なかったんです!「ねもっちゃんらしくて良いね。」みたいな応援のコメントばかりで、自分らしく発信し続けていて良かったなって思いましたね。
あえてミスコンらしくない投稿をしたことが功を奏したんですね!
私は数字を追うことが大好きなので、Twitterでバズを狙ってツイートするうちにフォロワー数がどんどん増えていったのはとても気持ちが良かったです。
色々なミスコン出場者をフォローしているんですけど、みんな同じようなツイートが多いんですよ。その中でいかに他の人と違う面白いツイートをしようかと毎日ネタを考えるのは本当に楽しいです!
勉強しかしてこなかった激ダサ女子大生が服に全フリした結果 pic.twitter.com/wJRAkz42Sh
— ミス東大No.3ねもっちゃん(根本朱里) (@miss03todai2020) August 19, 2020
ミスコンに出て内面的に変わったことはありますか?
テレビなどに出ている人の悪口を絶対に言わないようになりました。
今までは悪意とか全くなしに「なんかこの人老けたよね。」とか軽々しく言ってたんですけど、ミスコンに出て自分が表に立つようになると、そうやって無神経に言われる一言がグサッと来ることが分かるようになったんです。だから、自分は絶対に表に立つ人に対して否定的なことを言わないようにしています。
最後にミスコン本番に向けて意気込みを聞かせてください!
もちろん出たからにはグランプリを獲りたいんですけど、私がミスコンに出ている意義は「ミスコンはこうだ」「東大女子はこうだ」みたいな固定概念を変えられることかなと思っていて。なのでこれからも「え?」って思われるようなことをやり続けて、固定観念をぶっ壊したいですね(笑)
最後まで自分を貫いて、見ていて面白いことをたくさんしようと思うので、これからもぜひ注目していてください!
アパレルのインターンが私の人生を変えてくれました
先ほどアパレルのインターンをしていたというお話がありましたが、始めたきっかけは?
私、古着が好きなんですよ。古着ってほとんど一点物なので、他の人と被らないし個性が出せるんです。
それでインスタグラムの「古着女子」という古着コーデまとめのようアカウントをずっとフォローしていたら、そのアカウントを運営する株式会社yutoriの「古着女子の運営メンバー募集します!」という求人を見つけて、すぐに応募したところ採用していただきました。
どんな仕事をしていたんですか?
始めた時は「古着女子」のアカウントをずっと運用していました。インスタグラムでオシャレな人を探してリポスト(他のユーザーの投稿を自分のタイムラインに再投稿すること)していたんですけど、自分の好きなことなので全く苦にならなくて。
ずっと運用していたらフォロワー数が伸びてきたので、その知名度を活かして『9090』という古着通販サイトをプロデュースすることになり、私も関わることになりました。
そこではどんな仕事をしていたんですか?
最初は服を畳んだり発送したりという雑用をしていたんですが、ある日社員さんから「どうやったら『9090』での売り上げが伸びるか考えてごらん。」って言われて。色々な施策を考えて、ユーザーの目に触れるようにタイムラインを3回とストーリーを10回以上毎日コツコツ投稿したり、服を組み合わせてセットにして販売したりしました。
自分の実力がそのまま売上として反映されていたのでめちゃくちゃ楽しかったし、なんとか結果を出したらそれを評価していただいて、雑用から『9090』運営の一番上のポジションを任せていただくことができたんです!
インターンを通してどんなものを得られましたか?
数えきれないくらいありますね。まず、仕事を通してモデルさんやカメラマンさん、会社の方、取引先の方など本当に色々な方々と関わる機会があって、今まで以上にコミュニケーション能力が身についたと思います。それに、仕事で認めていただいて重要なポジションを任せていただいたことで自分に自信がついて、ミスコンに出場するきっかけにもなりました。
ユーザーを飽きさせないでいかに楽しませるか、という仕事で培った姿勢はミスコンにも共通しているので本当に今に活きています。yutoriでのインターンの経験は、冗談抜きで私の人生を変えてくれました。