【浴衣美女特集2025】小杉怜子（青山学院大学）

2年ぶりのあの浴衣！この夏は“自然界隈”を満喫したい

今回、この浴衣を選んだ理由を教えてください。

実はこれ、以前、私がレギュラー出演していたテレビ番組『オールナイトフジコ』の浴衣企画で着たものなんですよ。2年ぶりに袖を通したんですけど、気付いてくれたファンの方はいたかな？

その日の生放送は出演者の衣装が自前の「浴衣」という決まりでした。そのためにお気に入りの浴衣を買って、着付けサロンも予約して、“可愛さ全開”のスタイルに仕上げてもらいました。

私なりのコーディネートテーマは「七五三」でした（笑）私だけ目立つ色の浴衣を着ていたので、オズワルドの伊藤さんに「小梅ちゃんみたいだね！」って言ってもらえたり、メインMCの佐久間さんに「センターの色」って言われたのがすごく嬉しかったのを覚えています。

あの時以降、なかなか着る機会がなかったので、今回、美学生図鑑さんの特集で着ることができて良かったです！

ちなみに、この髪飾りと帯締めは母の手作りで、当時の私のメンバーカラー（ピンク）なところがお気に入りです！

普段、浴衣はあまり着ないんですか？

そうですね。モデルのお仕事で浴衣を着ることはあっても、プライベートで着る機会はほとんどありません。夏祭りに行くことはあるんですけど、準備とか着付けはちょっと大変で（笑）着たい気持ちはあるんですけど……。

意外ですね。SNS映えを狙って浴衣姿でお祭りに行く人も多いと思いますが。

先日、中学生の時ぶりに地元の夏祭りに行ったんですけど、その時も普通の格好でした！

本当に久しぶりだったのですごく感慨深い気持ちになって、当時の自分と同じくらいの年齢の子たちを眺めながら、「自分もこんな感じだったな〜」ってしみじみしちゃって。屋台にも立ち寄らず、ただただお祭りの様子を観察して「うふふ」って気持ちで帰りました（笑）

お祭りの雰囲気を満喫したんですね！では、今年の夏はどんな風に過ごしたいですか？

「自然界隈」って、ご存知ですか？最近、SNSを中心に若者の間でトレンドになっている言葉で、山や川など自然のたくさんある場所に行って楽しむことを指します。

私も緑に囲まれた場所が大好きなので、グランピングに行ったり、冷たい川に足をつけてキャッキャしたりしたいなって思っています。

自然を好きになったきっかけはありますか？

私は大学で子どもの活動支援などについて学んでいるんですけど、授業の一環で「冒険遊び場（プレーパーク）」という場所へ実習に行く機会があったんです。

冒険遊び場は「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、子どもたちが創意工夫しながら遊びを生み出し、自然との触れ合いの中で生きる力を育むことを目的として作られた場所です。全国にいくつかあるんですけど、私が訪れたのは木々に囲まれた森みたいな所で、そこで子どもたちと一緒にアスレチックを楽しみました。

最初は虫にも刺されるし、「もう無理〜！（泣）」って感じだったんですけど、子どもたちと遊んでいるうちにどんどん楽しくなってきちゃって！土で汚れることも気にならないくらい、童心に帰ってはしゃいでいました。それがきっかけで自然に触れる楽しさに目覚めたんだと思います！

フジコーズを卒業！気になる今後の進路は？

今年3月、『オールナイトフジコ』番組終了に伴い、フジコーズを卒業した小杉さん。改めて2年間の活動を振り返って、感想を聞かせてください。

番組出演のお話をいただいた時は、毎週ただ黙って座っているだけのひな壇女子大生くらいの気持ちでした。なのに半年後、まさか自分がいきなりアイドルとしてデビューするなんてまったく想像していませんでした！実感がわく暇もなく、あれよあれよという間にいろんなことが進んでいって、目まぐるしく日常が変わっていく毎日でした。

気付いたらFNS歌謡祭でデビューして、ステージに立って歌って踊って手を振っていて、ずっと驚きの連続でした。でも、その一つ一つの瞬間が本当にキラキラしていて、気づけば笑顔が止まらないくらい楽しい時間でした。

アイドルとして活動できたことは、人生において本当に貴重な経験だったなと感じています。フジコーズがなかったら、こんなにたくさんのファンの皆さんと直接顔を合わせてお話する機会もなかったと思うし、応援してくれる人たちの大切さに気付けたという意味でも、本当にありがたい経験でした。

アイドルグループのセンターを務めさせていただいたことも、忘れられない経験です。卒業する時、「こすこがセンターで良かったよ」とたくさんの方々が言ってくださいました（こすこは私の愛称です）。頑張ってきて良かったと心から思いました。

フジコーズの活動の中で一番の思い出は何ですか？

一番って言われるとすごく難しいんですけど……やっぱりファンの皆さんに出会えたことが一番の思い出かな。SNSでしかやり取りのなかったファンの方と直接お会いして、顔を見て、お名前を知って、「本当に存在してくれてるんだ！」って実感した時の衝撃は今でも忘れられません。ファンの皆さんと接していた時間が、アイドル活動の中で一番輝いていた瞬間だったなと感じています。

テレビ出演やイベントではなく、ファンの方との交流が一番の思い出というのが小杉さんらしいですね。そのファンの方との一体感は、どのようにして生まれたのでしょうか？

「類は友を呼ぶ」ってよく言いますけど、本当にそんな感じで、私のファンの方には私と似たタイプの方がたくさんいらっしゃるんです。例えば、私が「ポケモンが好き」と言うと、「自分も好きです！」とか「今度、アニメ見てみます！」って共感してくださる方が多くて、趣味が合うというか、自然と同じものを好きになってくれるんですよね。

そして何より、私のファンの方々ってめちゃくちゃ優しいんです！私がちょっと落ち込んだり、傷ついたりすると、私以上に心を痛めてくれるんですよ。それってもう、“愛”じゃないですか。私が喜んだら一緒に喜んでくれるし、悲んだら一緒に悲しんでくれる。「守ってくれているな」と感じることがよくあって、そんな温かい存在がいることに心から感謝しています。

素敵な絆ですね！フジコーズの卒業生の中には芸能の道へ進んだ方も多くいます。小杉さんは現在4年生ですが、大学卒業後の進路についてはどのように考えていますか？

私はもともと目立ちたいタイプではなかったし、芸能人になりたいなんて全く思っていませんでした。オールナイトフジコに出演することになっても当初は普通に就活して普通に就職するつもりでいました。

でも、『オールナイトフジコ』が突然番組終了となり、アイドルグループフジコーズもそれと同時に解散、活動終了と告げられ、「はい、じゃあ私も大学を卒業したら活動を終了します」っていうのは、なんか違うなって。私自身も不完全燃焼だったし、きっと応援してくださっていた皆さんもそう感じていたと思うんです。「大学卒業」イコール「アイドルグループフジコーズ卒業」と言われていたのに、見えていたゴールの途中で突然走るのを止められてしまった気持ちでした。

フジコーズでもそれ以外でもたくさんの経験を積ませていただきました。どれも私には輝いていた瞬間でしたし、これからもそのような時間や経験を重ねていきたいと強く思いました。誰かに応援される喜びも、誰かを応援する充実感も知ることができました。ファンの皆さんへの恩返しの意味も込めて、大学卒業後も引き続きタレント活動やモデル活動を頑張っていきたいと思っています。『オールナイトフジコ』以外にも続けたいお仕事がありましたし、さまざまなお仕事を通じて本当に素敵な方々にも出会いました。その方々にも「この子とお仕事できて良かった」と思っていただけるよう、これからも頑張りたいです。

こんな道に進むなんて、中学高校時代の自分に言ってもきっと信じてもらえないだろうな（笑）それくらい、人生が大きく変わりました！

最後に、今後の目標を教えてください。

一番の目標は、大好きなポケモンの番組に出演することです！これはもうゴールというか、「これができたら最高！」っていうくらい、心の中で掲げている大きな夢です。

ポケモンに限らず、私はゲームやアニメが大好きなので、「サブカル好き」として知られる存在になれたら嬉しいです。ゲームのイベントとかにも呼んでもらえるようになりたいですね。趣味を仕事として形にしていくことを目標に、これからも頑張っていきます！