美学生インタビューInterview
努力した上で「1位」にこだわりたい
ミスコンに出場したきっかけを教えてください。
中央大学の附属高校に通っていたので、もともとミス中央には興味があったんです。昨年も応募しようか悩んだんですが、オンラインでのミスコン開催ってどうなるんだろう?と不安があって「来年もあるから」と応募をやめてしまいました。
今年もコロナ禍での開催になってしまって応募するかは締め切りの日まで悩みましたね。でも、去年の様子を見て「オンラインでも得られるものはたくさんあるだろう」と思って応募を決めました。
ギリギリまで悩んだんですね。
締め切り最終日に応募したので写真も慌てて撮ったんです。その日はサークルの練習があったので練習着のままで、同じサークルでミスターに出場している高尾昇吾とお互いに撮り合いました。締め切りが迫っていたので細かいところまでこだわらず、とにかく撮影しなきゃ!って感じでしたね。
ミスコンの活動に対して不安はありませんでしたか?
去年や一昨年のミスコンに出ていた友達からは「泣きそうなくらい大変」と言われてたので身構えていたんですけど、楽観的な性格なこともあって楽しむことができています。
大変と聞いた上でそれでも挑戦したのはどうしてですか?
今まで何かで1位になれたこともがなければ、そこまでの努力をしたこともなかったんです。1位にこだわりがなかったし学生のうちにやりたいこともありませんでした。
そんな中、ミスコンはみんなが当たり前に努力している中でさらに努力しないとグランプリになれないと思うので挑戦したいと思いました。グランプリになりたいという気持ちはとても強いです。でも、簡単に手に入れた1番は価値が高くないと感じるので努力し続けて1番になりたいですね。
応募時と比べて変わったところはありますか?
めっちゃ変わりました!まず大きく変わったのは髪型ですね。ミスコンの選考結果が発表される2日前くらいにショートにしました。
夏だし髪を切りたいなとは思っていたんですけどこんなに短くするつもりはなかったんです。でも、ミスコンに出れるのであればイメチェンしたいと思ってばっさり切っちゃいました。人生初のショートだったんですけど想像以上に似合っていて良かったです。
初めてのショートなんですね、とても似合っています!
ありがとうございます!ショートにした時は前髪はなかったんですけど、ミスコンが始まって1か月経ったくらいの時に作りました。インスタグラムで有名な美容師さんの投稿を見てこの方に切ってもらいたいなと思って。
そうだったんですね!髪型以外に変わったところはありますか?
スキンケアをちゃんとやるようになりました。前までは化粧を落とさないで寝てしまうこともあったんですけど、ミスコンが始まってからは必ず落とすようになりましたね。
化粧を落とさないまま寝るとは、意外です!
疲れたときはそのまま寝ちゃってました(笑)あとは化粧水、乳液、美容液もちゃんと使うようになりました。もともとズボラだったのでスキンケアもさぼりがちだったんです。これまでの人生でパックなんてしたことなかったのにミスコンに出場してから使うようになりました!お陰で肌はだいぶ改善されたと思います。化粧のりも良くなりました。
あと食に対する意識が変わりました。野菜をたくさん食べる習慣が身につきましたね。野菜を食べるようになったら自然と体重も落ちたんです。
野菜を食べることはやっぱり大事なんですね。
そうですね!今は朝はグリーンスムージーを飲んだり、ジャンクフードをなるべく食べないようにしています。でも、食べたいときは思い切り食べてます!
内面の変化はどうでしょうか?
美意識や人に見られる意識を持つようになったくらいで、あとは大きく変わっていないですね。内面よりも生活や習慣がガラッと変わりました。
特にSNSを見る時間が圧倒的に増えました。私はインスタグラムに力を入れていて毎日投稿しています。ミスコンが始まる前はSNSの投稿をあまりしていなかったので毎日投稿することが辛いと感じるときもあるんですけど、頑張った分だけフォロワーが増えるとすごく嬉しいですね。大変だからこそ結果が伴うと嬉しいしもっと頑張ろうって思えます。
では、ファイナルイベントに向けて意気込みを聞かせてください。
今まで通りコツコツと頑張りたいです。「バズらせたい」って気持ちもあるけれど、それよりも継続的な努力で投票してもらったり応援してくれる方を増やしていきたいです!
囲碁で全国大会に出場!
趣味は何ですか?
囲碁です。祖父がやっていたので幼少期から触れてはいたんですけど、本格的に習い始めたのは小学1年生の時です。学校から帰ったらランドセルを放り投げてすぐに囲碁教室に向かう生活を送っていました。その時は習うというより公園に遊びに行くような感覚で毎日通っていましたね。
それから、小学2年生くらいの時には囲碁の大会に出始めました。大会は階級が同じ人同士で戦うものがあって級が低くても低い人同士で戦えるんです。
小学生の頃から頻繁に大会に出ていたんですね。級ごとということは年が離れた人と戦うこともあったんですか?
はい、ありました。私は小学6年生の時は3段だったんですけど、3段となると同年代の小中学生よりお年寄りの方と打つ方が多かったですね。側から見たら孫とおじいちゃんが打ってるように見えたと思います(笑)
小学4年生の時には初めて全国大会に出て、それから約4年間連続で出場しました。団体戦と個人戦があって小学5年生の時に出た団体戦では全国5位になったことがあります。
全国大会に出るほどの腕前だったんですね!
今、ミスコンを全力で頑張りたいと思っている気持ちと同じように、小学生の時は囲碁をめちゃくちゃ頑張っていました。
でも、全国大会を目指せるレベルになってから伸び悩んでしまって……。級の時は順調に上がれていたんですけど段に昇格してからはいくら勝っても上がらなくなってしまったんです。その時は泣きながら打っていましたね。
勝っても段は上がらないことがあるんですか?
級が低いときは一勝でもすれば上がれます。でも、初段以上になると何回か連勝しないと上がれないんです。結構厳しい世界なんですよ。
そんなに厳しいなんて知りませんでした。伸び悩んだときにどうやって乗り越えたんですか?
その時は自ら進んで打ち込む姿勢ではなかったですね。母にやりなさいって言われて渋々やっていました。辞めたいって思いもあったんですけど、でも勝てたらやっぱり嬉しかったので続けていましたね。
今は何段を持っているんですか?
最終的には五段になったんですけど、最近はあまりやっていないので実力的には三段か四段くらいだと思います。習っていたのは中学生までで高校生になってからは習っていた囲碁教室にたまに教えに行って小学生と一緒にやったりしていました。
囲碁をやっていて良かったと感じることはありますか?
一番は集中力が鍛えられたことですね。一局1時間かかることがざらにあって、1時間以上正座して打つので足がものすごく痺れるんです。それを1日に3、4局やるので模試みたいに時間がかかるんです。小学生の時から長時間集中力が必要な場面を過ごしたこともあって勉強ものめり込んだらずっと集中できるようになりました。
あとは先を読む力もついたと思います。囲碁は「自分がこう打ったら相手はこう打ってそしたら今度は……」という風に先のことを考えながら進めるので生活でも自然と先を読んでいます。囲碁で培った先を読む力が今ではスケジュール管理に活かされています(笑)