美学生インタビューInterview
『出会いを大切にしてチャンスがあれば飛び込めばいい』
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1.自己紹介をお願いします。
同志社大学 文化情報学部の新3回生です。
今はMC(Master of Ceremony)をやっています。それとダンススクールにも通って、ロックダンスもやっています。1回生から始めました。1回生みんなでひとつのショーを作り上げて、全国大会(一回生の部)で優勝しました。一ヶ月、二ヶ月の間、朝から晩までずっと練習していましたね。 -
2.ともさんが将来、目指していることはありますか?
まだわかりませんが、最近、アナウンススクールに通い始めました。ラジオの番組を作ってみよう!といった授業があるのですが楽しいです。もちろん、発声練習とか腹式呼吸の練習などもきちんとします。特に決められた期間通うのではなく、上手になったら卒業という形になります。スクールに所属してお仕事をもらっている人もいます。自分がどうするかはまだ考えていません。
それと、今、2ヶ月目なのですが、家電量販店の商品PRのバイトもしています。毎回商品は違いますが、この間はソーラーパネルを売りました。でも全然売れませんでした(笑)半年で数台というレベルです。PRして商品が売れたときは褒められました(笑) -
3. 声の仕事に興味を持ちだしたのはいつごろからですか?
きっかけはすごく単純なのですが、小学校の時に集会ってあるじゃないですか。当時、私は集会委員をしていて、クリスマスパーティの時などで全校生徒の前でしゃべるっていう。それが、めっちゃ楽しかったんですよ!みんなの前でしゃべるっていうこと、それ自体が楽しかったんです。
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4.どういうところが楽しいと感じますか?
以前、WorldShift KOBEというイベントがあったのですが、その時に野外フェスのMCとして参加させて頂きました。初めてだったので出来としてはボロボロだったのですが、(プレイベントでは、緊張しすぎてロボットみたいと言われたそうです。)野外だったということもあってか、お客さんもアーティストの方もすごく楽しそうで、それを私がマイクで進行するという、そんな一つの空間を作り上げることがすごく楽しいと感じました。(本番のイベントを)進行している途中で涙が出てきたんですよ。空間にいる人の笑顔を見ることが楽しすぎて。こういう仕事ができたら天職だなって思えるようになりました。
あと、私が思っていることですが、TVの方が見ている人が多い分影響力は強いと思いますが、司会=アナウンサーと言うことではなくて、カメラに向かって言うというよりは、会場を盛り上げる方が私には向いているかな、楽しいかなと思っています。でも、そう思いながらアナウンススクールに通ったのですが、声を学ぶにつれて、もっともっとがんばりたいなって思ってきたので、将来の方向性はまだ決まっていません。 -
5.どうして今の学校と学部を選ばれましたか?
私の通っていた高校が特殊で、国公立しか受けてはいけないという……。すごい進学校でした。違う学校を受けたのですが無理で。それで今のところしか受けていなかったので、そのまま入学しました。あと、私の親がどちらも科学者なので理工学部を選びました。私もバリバリの理系なんですよ。一番好きな教科が物理なんです(笑)
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6.同志社の文化情報学部はどんな学部ですか?
理系と文系の融合のようなイメージで、パソコンを学ぶ、統計を勉強している学部です。Rコマンダーというソフトを使っています。ものすごくマイナーなソフトです。でも、何をやっているかいまいちよくわからなくて(笑)
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7.夢に向かっている中で、困っていることはありますか?
今……ですね。私、何がしたいのかなって。傍から見れば動いているように見えるかもしれないですけど。前には進んでいると思いますが、何がやりたいかわからないんですよ。話す仕事が良いとは思っていますけど……。うーん。漠然としているので、それを突き進めている感じですね。
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8.前に進むために、目標に到達するために何か工夫していることはありますか?
前まではチャレンジ精神がなかったんですよ。でも、WorldShift KOBEに出させて頂いたおかげですね。最初、スタッフの人にMCをやってみたらって誘われたのですが、一度お断りしたんですね。スタッフがみんなで一個のイベントを作り上げてきたのは知っていたので、それを当日急に参加して、私が壊すことはできないじゃないですか。だから私、できませんって断ったんですよ。でも、スタッフの方が、応援しているからやってみよう!ってすごく熱心に言って下さって……。で、実際にやってみると、そこから前に進んでいるから……。チャレンジしてみて、気付くことっていっぱいあると思います。とりあえず、やってみようと。何か違うなって思ったら、止めたっていいんだって。今の私の行動する上では重要なキーワードですね。
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9.最後に何か始めようとしている読者の方に一言お願いします。
きっかけがない…というのはまさに一年前の私だったんですよ。漠然とアナウンサーになりたいというのはありましたけど、なるために何もしていなかったんです。で、とある人に全部相談してみたんです。生い立ちから、今、何をやっていいかわからないと言う事も。その人はすごく人脈が広いので、ワールドシフトのきっかけを与えてくれました。だから、出会いを大切にして、色んな人と話をするべきだし、そうするとチャンスも舞い降りるし、そこで自分が頑張って行動したら前には進むと思うんです。やっていく中で、これは違うって言うのが見つかれば前には進めるし、これがしたかった!というのが見つかればそれは尚さら良いし。
出会いを大切にしてチャンスがあれば飛び込めばいいかなと思います。
ともさん、お話ありがとうございました! (写真=松下美貴、文=堺達朗)