美学生インタビューInterview
リボン
龍谷コンテスト2023グランプリの冨永怜ちゃんが大人可愛い浴衣姿で再登場!
コンテストをきっかけに“挑戦する力”が身についたという怜ちゃんは、TVリポーターや今宮戎神社の福娘にもチャレンジ。最近は、憧れだったウエディングモデルの仕事も叶えられたそう!
今年もフィリピンのスタディツアーに参加します!
今回の浴衣のポイントを教えてください。
普段は肌が白く見える淡い寒色系の浴衣を選ぶことが多いんです。でも今回は、普段着ないようなものに挑戦してみたくて、ピンクの浴衣を選びました。甘くなりすぎないように、帯は白にして大人っぽさを出しつつ、チュールを使って華やかさも加えています。帯締めにはくすみグリーンを選んでアクセントにして、落ち着いた雰囲気にまとまるように工夫しました。髪飾りは白で統一して、全体のバランスを意識しています。
普段の自分とは違ってちょっと可愛らしい雰囲気になったんですけど、鏡で見たら意外と馴染んでいて、「これからもこういう色に挑戦していけそうだな」と思えました!
浴衣にまつわる思い出はありますか?
お姉ちゃんが着付けができるので、毎年着付けをしてもらって一緒に奈良の燈花会(とうかえ)に行くのが恒例です。その年によって姉妹で浴衣を交換したりして楽しんでいます。
燈花会ってどんなイベントなんですか?
奈良公園一帯で毎年8月上旬に開催されているイベントで、地面にたくさんのろうそくが並べられていて、夜になるとその灯りがとても幻想的で綺麗なんです。大きなお祭りほど混雑しないので、ゆったりと雰囲気を味わえるのが魅力です。
今年の夏はどんな風に過ごす予定ですか?
9月に1週間ほどフィリピンに行く予定です。2回生の時から参加している「NPO法人DEAR ME」というボランティア団体のスタディツアーで、今回で4回目の渡航です。
どんなボランティア団体なんですか?
ファッションを通して社会課題の解決を目指している団体で、フィリピンの貧困地区に暮らす子どもたちがモデルとなるファッションショーを現地で開催しています。
スタディツアーではその準備として、ショーに出演してもらう子どもたちに会いに行きます。子どもたちとアクティビティを楽しんだり、ショーで着たい服を一緒に考えてイラストにするなど、交流を深めることが目的です。
過去に3回訪れたとのことですが、現地の印象はどうでしたか?
いくつかの地域を訪れましたが、ある場所では地面がぬかるんでいたり、一面にゴミが広がっていたり、建物も日本のようにしっかりしたものではなく衝撃を受けました。教科書やニュースでしか聞いたことのなかった現実を目の当たりにして、言葉にならない気持ちになりましたね。
ただ、子どもたちは本当に元気で、笑顔いっぱいで、人懐っこくて。貧困地区だということを忘れてしまうくらい、楽しそうに歌ったり踊ったりしているんです。貧困=かわいそうという固定観念が覆されて、そういった意味でもとても衝撃を受けました。
スタディツアーを通じて、冨永さん自身の意識に変化はありましたか?
団体の活動だけでなく一人の人間としても、もっと多くの人に手を伸ばせるような存在になりたいと思うようになりました。支援の届かない人や見過ごされている人たちにも気付けるようになりたいし、そうした人たちのために何かアクションできる自分でありたいと思います。もっといろんなことを学んで、視野を広げていきたいですね。
リポーターに福娘にウエディングモデルも!“挑戦する力”で憧れを叶える
龍谷コンテスト2023でグランプリを受賞してから、2年が経とうとしています。コンテストに出て、ご自身の中で変わったことや成長したと感じる部分はありますか?

「オープンキャンパスで高校生に学部の魅力を発信!龍谷コンテスト2023グランプリの美女」(2024年2月掲載)
やりたいことに対して「無理かも」とか「どうしよう」と悩むよりも、一旦やってみよう!と思えるようになったことは大きな変化だと思います。行動力というか、挑戦する力がすごく身についたなと感じています。
もともとは周りの目を気にして遠慮しがちな性格だったんです。それが、少しでも興味があるならやってみよう、と自分の気持ちに素直に動けるようになりました。今宮戎神社の福娘に応募したのもそうですし、ミスコンがきっかけでリポーターのお仕事をさせていただいたのも、自分にとっては大きな挑戦でしたね。
リポーターって、どんなことをしたんですか?
MBSの『イマドキめくる!?』という番組で、ミスコン出身の女子大生がロケに行って、最新のエンタメやグルメなどをリポートするという内容です。私は高島屋の物産展や神戸須磨シーワールド、兵庫県猪名川町の民家などを取材しました。
冨永さんはアナウンサー志望でもないですし、リポートのお仕事は難しかったのでは?
そうなんです。私自身、リポートなんてまったく自信がなかったし、向いてないと思っていました。でも、お誘いをいただいて「一旦やってみよう」と挑戦してみたんです。
オンエアされた映像を見てみると、「全然話せてないな」とか「もっと伝えられたはずなのに」と反省することばかりでした。でも、その反省を次回に活かそうと思って取り組むうちにだんだんと改善されて、自分の言葉で上手く伝えられたと思えた部分が放送で使ってもらえた時は本当に嬉しかったです!
見ている人を飽きさせない話し方や、言葉の引き出し方など、スタッフの方からもたくさんのことを教えていただきました。知らない世界に飛び込むことも楽しいなと感じましたね。
挑戦してみることって大切ですね!今宮戎神社の福娘は何がきっかけで応募したんですか?
以前、龍谷大学とZOZOTOWNがコラボしたアパレル商品を販売する企画があって、そのモデルを務めたことがあったんです。その時に一緒になったのが、その年の今宮戎神社の福娘代表の三木優花さんで、そこで福娘の存在を知っていつか自分も挑戦してみたいと思っていました。
選考ではどんな自己PRをしましたか?
私は酸っぱい物が得意なので、ステージ上にレモンを持ち込んでその場で食べて、「どんなときでも笑顔でご奉仕できます!」とアピールしました(笑)
候補者はみんな「どこから集めたんだろう?」って思うくらい可愛い人ばかりだったので、私なんかが選ばれるのかなって不安もあったんですけど、無事選んでいただくことができて光栄でした。
福娘はアナウンサーや芸能界を目指す人も多いですが、そういった点で刺激を受けたことはありましたか?
すごく刺激を受けました。既に事務所に所属している方もいましたし、同じように夢や目標に向かって努力している人たちが身近にいるという環境が、自分にとっても「もっと頑張ろう」「もっと挑戦していかなきゃ」と思うきっかけになりました。
そういえば、冨永さんは前回のインタビューで、ウエディングモデルをやってみたいと話していましたよね。その後、そういった機会はありましたか?
今年の春に、ついにウエディングモデルをさせていただくことが叶いました!
インスタグラムで依頼のDMを頂いたんですけど、SNSで私のことを見つけてくださったのかな?と思ったら、実はそのウエディング会社でアルバイトをしていたのが龍谷大学の学生で、「誰かいいモデルさんいない?」という話になった時に私の名前を挙げてくれたそうなんです!直接の知り合いではなかったのですが、ミスコンに出ていたことで知ってくださっていたみたいでめちゃくちゃ嬉しかったです。
撮影はどうでしたか?
ガーデンレストランでウエディングパーティーを模した撮影をしました。新郎役や参列者役の方もいて、最初はドキドキだったんですけど、すごく楽しかったです!
これまではサロンモデルなど1人で写る経験がほとんどだったので、複数人での撮影は新鮮で難しくもありました。でも、スタッフの皆さんがとても盛り上げてくださったおかげで緊張よりも楽しさが勝ちましたし、「もっとこういう撮影をやってみたい!」と思いました。
今後も撮影の仕事や表舞台での活動は続けていく予定ですか?
はい。自分には無理だと思っていたアパレルモデルやリポーターといったお仕事に挑戦できている今の環境がとても有り難いですし、夢だと思っていたことが少しずつ実現しているのが本当に楽しいんですよね。
これからも一つ一つのご縁を大切にしながら、活躍できる場を増やしていけるよう頑張っていきます!
美学生プロフィールProfile
担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer
