美学生インタビューInterview
第一志望の学部に現役合格!京大受験までの道のり
京都大学の農学部食料環境経済学科に進学した理由を教えてください。
通っていた高校がみんな京大を目指そうって感じの雰囲気で、自分も目指してみようと思いました。
学科に関しては、私は数学が得意だったので理系だったのですが、将来、研究者になりたいわけでもなかったので、理系だけど文系要素もあるところを選びました。食料環境経済学科は環境や経済的な視点など、農業について文系的な目線で考えるところに惹かれましたね。
頭のいい高校に通っていたんですね!
小中高一貫の学校に通っていたのですが、学校の雰囲気が合わなくて高校進学のタイミングで転校したんです。親に別の高校に行きたいことを伝えると、「エスカレーターで進学できるのにわざわざ高校受験をするんだから、一番頭のいい高校じゃないと駄目。」と言われたので、中3の夏から塾に通って猛勉強を始めました。
そんな経緯があったんですね。高校はどうでしたか?
めっちゃ楽しかったです!頭のかしこい人が多いから、休み時間にも雑談じゃなくて数学の話をする子もいたりして、でも、みんな平和な雰囲気で過ごしやすい環境でした。
一方で勉強面に関してはやはりレベルが高く、テストや模試で順位が出るたびにめちゃくちゃ上がいるなぁと感じました。
京大受験に向けて本格的に取り組み始めたのはいつ頃ですか?
高3になってからです。最初はなんとなく京大を志望していたのですが、今の学科を見つけてモチベーションがアップしてからは苦手教科もちゃんとやろうと思うようになりました。
特に苦手だったのは暗記科目で、共通テストで選択した地理の暗記には苦労しました。それと、数学以外の理系科目の物理と化学も課題で、特に化学は高3の最初の時点で高1の範囲すらままならない状態で、教科書を一から読み直して問題集を解いて頭に叩き込みました。
勉強のコツはありますか?
復習ノートを作っていました。全教科、間違えた問題を取り上げて、間違えたポイントや理解できていなかった部分を洗い出し、類題をまとめていました。そうすると、同じ箇所でミスしているなというのがだんだんとわかってくるんです。
それから、絶対に覚えたい暗記問題はノートの表紙に太字で書いて視覚的に覚え込ませました(笑)例えば、アセチレンの製法とかを書いてましたね。
色々な工夫をしていたんですね。
受験期は情緒不安定で、受からんわって思う日もあれば、受かるやろって思う日もあって、マイナス思考のときは友達と話してお互い慰めあって乗り越えました。
合格がわかった瞬間の気持ちを教えてください。
えーー!!って思いました。学部を第1志望から第6志望まで書けて、成績が良かったら第1志望のところに進学できるという仕組みだったのですが、他の学部には興味なかったので、もし駄目だったらどうしようって不安だったんです。希望していた学部に決まってすごく嬉しかったです。
現在、大学ではどのような勉強をしていますか?
発展途上国の農業についてや、農村に住む人の暮らし、都市に出稼ぎに行って起こる問題など多岐にわたります。夏休みには実習で石川県を訪れ、高齢化が進んでいる能登半島の限界集落で実際に農村の方にお話を伺いました。
食料環境経済学科の学生はどのような進路を目指せるのでしょうか?
農協や食品系の会社、普通の文系学生が行くような一般企業などさまざまです。
私は今、商品の企画開発に興味があります。小さい頃から人間観察が好きなので、どういった商品が売れるか調査したり、消費者行動などについて考えるマーケティング職が気になっています。事務的な仕事ではなく、クリエイティブな仕事に就けると嬉しいですね。
大好きな日向坂46の曲でセンターを務めました!
大学ではダンスサークルに所属していると聞きました。
「楠坂46」という坂道アイドルのコピーダンスサークルと、K-POPやHIPHOPを踊るサークル、2つを掛け持ちしています。もともとアイドル全般が好きで、ダンスは高校時代からやっていました。
アイドルのコピーダンス楽しそうですね!具体的な活動内容を教えてください。
主に学園祭のステージに向けて活動していて、メンバーは全学年合わせて約30名ほど。いつも大学内や屋外で練習をしています。
学園祭ではいくつかの曲を踊るのですが、私は昨年、日向坂46のデビュー曲『キュン』のセンターを務めました。
すごいですね!センターはどうやって決まるんですか?
立候補制で各曲のリーダーを1人決めるんです。リーダーはフォーメーションを考えたり、他のメンバーに振り付けを教える重要な役割を担い、その代わりにその曲のセンターになることができます。私は『キュン』のセンターの小坂菜緒ちゃんが好きなので、絶対にセンターで踊りたいと思ってリーダーに名乗り出ました。
リーダーとして苦労したことはありますか?
本来みんなをまとめて引っ張っていく役割なのですが、私はそれが苦手で……。人前で喋るのも恥ずかしく、最初の頃は予定より早めに練習を切り上げてしまうことなんかもありました。慣れてくるとしっかりとみんなに指示できるようになりましたが、それでもみんなの前に立つと照れくさくてニヤニヤしちゃっていましたね(笑)
他の曲の練習もするんですよね?
そうです。サークル全体で19曲披露するのですが、私は欲張って12曲に参加したので覚えるのがめちゃくちゃ大変でした。もう一つのサークルで踊るダンスの練習もあったので、パンクして精神的にきつい時期もありましたね。8月の終わりから11月の学園祭本番まで約4か月、サークルの友達と授業の空きコマに練習したり必死で頑張りました。
本番はどうでしたか?
すごく楽しかったです!一昨年はコロナの影響で大学の関係者しか入場できなかったのですが、昨年は人数制限が無くなったのでお客さんの数も多く、アイドルやダンスが好きな人たちがたくさん来てくれました。京大に坂道のファンが集うサークルがあって、そこのメンバーの方たちがうちわやペンライトを持って応援に来てくれて、周りのお客さんにも配って会場を盛り上げてくれたのも嬉しかったです。
友達がリーダーを務める曲で盛大なミスをしてしまうなどのハプニングもありましたが、全体を通してすごく楽しいステージでした!
最後に楠坂46に興味のある京大生へメッセージをお願いします。
メンバーみんなが優しくて、他のサークルでは馴染めなかったけどこのサークルでは続いているという子もたくさんいます。練習も毎日楽しくて青春だし、学園祭当日はアイドル気分を味わえて最高なので、興味のある京大女子はぜひSNSをチェックしてみてください!