美学生インタビューInterview
リボン
同志社大学の戸倉寧々ちゃんが大学生活最後に美学生図鑑へ再登場!
大学4年間の思い出や気になる卒業後の進路、その内に秘める想いを語ってくれました。4年前の写真の再現と合わせてご覧ください。
まだ化粧を覚えていなかったあの頃
初めて美学生図鑑に登場したのは4年前、入学して間もない頃でした。当時の写真を振り返ってみてどうですか?
今見ると恐ろしいです。実はあの時、ほとんどすっぴんだったんですよ。眉毛を描いてリップを塗ったくらいで、ベースメイクやアイメイクは全くしてなかったんです。
通ってた高校の風紀が厳しくて、高校時代はお化粧をしたことがなくて。するようになったのは1回生の夏頃です。友達に教えてもらって、まつ毛を上げるビューラーを買いました。
ナチュラルだなとは思っていましたがすっぴんだったとは驚きです。撮影はどうでしたか?
周りに通行人がいる中での撮影だったので、めちゃくちゃ恥ずかしかったという印象があります。カメラマンさんに笑ってって言われても表情が上手く作れないし、ポーズを教えてもらってもなかなか実践できなくて、いかにサイトに載っている美学生さんたちが素晴らしいかを痛感しました。
記事が公開されてから何か反響はありましたか?
キャンパス内で知らない人から「美学生図鑑に載ってたよね?」って声をかけられたり、中学高校時代の友達から「見たよ!」「また今度遊ぼうや!」って連絡が来たりもしました。
他にも、美学生図鑑をきっかけに人との繋がりが増えたと思います。コロナが流行る前には美学生図鑑主催の交流パーティーに参加して同学年の子と仲良くなったり、今はアナウンサーとして活躍してらっしゃる黒田みゆさん(日本テレビ)や橋本和花子さん(関西テレビ)とも知り合ったりして、就活の時にはたくさん相談に乗っていただきました。
皆さん外見もすごく綺麗なんですけど、内面も美しくて人として素晴らしいんです!そんな人たちと出逢えたことも大学生活の思い出の一つです。
今宮戎の福娘にリベンジ!準備の大切さを実感しました
大学生活で特に思い出に残っていることはありますか?
2つあって、一つは『浴衣美女特集』の時にもお話した、同志社EVE祭(学園祭)の実行委員会(財務局)の活動です。大学生活で一番エネルギーを捧げた活動だったと思います。
まだ1回生で何も知らなかった私に先輩方がたくさんのマナーを教えてくれました。初歩的なことなんですけど、名刺の受け取り方や企業様へ送る郵送物の用意等、色々なことを学ぶことができましたね。企業の方とお話をするときの言葉遣いなども身につけることができたので、就活にも活かせたんじゃないかなと思います。
もう一つの思い出は?
今年の1月に経験した今宮戎神社の福娘の活動です。
実は2回生の時にも応募したんですけど、その時は最終選考で落選してしまって。4回生になって就活も終わったので昨年、再チャレンジしました。
一度落選していたんですね!
今宮戎の福娘は毎年何千人もの応募があって、いくつかの選考を経て人数が絞られます。最終選考では審査員の方々の前で15秒の自己PRをするんです。
みんな特技を披露したり思い思いの形でアピールをしたりするんですけど、2回生の時の私は前日までアイデアがまったく思い浮かばなくて。とりあえずクリップボードと黒ペンだけ持っていったらなんとかなるやろ!とぶっつけ本番で選考に臨みました。
それでどうしたんですか?
ボードにピカチュウの似顔絵を描いて、見せて終わろう!としたんですが……時間が余ってしまい、慌てて「ピカチュウっ!」って叫びました。
ただただ「私なにやってんの?」と頭の中は真っ白で、審査員の皆さんも沈黙でした(笑)
ヤバすぎます(笑)なんでちゃんと準備しなかったんですか!
それが私の悪いところなんですよね。最後の大事なところで手を抜いてしまう癖があって……。
同じ過ちを繰り返してはいけないと思って、4回生の時には家族にアドバイスをもらいながらしっかり準備をして当日を迎えました。
どんな自己PRをしたんですか?
事前に用意した手作りの小物を使いながら、えびすさんにちなんだ替え歌を歌いました。
小物は、2022年が寅年ということで寅のイラストを書いたポシェットを作りました。歌はビスケットの歌ってあるじゃないですか?あの曲を「ポケットを叩くと赤い丸が一つ もひとつ叩くとたちまちえびす顔」という替え歌にしました。本番では、事前にポシェットの中に仕込んだえびすさんの赤いほっぺを取り出して、自分の頬にかざしながら歌ったんです。
そして、最後に「寅年なので“トライ”しました!」ってダジャレを言ってちょうど15秒。
ピカチュウの絵と比べたら大きな進歩ですね!
協力してくれた父と妹のおかげです。時間を計ってくれたり、話し方や話すスピードについて意見をくれたり、本当にありがとうの気持ちでいっぱいです!!
結果、念願の福娘に選ばれることができて、準備って大切なんやなぁってことを改めて実感しました。家族や祖母、ご近所さんもめちゃくちゃ喜んでくれたので、リベンジして良かったなって思います。
十日戎のご奉仕活動はどうでしたか?
想像していた何倍ものの大変さでした(笑)参拝客の方が持ってきてくださった笹にお飾りをお付けして福を届けるのを朝9時から夜9時まで同じ体勢でおこなうのは肉体的にかなり過酷なものでした。
でも、「あなたにお飾り付けて貰えたから今年もいい年になりそうやわ。」「あなたみたいな福娘さんになりたい。」など、参拝者の方々からたくさんの温かい言葉を頂き、最後までやり遂げることができました!
また、神社でのご奉仕だけでなく外回りの活動にも参加させていただくことができたんです。大阪の色々な商店街をまわってご挨拶をし、皆さんに福を届ける役目を務めました。商店街の皆さんもとても温かく迎え入れてくださって、大阪っていいなと改めて感じることができました。
大阪の温かさを未来へ繋げる仕事
卒業後の進路について教えてください。
春からは、大阪府警察で警察行政職として働かせていただくことになっております。警察官の方がスムーズに業務を遂行できるようにサポートしたり、府民の方が警察署に来られたときに窓口で対応をしたり、他にもたくさんの種類のお仕事があるそうです。
なぜ、府警で働こうと?
生まれ育った大好きな大阪の温かさと、安全な暮らしを守り続けたいと思ったからです。
私自身、幼い頃から近所の人たちや商店街の店主の方々からたくさん可愛がってもらって育ってきました。今でも近所のおばあちゃん友達と喫茶店でモーニングしたりするくらい、皆さん本当に温かくて素敵な方ばかりなんですよ。
地元の方々から受けてきた優しさ、大阪ならではの温かさをいつまでも守り続けられる、未来へ繋げていける仕事ってなんだろう?って考えたとき、府民の皆さんの安心・安全を守ることができる組織、大阪府警で働きたいと思ったんです。
素敵な志望動機ですね!
大阪愛が強すぎて最終面接の時には涙で目をうるうるさせながら面接官に想いをぶつけてしまいました(笑)
私、自分の想いを伝えようとするといつも涙腺が緩んでしまうんですよね。学園祭の実行委員会の面接を受けた時もどうしても入りたいって気持ちが強くて号泣してしまって。全然直ってないなぁって思いました(笑)
春からの生活に向けて意気込みを聞かせてください。
不安は一切なくて、どんな仕事をすることになるんだろうっていうワクワク感の方が大きいです。新しい環境でお世話になる先輩方からたくさん良いものを吸収して、大阪府民の方々に「ずっと大阪に住み続けたいなぁ」と思っていただけるよう、全力を尽くしたいです!
それでは最後にこの記事を見ている後輩たちへメッセージをお願いします。
挑戦しようか迷ってることがあれば、とりあえずやってみることが大事だと思います。誰かから何かに誘われたら二つ返事でOKすること。どんな小さなことにもチャレンジして、たくさん経験を積んで、その中で素敵な仲間を作ってください。