美学生インタビューInterview
『山月記』に感動して国文学科に進学!お気に入りの本は……?
趣味は何ですか?
料理と読書です!
料理はいつからするようになったんですか?
中学生くらいからです。母が料理好きなこともあって、私自身昔から食べることが好きだったんですけど、自分で作った方がもっと自分の好きな物を作れるんじゃないかと思って。ネットにあるレシピを自分でちょっと改良しながら作ってます。
自分でアレンジするんですね!今はどれくらいの頻度で料理しているんですか?
週3〜4くらいですかね。ふと思い立ったときに作ります。
今まで作った料理の中で、お気に入りの物は何ですか?
ラザニアです!ホワイトソースを作るのが得意なので、他にもシチューやグラタンを作ることが多いです。あとは、友達の誕生日に誕生日ケーキを作ってプレゼントしたりもしました。
とても素敵です!喜んでくれましたか?
泣いて喜んでくれました!友達の二十歳の誕生日だったので、特別な誕生日にできたと思います!
もう一つの趣味についても聞きたいと思います。読書はいつ頃から?
これも中学生くらいからです。週に1冊は本を読むようにしています。自己啓発本は苦手なので、小説を読むことが多いですね。小説は書いてあるストーリーを元に自分自身で考える余地があって、イメージを膨らませられるから好きなんです。
大学受験の際に文学部の国文学科を志望したのも、高校2年生の国語の授業で、中島敦さんの『山月記』を読んで感銘を受けたからなんですよ。
『山月記』のどんなところに感銘を受けたんですか?
文章だけでこんなにも情景を思い浮かばせられることに感動しました。文学ってすごいなって。
最近読んだ中でお気に入りの本はありますか?
最近読んで面白かったのは、原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』ですね。普通のOLだった人が心惹かれるコピーライターに弟子入りしたことがきっかけで成長して立派なスピーチをするようになっていくシンデレラストーリーです。主人公を自分に置き換えながら読み進められるので、感情移入しやすくて。
あと、ちょうど今読んでいるのが早見和真さんの『イノセント・デイズ』。これはミステリー小説で、少し暗い本なんですが面白いです。
色々なジャンルの本を読んでいるんですね!いつもどうやって読む本を選んでいるんですか?
兄が読書好きで、本棚にたくさん本があるので、その中から題名を見て気になったものを選んで読むことが多いです。本を読んでいると、今まで知らなかった言葉や表現、自分には関わりのない世界のことを知ることができるのでとても勉強になります。
私自身アナウンサーの仕事に興味があるので、読書を通じて自分自身の言葉の引き出しを増やすことで、将来にも生かせたらいいなと思います。
高校時代は茶道部で活動
高校時代は茶道部に入っていたと聞きました。入部した理由は?
お菓子が食べられるからです(笑)そんな安易な気持ちで入部したんですけど、日本の文化に触れることができるのが楽しくてずっと続けていました。
どういった活動をしていたんですか?
週1でお稽古をしていました。お稽古では、お手前をすることもあれば、お客さん役をすることもあります。それから、年始や卒業の時期などの特別なタイミングでは茶会をします。
もともと茶道の経験はなかったんですよね?
はい。全くの初心者だったので、最初は見様見真似でやってました。茶道では正座の角度が決まっていたり、柄杓にも色々な持ち方があったり、気をつけなきゃいけないポイントがたくさんあって入部当初は結構苦労しました。
でも、学年が上がるにつれてできることも増えていって、高校3年生の時には茶道の資格も取得しました。京都の高校だったのもあって、校内に茶室があって、そこで京都らしい文化に親しむことができたのはすごく貴重な経験だったなと思います。
大学に入学してからはもう茶道はやってないんですが、伝統を学ぶ良さを実感したので、機会があればぜひまたやりたいです!
自分の会話を録音して研究!断られないテレアポ術を身につけました
アルバイトは何をしているんですか?
去年の夏ぐらいから週に3〜4回、学習塾のコールセンターで働いています。子どもを持つ親御さんに対して、営業の電話をかけたり、お問い合わせに対応したりしています。
コールセンターで働こうと思ったきっかけはありますか?
もともと自分が通っていた塾で家から近かったというのもありますが、それに加えて人とコミュニケーションをとる機会が欲しかったというものあります。電話だと表情が見えない分、声だけでどれだけ人と円滑に話せるかというコミュニケーション力をしっかり鍛えられると思って。
確かに!でも、テレアポって大変そうです……。
最初は全然うまくできなかったです。1時間に10件は電話をかけるんですけど、押しが弱いので、断られたらすぐ諦めちゃってました。
どうやって改善していったんですか?
相手が断れない方向に話を持っていけるように話術を鍛えました。例えば、選択肢を提示して、「断る」という選択肢を想像させないようにしたり、電話をかける時間帯によっても断られやすさが違うので、時間も意識したり。
あとは自分が電話をかけている時の様子を録音して、他の人とも比較しながら何回も反省と改善を繰り返していきました。そのうちに、だんだんどうしたらいいかがわかるようになっていきましたね。
コールセンターでのアルバイトを通して、成長したことはありますか?
初対面の人や目上の方との話し方は上達したような気がします。
あとは、滑舌も良くなりました。電話でスムーズにコミュニケーションが取れるよう、言葉を一つ一つを丁寧に言うようにしたら、電話をかけた相手から聞き返されることが減ってきて、社内の人からも聞き取りやすくなったと褒められるようになりました。
大変な仕事を続けるからこそ、成長に繋がるんですね!
そうですね。業務自体は大変ですが、学生の方と主婦の方でチームを形成していて、意見を言いやすい環境にしてくれているので、すごく働きやすいんです。
カフェ店員のアルバイトにも憧れたりもするので、いずれは掛け持ちして両立しながら続けていけたらなと思います!