美学生インタビューInterview
周囲からの声掛けが、もう一度“表舞台”に復帰するきっかけに
藤田さんは2018年のミス明治学院コンテストでグランプリを受賞しましたね。改めて出場のきっかけを教えてください。
広告研究会の方にたくさん声を掛けてもらったことと、友人に「応援したい!」と後押ししてもらったことがきっかけです。
そうなんですね!たくさん声を掛けられたとは、具体的にはどんな感じだったんですか?
初めて声を掛けていただいたのは、1年生の4月の新歓期間です。ですが、その頃はサークルのこともミスコンのことも無知だったので、お断りをしました。
2年生になってからはキャンパスが変わったこともあり、4、5月のミスコン募集期間に休み時間や授業の合間、帰り際に食堂や大教室などで色々な広告研究会の方にも声を掛けてもらったんです。そこで横で見ていた友達に「出なよ!出なよ!」と後押しをもらい、出場を決めました。
すごいです(笑)藤田さんは以前、芸能活動をされていましたが、ミスコンを通じてまた表舞台に復帰することに迷いはありませんでしたか?
少しありました。というのも芸能活動自体に執着はなかったですし、ミスコンはアナウンサーや芸能界を目指す人が出場しているというイメージだったからです。しかし、「思い出作りでもいいんだよ。」と言われ、学校行事に参加する感覚で出場を決めました。
実際に、芸能活動を辞めてからインスタグラムは1年間くらい友達との間でしかやっていなかったですし、人に見られるような活動は知り合いに頼まれて1、2回サロンモデルをしたくらいです。
でも、周りからの後押しのおかげで、「大学生ならではの行事で楽しそうだし、実りある4年間にするためにやってみよう!」と思い、出場することを決めました。
そうだったんですね。復帰してくれて嬉しいです(笑)(※インタビュアーは藤田さんの10年来のファン)
芸能活動をしていた頃に私を応援してくださっていた方からも、「出てくれてありがとう!」「また顔を見れて嬉しい!」などと言ってもらえたので、思い切って出場して良かったなと思います!
それと、一緒に出場したファイナリストや他大学の方など、これからもずっと仲良くしていきたいと思えるような友達に出会えたことも出場して良かったなと思う点ですね……!
それまでは、ミスコンって高慢な雰囲気や、争うような感じがあるのかなと思っていましたが、ミスコンに関係なく慕えるような人たちばかりで。日頃からご飯に行ったり、家に遊びに来てもらったりすることもあります。特にミス明学2018準グランプリの小川知沙恵さんは、先輩だけど一緒に旅行にも行くほど仲が良いんです。
素敵な出会いがあったんですね。グランプリを獲得できた時はどんな気持ちでしたか?
素直に嬉しかったです。でも、発表された瞬間よりも、家族や友達、応援してくださっている方から喜びの声を掛けてもらった時の方が、嬉しさを強く感じましたね。
最初は、楽しもう!という気持ちの方が強くて、グランプリを獲ろうという意思は大きくありませんでした。でも、本番が近づくにつれて周りからの応援や期待を体感して、「みんなのためにグランプリを取りたい!取らなきゃ!」という気持ちにシフトし、活動にも熱が入りました。グランプリ獲得まで駆け抜けられて良かったなと思います。
思い描いていた通りの、充実していて実りのある4年間でした!
藤田さんは小学生の頃から10年弱、芸能活動をしていたそうですが、大学に進学することはいつ頃から考えていたのでしょうか?
幼い頃からですね。両親が大学教員だったのと、通っていた学校が進学校で、大学に進学する人が大多数だったので、ぼんやりと大学に行く自分を想像していたと思います。
そうなんですね。ちなみに藤田さんの想像していた大学生活とはどんな感じだったのでしょうか?
交友関係が一気に広がり、試験勉強やレポートなどをやりつつも、ドライブをしたり旅行に出かけたり、何でもできて楽しい生活をイメージしていましたね。
そのイメージは実現できましたか?
できました!もう、想像通りのキャンパスライフで「めちゃめちゃ青春っ!」って感じでした。
中高の頃は、日々、仕事があったのですごく充実していたものの、自由な時間がなく友達と遊ぶことはあまりなかったんです。だからこそ、大学生活では色々な所に遊びに行きたいと思い、それが本当に実現できましたね。
具体的にどんな遊びをしていたんですか?
毎年、夏に友人とBBQやビアガーデンに行くこと、冬に温泉旅行に行くことが恒例でした。
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あとは海外旅行が好きで、4年間で色々な国に行きました!シンガポール、タイ、香港、中国、韓国、台湾……など、アジア圏の主要な国はほとんど行ったと思います。あとはヨーロッパやアメリカにも何度か行ったし、オーストラリアに1か月間短期留学にも行きました。
それ以外にも日頃からドライブに行ったり、他愛もない話で盛り上がったり。仲良の良い友達のおかげで、とにかく「毎日が楽しい~!」って感じでした(笑)
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学業面では、文化とメディアというコースに所属し、「映画の興行収入と聖地巡礼」というテーマで卒論を提出しました。
すごく充実していたみたいで何よりです!では、反対に大学生活においてイメージとのギャップなどはありましたか?
先の予定を立てられることがすごく新鮮でしたね。
今までは、数日前や前日になるまで仕事の予定がわからないことが多く、先の予定が立てられなかったんです。仕事で急遽行けなくなることもあるので、友達と2人で遊ぶ予定はあまり立てられませんでした。なので3、4人で予定を立てつつ、「もしかしたら抜けちゃうかも。」ってあらかじめ言っておいたり。
大学に入ってからは「1か月後にここに行こう!」って話して、友達とマップなどを見ながら予約をしたり、先の計画を立てられたりすることが新鮮でした。予定を詰め込んで、スケジュール帳が埋まっていくのが嬉しかったです。
自由にスケジュールを立てて友達と遊べることが芸能生活との大きな違いだったんですね。
あと、自分自身に関してのギャップは、思っていたよりポンコツだったということです(笑)
今までは時間は守るし寝坊も一切しないし、忘れ物もなく日々計画的に行動できていたんです。でも、大学に入ってからはレポートの提出の日にちを勘違いしたり、新幹線の乗車時間を間違えてしまったり……。今までは仕事だから!と思って気を張っていた部分が学生になってからはできていないことに気づいて、私ってすごく抜けているなって(笑)
そうなんですね(笑)でも、大学生活を楽しんでいる様子が伝わってきて、なんだか私まで嬉しいです!
芸能活動も大学生活も、優劣がつけられないくらいどちらも本当に楽しかったです!仕事だけをみつめてエンジン全開で駆け抜けていた自分も大好きですし、友達や家族との時間を大切に過ごしている自分も大好きです。
どちらの生活にも共通しているのは、周りのためにという想いがあることですかね。芸能活動をしている時は支えてくださるマネージャーやファンの方のために頑張ろうって思っていました。そして今は、学業や活動、もっと言うと私の人生を応援してくれる両親のために頑張ろうって思えますし、それが私の原動力なんです。
どこに行っても周りの人の存在が原動力になっているというのは藤田さんらしくて素敵ですね!では、大学生活の最後に読者メッセージをお願いします!
月並みな表現になってしまいますが、大学生活は周りの人たちのおかげで本当に充実した4年間でした。
春からは一般企業で働くので、ひとまず新天地で同期と切磋琢磨して頑張りたいなって思います。でも、これからは肩書きが一つではない時代だと思うので、会社員をしつつも、このまま個人での仕事も続けていくつもりです。
会社員としても、個人での活動も一層力を入れて頑張るので、温かく見守っていただけると嬉しいです。