美学生インタビューInterview
当時の心境やグランプリ受賞後の生活についてインタビューしました。
1年前の記事はこちら▶ 【ミスキャンパス立命館2016特集】松田有紗
途中で泣いちゃうこともありました
ミスキャンパス立命館でグランプリを受賞してから約1年前。当時はどんな気持ちで活動していましたか?
人前で話をするのがすごく苦手で初めは大変でした。自分の気持ちをどう表現したらいいのか分からなくてずっと悩んでいましたね。
苦手なのにどうしてエントリーを?
それを改善したくて出場したというのもあります。自分の苦手なところと向き合わないといけないと思って。自分が成長できる場所だと思ったので挑戦しました。
チャレンジしてみてどうでしたか?
ファイナルイベント当日までずっと不安でした。スピーチの練習をしている時も何を話したいのか分からなくなって相手に上手く伝わらないことも多かったですし、パーンって内容が飛んで、アレ?ってなっちゃって……。
最後まで笑顔で話しきることが出来なくて途中で泣いちゃうこともありました。どうしたら良いのか分からなくて結構泣いていましたね。
どうやって乗り越えたんですか?
家で寝る前に一人で練習をしたり、毎日日記を付けたりしていました。今日感じたことや活動をして思ったことを書くことで段々と自分の気持ちが整理できました。
友達がSNSでリツイートをしてくれたり「頑張ってね」って言ってくれたり、家族も動画を撮る時に手伝ってくれたりして周りの支えも励みになりましたね。
自分も誰かに影響を与えられるんだなって
ファイナルイベントはどんな感じで始まりましたか?
まずオープニングはウォーキングから。一人ずつランウェイを歩いたのですが、すごく震えました。ステージに出る前から客席の声が聞こえてきて、上がった瞬間は歓声に圧倒されて……。
お客さんはどれくらいでした?
後ろの席は暗かったので数までは分からないんですけど、友達が前の方の席にいるのが見えて、レッスンの先生や応援してくれてた人も来てくれていました。
本番前のリハーサルでも話したいことが飛んじゃってすごく不安だったのですが、そこで一気に不安や緊張がほぐれました。
本番のスピーチはどうでしたか?
客席にいる人たちはみんな優しい顔をしてたというか、一人ずつ目を見て話すようにするとうなずいて聞いてくれる人もいて喋りやすかったです。
「上手くいくかな」「ちゃんと話せるかな」いつも頭の中はそんなことばかりで“楽しむ”ってことを考えていなかったのですが、本番ではあまり細かいことを気にせず楽しむことだけを考えました。
グランプリに決まった瞬間の気持ちは?
選ばれた時は「え、私?」って感じでビックリしたんですけど友達の泣いて喜んでいる姿が見えて、その瞬間、「獲れて良かった」「獲って良かったんだ」って思いました。
でも、その時はまだあまり実感がなくて、後から「おめでとう!」ってメッセージが来た時に「自分がグランプリなんだ」ってジワジワと感じました。
ミスキャンパス立命館2016。
私の夢でもあったグランプリをとれたこと、本当に嬉しく思います!✨
今まで応援してくださったみなさん。私に関わってくださった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです!
本当にありがとうございました!! pic.twitter.com/byFUQ8YwCa— 松田 有紗 (@MCR2016_arisa) 2016年12月4日
昨年インタビューした時に、「バレエを辞めてから夢中になれるものを探してた」と話していましたが、夢中になれましたか?
なれました!ミスキャンの活動を始める前はSNSを積極的に使う方じゃなかったんですけど、私が何かを発信してその影響を受けてくれた人を見てると、「自分も誰かに影響を与えられるんだな」って喜びがあって、段々と夢中になりました。
身近な人で何か影響を与えた人はいますか?
妹がいるんですけど、私がミスキャンの活動をしているのを見て人前に立つことに興味を持ったみたいで、いま芸能関係のお仕事をやってます。そういう世界に入るきっかけになれたのは嬉しいし、これからも頑張ってほしいですね。
自分らしく後悔しないように頑張って
その後、Miss of Miss(全国のミスの中からNo.1を決めるコンテスト)でもグランプリに輝きましたね。
12月3日に立命館のファイナルイベントが終わって、12月末からMiss of Missの投票が始まりました。
でも、初めはそんなに乗り気じゃないというか、正直出たくなくて……。ミスキャンの時みたいに切磋琢磨しあえる他のファイナリストがいつも側にいるわけでもなくて、最後までやり遂げられるか不安だったんです。
そんな気持ちのまま活動をして、どうでしたか?
SHOWROOMというライブ動画配信が審査の一つにあって、携帯のカメラに向かってひたすら喋り続けるんですが最初は何を喋っていいか分からなくて。友達と喋るのと違うじゃないですか。
それが嫌だったんですけど、実際にやってみると応援してくれる人とコミュニケーションを取れるのが楽しく思えてきました。直接反応がもらえるので「頑張ろう」って思いましたね。
コンテスト当日はどういう気持ちでしたか?
プレッシャーでしたね。ここ数年、ミスキャンパス立命館の先輩方がグランプリや審査員特別賞を獲っていて、「自分も何か獲らないと」って気持ちが強かったです。
そのグランプリに決まった瞬間は?
ビックリと同時にホッとしました。最後の方まで呼ばれないので不安しかなかったんですけど、とにかく姿勢だけは崩さないでおこうって背筋を伸ばしてました。
なので、グランプリに選ばれたときは重圧から解放されたというか、肩の荷が一気に下りたせいかその瞬間のことはほとんど記憶がないんです。
🌸MISS of MISS 2017🌸
皆様のお陰で、グランプリという素晴らしい賞を頂くことが出来ました!
本当に本当にありがとうございました!感謝の気持ちで一杯です。
これからも松田有紗をよろしくお願いします☺✨ pic.twitter.com/zfkKbqL06a— 松田 有紗 (@MCR2016_arisa) 2017年3月28日
コンテストのあと、自身の環境は変わりましたか?
次の日、テレビのニュースで紹介していただきました。でも、テレビを通じて自分の姿を見るのは恥ずかしくて、その映像はいまも見てないんです。
親や友達は見てくれたみたいでLINEが来ました。周りが自分のことのように喜んでくれたことは嬉しかったんですが、私自身あまり目立ちたい性格じゃないので、環境を変えようと思ってませんでしたし、変えたくなかったんです。
芸能事務所から声が掛かったりは?
終わった後にいくつかの事務所から声をかけていただきました。でも、自分がメディアに大きく出ちゃうのは怖くて。そこまでは違うかなって。それなら普通の生活をしてる方が自分は幸せなのかなって思って断ってしまいました。
では最後に、今まさに頑張っている今年のミスキャンパス立命館の後輩たちにメッセージを。
ファイナルイベントが近付いてきて、グランプリのことを意識したり今までの活動以上に忙しかったりして絶対にどこかで壁にぶつかるだろうし大変なこともあると思いますが、自分らしく後悔のないように頑張ってほしいです。