美学生インタビューInterview
ミスコンに出場しないと分からない“つらさ”
ミスコンへの出場はいつから意識していたんですか?
2年生の時に運営団体の方から立候補しないかと声をかけていただいたんです。青学のミスコンは伝統もあって有名ですし、興味はあったのでとても嬉しかったのですが、その時は少し太ってしまっていて自信もなかったので、「立候補するなら自分がベストだって思える状態でしたい!」と思いって応募しませんでした。そのことをきっかけに「来年までに自分磨きをしっかりして綺麗になろう!」と目標を決めて、ダイエットしたり日焼けをしないようにしたりして自分の外見にさらに気を配るようになりました。
活動を始める前後ミスコンに対する印象の違いはありましたか?
去年のミス青学の本選を見に行った時に、候補者の方が「つらいこともあったし、活動を辞めたいと思ったこともあった」って話していたんです。でも、私はそれが全然理解できなくて。「あんなにキラキラしていて、みんなに『可愛いね』『綺麗だね』って言ってもらえて楽しそうなのに」とか「私は楽観的な性格でメンタルも強い方だと思うし、きっとつらいとは思わないだろうな」と思っていました。
でも、実際に自分が活動を始めてみて、出場してみないと分からない“つらさ“があるんだってことを実感しています。
どんなことが“つらい”と感じますか?
たくさんの方々に注目してもらえる分、批判があったり事実ではないことを言われてしまったりすることですね。ミスコンに出る前はこれほどまで反響があると思っていなくて。色々なことを言われてしまうのは怖いし、見れば見るほどつらいです。でも、たとえそれを見ても「ありえないよね」と言って私を信じてくれる友達や家族、SNSで応援してくださる方が少なからずいるので、あまり気にせず自分らしくやろうと思っています。
そうやって私を応援してくださる方たちへの感謝の気持ちを大切にしながら今出来ることを頑張って、ミスコン終了後に「井口綾子を応援して良かった」って思ってもらえるようになりたいです。
ミスコンを通して井口さんはどのように成長したいですか?
もっと精神面で成長して、内面から輝ける女性になりたいです。出場が決まった当初は、見た目が綺麗になって内面は女性らしくなるかなと思っていたんです。でも、実際は人前に出て批判的なことを言われても自分を保てるメンタルの強さが身についていっています。私は兄が3人いるので、もともと男っぽい性格だしメンタルが強いと思っていたんですけどさらに鍛えられている気がします。
SNSで「綾子ちゃんが頑張ってるから自分も頑張れる!」というコメントを見ると、私自身もさらにやる気が出るし、人に勇気を与えられる存在になりたいですね。
父のようなに努力家で頼りがいのある人間に
現在、大学3年生。学生のうちにやりたいことはありますか?
入学した時から、勉強以外で何か「頑張った」と思えることがしたくて今まで色々なことに挑戦してきました。例えばAbemaTVの学生キャスターをしたり、ファッション雑誌『Ray』の読者モデルをしたり、今回のミス青学への出場もその一つです。だから、現在進行形でやりたいことをやっているし、次にやりたいことを見つけている段階でもあります。
どのようにしてやりたいことを見つけるんですか?
何かに挑戦しようと思ったら、“これをやったら自分がどう成長できるのか”を考えて本当にやる価値があるか精査するんです。例えば人前に出ることに挑戦するためには、その裏で色々な努力しなきゃいけないじゃないですか?学生キャスターをやるならアナウンス力を身につけたり、読者モデルをするならファッションや美容を研究したり。そうやって努力する過程が自分にとってプラスになるかを考えてから挑戦するようにしています。
努力家なんですね!
何か一つのことを突き詰めるのが好きなのかもしれません。私は父のことを一番尊敬しているんですが、父は一度やると決めたことはストイックにやり通すことの出来る努力家なんです。リーダーシップもあってみんなに好かれていて、自慢の父です。普段は恥ずかしくて言えませんが、いつか父のような頼りがいのある人になりたいですね。
美学生プロフィールProfile
担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer
山本 貴一
美学生図鑑は人の“人生の転機”になれる場所。美学生図鑑を通じてモデルさんが新たなきっかけを掴めるように、スタッフが成長できるように、その後押しを頑張っていきます。
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