美学生インタビューInterview
心の仕組みを知りたくて臨床心理学科に
龍谷大学の臨床心理学科ではどのような勉強をしていますか?
うつ病や統合失調症の方のことを勉強したり、実際のカウンセリングの事例を学んだりしています。この学科を選んだ理由を教えてください。
私自身が不安を感じやすい性格なので「どういう心の仕組みなのかな?」と知りたくなり、そのようなことを学べる学科を選びました。実は、初めは別の大学に進学していたのですが、高校からの環境の変化などにより通学ができなくなって辞めてしまい……そこからしばらく家に引きこもっていた時期があったんです。その間「何をしたら良いんだろう?」と考え、このままだったらだめだなと思い、もう一度大学へ行くことを決心しました。
今の大学には三年間通うことができていますが、前の大学との違いはありますか?
龍谷大学の文学部は落ち着いていて静かなんですよ。授業も真面目に受けている人が多くて、しっかり勉強しないと受からないテストも多くて。自分の通っていた高校も真面目な友達が多かったので、そういう点で自分に合っているんだと思います。また、臨床心理学科の授業を聞いていると「世の中には色々な人がいる。悲観的になることもあるけど、それもいいじゃないか」と少しだけ思えるようになり、そういった心境の変化もあると感じています。特に印象に残っているのは、“認知の癖”についての授業です。例えばテストで80点を取ったとしたら、人によってはそれを「80点か……」とマイナスに捉えたり「よし、80点」とプラスに捉えたりします。自分次第で物事は良いようにも悪いようにも見える、という話を聞いたとき「おお!」と納得しました。
入学当初は人と会う予定をしんどく感じたり、授業の途中で帰ったりもしていたんですが、今では普通に椅子に座って授業を受けられていて、友達とも時々会って騒げるようになりました!
化粧×心理学で卒論に取り組む
4回生になりましたが、卒論の作成などはもう始めていますか?
はい、『化粧行動の変化について』というテーマで卒論に取り組んでいます。化粧って始めたばかりの時と今とで変わっていると思うんです。ずっと同じ化粧をしている人はあまりいないと思うので、化粧の変化はどのように起こっていて、どのようなことから変化するのかなどを研究しようと思いました。一度、1万4000字まで書いたのですが、訂正してみた結果「はじめに」という導入部分しか残らなかったので、まだまだ完成するまでには時間がかかりそうです……(笑)
卒論を書くにあたってどのような作業をしているのですか?
今は予備調査まで行いました。インタビュー形式で「化粧を始めた頃はどんなことにこだわっていましたか?」や、「あなたにとって化粧はどのようなものですか?」といった質問を行いました。でも、「“化粧にこだわりがある”というのは決めつけだよ」と先生からご指摘をいただいたので、そのような点を踏まえながら本調査の準備を進めています!化粧と心理学を結びつけようと思ったのはどうしてですか?
私は肌が弱く、吹き出物とかがすごく出るのでもともと化粧に関心があったんです。なので、自分の興味があることを研究したといと考え、化粧と心理学を結び付けたテーマにしました。最近は化粧の成分について調べたりもしているんです。「これにはマイカっていう成分が多く入っているから光沢感が強いんだな」「この成分は刺激になるから私はやめておこう」など、何となくではあるのですか少しずつ分かってきました。これからもっと勉強していきたいです!