美学生インタビューInterview
研究と就活とミスコンを両立して頑張っています!
ミス東大コンテストに出場しようと思ったきっかけを教えてください。
もともと高校時代や大学の学部時代にミス東大や東大美女図鑑をモチベーションに勉強していたので、自分もやってみたいと思ったからです。あとは今、就職活動をしているんですが、自分って客観的にどう見られているんだろうっていうのをミスコンの活動を通して知って、今後の自分に活かせないかなと思いました。
実際にミスコンの活動に取り組んでみてどうですか?
大学院の研究と、就活と、ミスコンと、3つの両立が結構大変です。インスタグラムはもともとプライベートでもやっていたのでまだ大丈夫なんですが、Twitterとライブ配信は慣れないことばかりで何を話していいかわかんないし、時間を作るのも大変だなと感じます。
でも、もちろん良いこともありました。ミスコンって華やかだけど少しギスギスしているイメージがあったり、周りからの見られ方も含め、どちらかというとネガティブなイメージの方が強かったんです。実際はファイナリスト同士、他愛もない会話で盛り上がったりしてすごく居心地が良くて楽しいです。
周りの友達も話を聞いてくれたり、SNS用の写真を撮ってくれたりとすごく前向きに応援してくれて、苦労することもあるけど出て良かったなと感じてます。
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確かに両立は大変そうです。忙しい中、どうやってライブ配信の時間を作っているんですか?
配信の時間を作るっていうよりは、自分の生活の中に配信を組み込むようにしています。例えば、料理したり、画面を写さないで同じドラマを見たり、物を片付けながら一緒に片づけましょうって言ったりとか。もともと話すのが得意じゃないので、何もしないでライブだけ1時間っていうのは結構苦痛だったんですけど、何かをしながらだと話題とかも思い出して話せるので2、3時間も余裕だなと感じるようになりました。
活動の中でファンの方から言われて嬉しかった言葉はありますか?
色々とあるんですが、ライブ配信とかで肌悩みを相談してくださった時は嬉しかったです。もともとスキンケアが好きで、夏と冬で使うものを分けたり、一年中日焼けと乾燥に気を遣っていたりします。化粧品を使わないで、すっぴんでいられる肌って素敵だと思うんです。そういった肌になるお手伝いができたら楽しいなと思っていて、そのためにインスタグラムでは自分の基礎化粧品を紹介しているんです。将来的には化粧品の開発にも携われたらなと思っています。
ミスコンが終わった後の予定はありますか?
芸能界に入りたいという思いはないので、研究生活に戻りつつ、機会があれば撮影とかできたらいいなと思います。せっかくミスコン出場を機に発信する立場になったからこそ、自分の考えをしっかり持って前向きに色々なことを発信できる人になれたらなと思います。
フィナーレに向けて意気込みを聞かせてください!
THE リケジョとして、研究と両立しながらミスコン活動をしています。終わった後もあの時は楽しかったって思えるような経験になるように、残りの活動を精一杯頑張っていきたいです。
授業は全部英語!透明な液体を操る研究生活
大学院ではどのような研究をしているんですか?
ペプチド医薬品を作っています。ペプチドというのは、人間がもともと持っているアミノ酸と人間が持っていないアミノ酸を組み合わせた化合物のことです。簡単にいうと、これまでにないペプチドを作って、癌や糖尿病など色々な病気に活かそうという研究をしています。
所属している研究室には留学生の方がいるので、会話もメールも基本的にすべて英語です。そもそも、私が在籍する理学部化学科は基本的に授業も英語なんです。
それはものすごく大変そうですね。
大変なことばかりです。もともと化学が好きだったんですけど、英語が喋れるわけでもないし、留学したこともありませんでした。でも、そこに惹かれて進学したし、なにより学部時代から入りたかった研究室に入って充実した生活を送ることができています。
学部時代は糖尿病などの生活習慣病を予防するために体内の酸素濃度を測るセンサーみたいな物を作る研究をしていたので、今年の4月から思いっきり研究分野が変わりました。いきなり飛び込んだので、教授や同期が話してる内容を聞いていても何一つ分からないことがたくさんあって、基礎知識から勉強するのが大変でした。
研究の醍醐味は何ですか?
出来た、っていうのがデータとして見えた時は色々な人に連絡しちゃうくらい嬉しいです。というのも、私の研究は基本的に透明な液体を操ってるだけなので、色が変わるとか目で見て研究結果が分からないんです。でも、結果が出るまで9時間ほどかかったり、1、2℃の温度管理をしないといけなかったり、すごく気を遣う実験です。
ずっと頑張ったのに装置で見てみたら何も出来てなかったみたいなことが日常茶飯事で、絶望しそうになることもあります。でも、それを乗り越えて結果が出た時は本当に嬉しいですね!
今後、研究はどのように進んでいくんですか?
新しいペプチドが出来るかは誰もやったことがないので分からないんですけど、もし出来なくてもこれは出来ないんだっていうことが分かれば良い論文を書けると思います。また、将来的には化粧品の開発にも関われたらなと思っているので、試行錯誤する中で色々なことを学んでいけたらいいなと思います。