美学生インタビューInterview
こんなに就活生に伴走してくれる会社は他にない
田中さんは来年の春から広告会社で働くそうですね。
はい!大手広告代理店から内定を頂いて、今もその会社で広告営業のアルバイトをしています。将来は広告のマーケティング知識を活用して、大好きな古着屋を開くことが夢です!
素敵な夢ですね!もともと広告業界に興味があったんですか?
いえ、そうではないんです。3回生の5月くらいから就活を始めたんですが、当時はやりたいこともなく、就活をしながら夢を見つけていこうと考えていました。なので、保険業界や食品業界、ベンチャーなど色々な会社のインターンに参加しました。
そんな中でその広告会社を志望した理由は何だったんでしょうか?
社員さんの雰囲気や社風に惹かれたのが大きいです。この人たちと一緒に働きたい!と思ったのが志望理由ですね。
選考の過程でリクルーター面談が何度かあって、その会社の最前線で働いている社員さんが模擬面接をしてくださったり、フィードバックを頂けたりするんです。私を担当してくださったリクルーターは一人で40、50人の就活生を担当していてとても忙しい方なんですが、私がキャリアで悩んでいることを伝えると、「3日後、空いてる?お昼でよければ相談に乗るよ。」って言ってくださって……!
こういったリクルーター制度のある会社は他にもあるんですけど、ここまで親身になって一人ひとりと向き合って伴走してくれる会社はないと感じました。
ということは、広告に興味があってこの会社を目指したわけではないんですね。
そうです。面接で「うちの会社に入って何を叶えたいの?」って聞かれた時も、「圧倒的にカッコいい女性になりたい!」としか言いませんでした(笑)御社でこんな仕事がしたいですとか、業務内容に関することは最後まで言うことなく面接を終えましたね。
これはうちの会社特有だと思うんですけど、仕事において夢のない人が多いんです。「会社に入ってこんな夢を叶えたい!」って理想を描いていても、社会人になってみないとわからないし、実際には叶わないことも多いじゃないですか。ただ、「こういう自分でありたい」「こういう人間になりたい」というのは揺るぎのないものだと思うんです。だから、そこを明確に持っている人が採用されるんじゃないかな。結構、特殊な就活だったと思います。
自分を嘘で固めて就活に挑む人って多いと思うんですけど、もっと直感でワクワクする会社を選んでほしいと私は願っています。
先ほど、内定先の会社で広告営業のアルバイトをしているという話もありましたね。
はい!正確には内定先の子会社なんですけど、そこでクライアントの要望に応えるための施策を考えたり、資料を作ったり、コンサルタントの方と打ち合わせをしたりしています。
実際に広告を作る機会もあって、以前はとあるアプリの広告を担当しました。知識ゼロからの挑戦でしたが、自分の提案した広告が実際にSNSで流れているのを見た時はめちゃくちゃ嬉しかったです!
すごい!広告はどのようにして作っていくんですか?
社員さんと一緒に世の中のトレンドをリサーチして、その要素を組み込んだ施策をクライアントに提案します。100案くらい出して、実際にいくつか試して効果を検証していく感じです。例えば高校野球が開催されている時期であればその要素を取り入れたりと、季節によって中身は変わります。
検証すると、ダウンロード数やインプレッション数など数字の増減がはっきりとわかるのが面白いです。より多くの人にアプリをダウンロードしてもらえるように週ごとに改善を重ねていく作業にもやりがいを感じます。
量産系から唯一無二の自分に!古着の魅力にどハマり
冒頭で古着屋を開くのが夢だと話していました。古着を好きになったのはいつからですか?
半年くらい前です。京都の河原町にある古着屋さんに友達が連れて行ってくれたのがきっかけでした。
そのお店の人がすごい熱量で古着について語ってきたんですよ。正直最初は引いてしまったんですけど、気付いたら私もハマっていました(笑)古着って唯一無二で、「今ここで買わなかったらもう出会えない」っていう宝探し感があるんですよね。今では多いときには月5、6万円買うくらいの古着マニアです。
もともとはどんなファッションをしていたんですか?
普通の女子大生みたいな感じです。今じゃ想像できないかもしれないですけど、清楚系のワンピースも着ていました(笑)
「カッコいい女性になりたい」と目標を掲げておきながら量産系の服ばかりを着ている自分のことをダサいなと思っていたんです。古着に出逢ってから、こっちの自分の方が心地よいなって感じるようになりました。
そして、古着屋開業が夢になったんですね。
以前、ご縁あって自分が常連として通っている古着屋のイベントで一日店員をやらせてもらったことがあったんです。その時に友達が来てくれて、もともと古着には興味のない子だったんですけど好きになって帰ってくれたんです!それが嬉しくて、自分のお店を持ってもっとそういう瞬間に立ち会いたいって思いました。
古着って敷居が高いイメージがあるし、スタイルが良くないと似合わないんじゃないかって思っている人もいると思うんですけど全然そんなことないんです!私自身153cmなので、低身長のお客さんにも着こなし方をたくさん提案したいですね。
いつ頃開業したいとか目処はありますか?
まだ具体的なことは考えていないです。内定先の会社がめちゃくちゃ好きなので、独立せずに別の形で古着に携わったり、子会社として古着関連の事業を立ち上げるという選択肢もあります。
とにかく今はまだ服に関する知識が乏しいので、もっと勉強していきたいと思っているところです。服の年代やバックグラウンドについても理解を深めて、古着の良さをたくさんの人に広めていきたいです!