美学生インタビューInterview
ミスキャンを通して社会問題に関心を持つきっかけを届けたい
ミスキャンパス同志社2022に応募した理由を教えてください。
貧困問題や環境問題の解決に携わりたいと考えていて、ミスキャンに出ることがそのための一つの手段になると考えたからです。
私は社会問題に対して一人でも多くの人がその問題に目を向けて、自分事として考えることが大切だと感じているんです。私がミスキャンに出場することで今まで問題に目を向けていなかった人にも私を通して目を向けるきっかけを届けることができるんじゃないかと思って応募しました。
ファイナリストに選ばれた瞬間はどんな心境でしたか?
実は、ミスキャンに応募をしたことを誰にも伝えていなかったので本当に選ばれちゃった!どうしよう!って思いながら運営の方や他のファイナリストの子たちと挨拶をしていたのを覚えています。
これまでの活動を振り返って感じることはありますか?
一番感じていることは支えてくださる方々の存在の大きさです。活動の中で自分一人でできることは何一つなくて、この数か月間は人とのつながりを改めて感じられるようになりました。
やることに追われている日もあるのですが、目の前のことに集中しながらも常に客観的な視点を持ってどんどん自分自身をアップデートできる期間にしたいと思っていながら活動しています!
活動の中で特に意識していることはありますか?
SNSを活用する中で自分らしさを大切にするということです。自分が好きなことや楽しいって思うこともやってみようと思って、読書ノートを載せたり旅記録や趣味のカメラで撮った写真を載せたりしています。
旅や読書などは色々な人と共通の話題になりやすく、おすすめの本や場所を教えていただけることも多いんですよね。ファンの方からもそういった反応があると楽しみにしていただけているのかなと感じられてとても嬉しいです!
一番好評だったのはどんな投稿ですか?
読書ノートの反響が大きかったです!
細かいところまですごく丁寧にまとめていますね!
自分の中ではなんとなくの感覚でまとめているつもりなんですけどね(笑)ミスキャンが始まる前からやっていて、SNSにたまに載せていたんですよ。そうしたら友達に「これどうやって作るの?」って聞かれることが何回もあって、他にも見たい人がいるのかなって思って載せたら好評ですごく嬉しいです。
本はたくさん読むんですか?
忙しい時でも合間を縫って読んでいます。やることに追われていたりすると思考が固まっちゃうので新しい思考や言葉に触れることのできる読書の時間は私にとって最高のリフレッシュになっています。
でも、実は大学生になるまでは読書が大嫌いだったんです。
そうなんですか?何故、読書をするようになったんですか?
大学受験の時の現代文の先生が読書の面白さを伝えてくれる先生で、それで興味を持ち始めました。あとは偶然再会した本があって、それがきっかけになりました。
大学生の最初の頃に読んだ原田マハさんの本がとても面白くて、それから本を読むようになったんです。そのうちに小学生の時に1冊だけ面白いって思った本があったことを思い出したんですよね。それで、誰の本やったんやろって探したら原田マハさんの本だったんです!偶然だと思うんですけど、あの頃から繋がっていたんかなって思って、もっと読書が好きになりました。
読書を好きになる秘訣はありますか?
私は読書が苦手だったので、活字として本を捉えるとすごくハードルを高く感じてしまうんです。だから、人の話を聞くものだと捉えて本を読むようにしているんですね。もともと人の話を聞くことが好きなので、様々な活動をしてきた方や素敵な考えを持っている方の話を1000円で聞くことができる読書はすごいなと思ったんです。そうしたら自然とハードルも下がっていったし、どんどん読書の魅力にハマっていきました。
ファイナルイベントに向けて意気込みをお願いします!
ファイナルイベントはミスキャン活動の最後のイベントではあるんですけど、私の中ではそこがスタート地点だと思っているので、これからの活動に向けていいスタートが切れるような機会にしたいです!
環境問題を考えるコミュニティに所属!
社会問題などに興味を持ったきっかけを教えてください。
原点は小学5年生の時に青年海外協力隊の活動をしていた人の講演を聞いたことです。今この瞬間に同じ地球の中で大変な問題が起きているのかとすごく衝撃を受けたし、そういった問題を解決するために活動している人が私の目にはすごくカッコよく映ったのを今でもよく覚えています。
そのあとはこれといって何か活動をしていたわけではないんですけど、受験する大学・学部を選ぶ時に自分の興味を考え直したんです。同志社大学の政策学部は色々な社会の課題に対してどんな風にアプローチできるのかを学ぶ所で、そこに入りたいと思った時に自分は社会問題に対して関心を抱いているんだということを自覚しました。
大学に入ってからはどんな活動をしているんですか?
2回生の終わりまで海外ボランティアのサークルに所属してカンボジアの子どもたちを支援する活動をしていました。
他にも京都府の「WE DO KYOTO!プロジェクト」のユースサポーターとして環境保全の取り組みに参加したり、大学でパソコン通訳をしたりしています。パソコン通訳というのは、耳が聞こえない学生のために先生が話した内容をパソコンで文字起こしするスタッフのことです。
今は社会問題に関心のある学生が集まっているコミュニティで活動をしています。
今のコミュニティは学外の団体ですか?
そうです。その団体のインスタグラムのアカウントを偶然見つけて面白そうだなという直感のままコミュニティに参加することを決めました。
その団体のイベントに参加したりメンバーと交流したりしているうちに団体の運営メンバーにならないかと誘ってもらい、9月の主催イベントの時は企画段階から携わりました。ミスキャン期間中だったんですけど、どちらも諦めたくなかったので並行して頑張っていました。
どのようなイベントだったんですか?
社会に向けてアクションを起こしたいけど何をしたらいいかわからないっていう人が一歩を踏み出すきっかけになるようなイベントです。社会活動家やカメラマンの方などすでに活躍されているZ世代の方を招待して講演していただいたり、集まった参加者全員での表現の機会として、環境活動家の方が作成してくださった曲のMV撮影をおこなったりしました。
私は広報担当だったのでインスタグラムの広告を作成したりするのが役割でした。
大変だったことはありますか?
広告のデザインをする時に、イベントへのみんなの思いを反映させたデザインにしないといけないっていうプレッシャーがありました。インスタグラムのストーリーズの広告では手書き文字を使って目を引くデザインにするなど工夫をしました。
イベント当日はどんな感じでしたか?
素敵な思いを持ったお客さんがたくさん来てくれて、かけがえのない空間になりました!私の人生の色々なところで関わってくれた人も参加してくれて「来て良かった、ありがとう」ってみんな言ってくれて、こんな私でも誰かにきっかけを届けることができるんだと感じられたし、私にとっても大きなきっかけとなるイベントになりました。
イベントを通して感じたことはありましたか?
一人ひとりが素敵な想いを持ち、お互いのことを思いあっている空間はまさに希望そのもので、この素敵な空間が広がっていくように私自身もより一層頑張っていきたいと感じました。また、これからも一緒に進んでいきたいと心から思える仲間に出会うことができて、このイベントは私にとって宝物になりました。
これからやってみたいことはありますか?
海外に行きたいです!色々な所を旅して多様な世界を自分の目で見たいんです。本で読んだり映像で見たりするのとは絶対に違う印象を受けると思うし、それを実際に感じて自分が何を思うのかめちゃくちゃ気になるので、自分の足を動かして色々な景色を見て、たくさんの人に出会いたいなと思っています。
また、人に対して優しい選択をしたら、された側だけじゃなくした方も幸せになれると思うし、そういう思いやりの輪が広がっていった結果として社会問題の解決に繋がるというのが理想だと思うので、それを実現できるように様々なことに挑戦していきたいです!