美学生インタビューInterview
コロナが収束したらまた長岡の花火大会に行きたい!
今回のファッションのポイントを教えてください!
グリーンのトップスの後ろの所がリボンになっていることと、夏らしく麦わら帽子を被ったことです。あとは、普段ワンピースやスカートを着ることが多いのですが、今回は大人っぽくしようと思って白いパンツにしてみました。
来年からは社会人なので、最近は新しい服を買うときに「社会人になってもこの服を着れるかな?」と意識するようになりました。今まではフェミニンな服が多かったんですけど、実は戸田恵梨香さんのようなパンツスタイルもカッコよく着こなせる女性に憧れています。
いつもと違う雰囲気も似合っています!ところで依田さん、夏の思い出って何かありますか?
2年前に祖母と従兄弟と新潟県の「長岡まつり大花火大会」に行ったことです。東京の花火大会のクライマックスに上がるような大きい花火が、一気に視界全てに埋まるくらい上がって、「こんな大規模な花火大会があるんだ!」と感動しました。
この花火大会は祖父母の思い出の花火大会らしくて、祖母が「孫たちにも見せてあげたい」と思ってくれたんだと思います、ゆったり見るためにわざわざチケットまで取ってくれたので存分に楽しむことができました。
新型コロナウイルスの影響で昨年、今年と中止が続いていますが、再開されたら絶対にまた行きたいです!
素敵ですね。その時は浴衣とかは着ましたか?
いえ、着ませんでした。そういえば、昨年と比べると今年はあまり着れてないですね。昨年はミスコンの浅草撮影や知り合いのカメラマンさんに誘われた撮影で3回くらい着れました(笑)
来年は、それこそ花火大会が開催されて着れるよう期待しています!
誰かの頑張るきっかけになれたのが嬉しかった
前回、美学生図鑑に登場してもらったのは『ミス青山コンテスト2020特集』でした。ミスコン本番はどのような気持ちで迎えましたか?
緊張したということはあまりなかったです。「もう終わっちゃうんだ、ミスコン活動でみんなと会えなくなっちゃうんだ……」と、半年間一緒に活動してきたメンバーとの関わりが薄れてしまうことへの悲しさや寂しさが大きかったです。今思うとリハの休憩時間にアイスを買いに行ったり、一緒にランチをしたり、そういった何気ない時間が一番楽しかったですね。
ミスコンを通して、同じミスター・ミスコンに出たメンバーや携わってくれた実行委員会のみんななど、とにかく人脈が増えました。私の所属している学部はクラス制がなかったので、決まった友人しかいなかったんです。2年生の冬頃までは文化祭の実行委員として活動していましたが、サークル活動はしていなかったですし……。出会えた人との繋がり全部がとにかく嬉しかったですね。
昨年のインタビューでは「謙虚な気持ちで感謝を忘れずに最後までやりたい」と言っていましたが、達成できましたか?
自分なりに常にずっと感謝の気持ちを伝えられるよう努力をしていました。オンライン開催だったのでSNSとライブ配信でしかコミュニケーションを取れず、とにかくそこに全力の感謝の気持ちを込めていました。
SNS投稿やライブ配信は毎日頑張るようにしていましたし、空いている時間はひたすら投稿についたリプライに返信をしていました。ライブ配信でもコメントはなるべく全部読んで返すようにしていましたね。そんな風に毎日コミュニケーションを取るのが私の楽しみになっていました。ミスコンが終わった今もコメントをくださる方がいるので、日々の励みになっています!
ミスコンが終わってから、何か生活に変化はありましたか?
人前に立つことが増えて、SNSのフォロワーも急激に伸びたので、周りの人にどういう見せ方や伝え方をするべきかを慎重に考えるようになりました。何気なく言った一言が相手には引っかかってしまうかもしれませんし、それが大きな誤解に繋がってしまうこともあります。
そうならないように、SNS投稿やコメントに返信をするときに書いたものをすぐ送ることはせず、何度か読み直してから公開するようになりました。気兼ねなく何でも投稿っていうのはできなくなりましたね。
改めて、ミスコンに出場して良かったと思うことはありますか?
人に喜んでもらうことの嬉しさを実感することができたことです。
私のライブ配信にいつも来てくださる方々がいて、その人たち同士が仲良くなっていくんです。誰かが「明日試験なんだよね。」と配信でコメントしたとき、「頑張ってね!」と私はもちろん励ますのですが、その後に他の人たちも応援のコメントを書いてくれたんですよね。優しいファンの方たちのおかげで、そういう励ましあえるようなコミュニティを作れたのが出て良かったなと思います。
それから、ミスコン出場中にスタバに行ったら女の子に声をかけられたことがありました。そうしたら先日、その子からメッセージがあって、今年のミス日大法学部コンテストに出場している大田里穂子ちゃんだったんです!
「あの時、依田さんに声をかけたことがきっかけで自分もミスコンに出たいと思いました。」と書いてあって驚きでした。誰かの頑張るきっかけになれたのが本当に嬉しかったです。
もう4年生、気になる卒業後の進路は……?
卒業後の進路について教えてください。
広告業界の会社に就職することになりました。
もともとCMや街中のポスターを見るのが好きで興味があったので、学部でも広告系の授業ばかり取っていました。ただ、インターンシップとミスコン活動の時期が被って参加できなかったことが不安でした。
それは大変でしたね。内定獲得のために努力したことはありますか?
OB訪問をした際に「日常の些細なことも見逃さないように、たとえば電車に乗っているときもスマートフォンを見ないほうがいい。」とアドバイスをいただいたことがありました。
どういう意味だろう?と思いましたが、確かに電車の中って周りの人、車窓からの街並み、たくさんの広告など情報に溢れていますよね。そこから得られる発見を大事にしなさいってことだったんです。そこから、日常的に周りを見て、気づいたことや感じたことを積極的にメモを取るようになりました。
また、ミスコン活動やセント・フォースsprout(事務所)で経験したお仕事を通じてコミュニケーション力がついていたのも面接に生かされたと思うので、表に出る活動もやってきて良かったなと感じます。
コミュニケーション力はどう身についたのでしょう?
ミスコン活動でたくさんのファンの方とライブ配信でお話したことや、学生アナウンサーとして『知られざるガリバー~エクセレントカンパニーファイル~(テレビ東京)』や『gee up sprout(ラジオ)』などの番組に出演させていただいた中で身につきました。
『知られざるガリバー』は企業の社長の方に実際にインタビューをおこなって、製品の強みなどをリポートする番組です。自分でインタビューするというのはなかなかない経験で、最初の頃はとても緊張しましたし、スタッフの方にダメ出しをされることもありました。
でも、ある時、カメラが回っていないところで企業の方と他愛のない話をしていたら、そのあとのインタビューで気になったことを素直に聞くことができて、相手の方もリラックスして答えているように見えたんです。仕事の話ばかりではお互い緊張してしまいますが、全然関係のない話もしていると相手の心開いてより多くの情報をひきだせることに気が付きました。
就活も無事終わったということで、残りの大学生活はどう過ごしたいですか?
先輩方に「4年生って何をしたらいいですか?」って色々と聞いたんです。やっぱり資格の勉強とかした方がいいのかな?と考えていたのですが、「好きなことをするのがいいよ。」と言われることが多かったんですよね。
そこで何をしようか考えたときに趣味を見つけたいなと思って、刺繍を始めたいって今思っています。
なんだか意外です。どうして刺繍なんですか?
もともと絵を描くことが好きなのですが、刺繍って絵を描くことに似ているのかなと思ったんです。
私、小学生の頃は毎日絵日記を描くほど絵を描くのが好きで、今も日々あった面白いことを4コマ漫画みたいにしてノートに描いてるんですよ。実は、いつかそれで本を出すのが密かな憧れだったりするんです(笑)
あと、母が手芸好きで、昔からハンドメイドで色々と作っているのを近くで見ていたのもありますね。せっかく身近に大先生もいるので、自分でデザインを考えてみたりしつつ刺繍をやってみたいと思うようになりました。
ハマると長く続けられそうでいいですね。
そうですね。おばあちゃんになってもできる趣味ですし、ワクワクします!
「頑張った、挑戦したぞ!」と自負できる経験を大学生活で作ろうと考えていて、それはミスコンで達成されたかなと思います。残り少ない大学生活は自分のために大切に過ごしていきたいですね。