美学生インタビューInterview
配信を見てもらうために試行錯誤の毎日です
現在、フレッシュキャンパスコンテスト2020(全国の新入生を対象としたミスコンテスト。以下、フレキャン)に出場中の石川さん。出場のきっかけは何ですか?
単調な生活を変えたかったからです。浪人を経てやっと大学生になれて、キャンパスライフを楽しみにしていたのにコロナ禍で学校に行くことも出来ず、バイトも休業になってずっと家にいる日々が続いてしまっていたんです。
その期間、何もしないのは勿体ないし何か出来ることはないかなって考えて、フレキャンに出場したら自分も何か変われるんじゃないかなと思い5月の半ばに応募しました。
フレキャンのことはもともと知っていたんですか?
昨年度グランプリの中川紅葉ちゃんのことを高校生の頃から知っていて、すごいコンテストがあるんだなって思っていました。
フレキャンは3ブロック制で、4月に募集していたAブロックの時は出場するか迷って出そびれてしまったんですけど、Bブロックの募集の時に、新生活にも慣れてきたしこれは応募するしかないなって思い応募しました。
フレキャンに出てみて、大変だったことは何ですか?
私が浪人してしまった原因でもあるんですけど、とにかく時間管理や自己管理が苦手なんです。
受験生の時は授業とかに遅刻したとしても、自分が損をするだけじゃないですか。でも、今はフレキャンの活動でやっているSHOWROOM(ライブ動画配信)の生配信に遅れると私のために時間を割いてくださっているリスナーさんをお待たせすることになってしまうんですよね。なので、自己管理や時間管理に責任を持つことの大切さを改めて感じました。
でも、もともと出来ていないことなので本当に苦労しましたね。配信のスケジュールはハードで管理するのも大変なので、最近はスケジュール帳を買って、ちゃんと書くようにしました。
SHOWROOM配信をやってみてどうですか?
喋るのが苦手ではないので、1人で喋ることに関しては全然苦労しなかったです。
でも、私は基本的に皆さんから頂いたコメントを読むスタイルなので、コメントがこないときは大変ですね。皆さんが忙しい時間だとコメントが0になることもあるんです。それなのに30分喋り続けなくてはいけないので、さすがに難しさを感じます。
コメント0はきついですね。そういうときはどうやって乗り越えてるんですか?
自分からリスナーさんに話を振っています。例えばリスナーさんそれぞれのSNSのプロフィール欄を見て趣味を覚え、その話を振るということをしています。
あとは、私のリスナーさんが配信を見に来やすい時間を把握してその時間に配信したりもしています。働いている方が多いので、出勤前の朝の8時やお昼休みの時間、帰宅後の時間などが見に来てもらいやすいんです。
すごく考えて配信しているんですね!どうやってこの方法を編み出したんですか?
雑誌『CanCam』のオーディション配信があって、それが初めてのハードなスケジュールでの配信だったんですけど、そこでは1日10回とかの配信をこなさなきゃいけないのに来てくれる人に波があって。どうすれば良いのかなって悩んでいた時に他のフレキャン出場者の子やリスナーさんたちに聞いて編み出した方法です(笑)
フレキャンに出てみて、楽しかったことは何ですか?
今まで、芸能関係に興味がありつつも芸能活動禁止の高校に通っていたので、そういう活動を全く出来なかったんです。フレキャンに出てみて、特典で雑誌『JJ』に載れたりだとか今まではやりたかったけど出来なかった経験が出来ているのが楽しいしやりがいを感じますね!
『JJ』ではスタジオでの撮影を初めて体験したんですけど、緊張したけどとても楽しかったです。カメラマンさんがすごく褒めながら撮影してくださるので、緊張がだんだん解れていくのを実感してプロってすごいなと思いました(笑)
フレキャンでのこれからの目標を教えてください。
初めはどうなるか分からないけどとりあえず出てみようというくらいの気持ちだったんですけど、だんだん審査が進むうちに自分についてきてくれるファンの方が増えてきたので、今はその気持ちに応えたいという気持ちでいっぱいです。最後には賞をとって恩返しできるように頑張ります!
演技とダンスに打ち込んだ高校時代
先ほど「芸能活動に興味があった」と話していましたが、興味を持ち始めたきっかけは何だったんですか?
ずっと、E-girlsがすごく好きで。ダンスが上手くてステージでキラキラしている姿を見て自分もそうなりたいなと思って、幼い頃からavexのアーティストアカデミーに入ってダンスの練習をしていたんです。
アーティストアカデミーにはダンスのコースの他に演技のコース(アクターコース)があるんですけど、「演技やってみない?」と誘っていただいたのをきっかけに、ダンスの他に演技のレッスンも受け始めました。
それで演技を学ぶうちに、もともとあった表舞台に立つことへの憧れをより強く感じ始めたんです。
演技のコースではどんなレッスンをやっていたんですか?
発声や早口言葉もやっていましたし、演技っていってもただ演技するだけではなく、アニメ映像に声を吹き込んだりと本当に多岐に渡る練習をしていました。
アクターコースで大変だったことは何ですか?
アイドルっぽい活動をしてみないかとか、テレビに出てみないかとかそういうお話をいただいても、高校の決まり的に受けることができないことが苦しかったです。
声をかけてくれるスタッフさんも「この機会を逃したらもう次はないよ。」と言って勧めてくれるんです。でも、私はやっぱり学業優先だから受けることはできなくて「やりたいのにやれない」という葛藤の中にいたのが辛かったですね。
芸能活動ができる高校に移ろうとは思わなかったんですか?
それは思わなかったです。幼稚園から一貫の学校に通っていて、母親もその学校出身だったので私にとってその学校に通い続けることに意味があったんですよね。
芸能活動禁止の高校に通いながら演技のレッスンを受けていて、何をモチベーションにしていたんですか?
その時も続けていたダンスは発表会やコンテストで優勝するという明確な目標に向かってやっていて、演技は具体的な目標はなかったんですけど楽しいという気持ちがあったので続けていました。
女優さんになりたいとも思っていたんですけど、高校の卒業が18歳なのに浪人もしてしまって19歳になって、ここから女優として活動をスタートさせるのは厳しいのかなと思って諦めてしまいました。
縛りがなくなった今、フレキャンをきっかけに芸能活動を始めようという気持ちはありますか?
んー……どうだろうな。両親がIT企業のサラリーマンなのもあり、私も安定した職に就きたいとは思っているんですよね。
ただ、アクターコースで発声や滑舌の練習もしていたのでアナウンサーの仕事には興味があります!これからの大学生活で自分がやりたいことを見つけていきたいですね。
eスポーツをもっとたくさんの人に知ってもらいたい!
ダンスや演技の他に、好きなことはありますか?
eスポーツがすごく好きです!eスポーツっていうのは、コンピュータ上のゲームで対戦するスポーツ競技です。オンライン上で、世界中の人と繋がって戦うことができるんです。
日本ではまだあまり馴染みがないですよね。好きになったきっかけは何ですか?
去年、大好きなE-girlsの鷲尾伶菜さんがeスポーツの大会に出場しているという記事を読んでeスポーツのことを知って、興味を持ったんです。調べてみると、世界ではすごく普及している種目なのに日本ではあまり知られていなくて勿体ないなと感じたんです。
その時は受験生だったので行動に移すことはできなかったんですけど、時間がある大学生のうちにeスポーツを普及させるために何か行動に移せないかなと思っています。
どんなことをする予定ですか?
私がフレキャンを通してもう少し影響力のある人になれたら、eスポーツをもっとたくさんの人に知ってもらえるような発信をしていきたいなと思っています。
今は、YouTubeでeスポーツに関する動画を載せたりもしているんです。ゲーミングPCの紹介などもしています。
どのゲームがお気に入りですか?
『グランド・セフト・オート(通称:グラセフ)』というゲームが好きです。4〜5人でチームを組んでやるんですけど、1人が犯人役、残りが警察役になって追いかけたり、フラッグを陣地に運んだりします。やったことがない人にはあまり伝わらないですよね(笑)
もともと『龍が如く』が好きで、実際にある土地がゲームの中に存在して、自分が自由に動けるというところに魅力を感じています。グラセフではアメリカの雄大な土地を自由に動けるのですごく楽しいですね。
大会に出場する予定などはありますか?
eスポーツはとても魅力的で、自分が実際にやるのも楽しくて大好きなんですけど、実はすごく下手くそなんです(笑)だから、いずれは大会を主催したりイベントを開催したりする側になれたらいいなと思っています。