美学生インタビューInterview
世間一般が思う“理想の女の子”にはならなくてもいい
ミス中央コンテスト2019に出場することを決めたきっかけを教えてください。
もともと、私みたいな個性的な系統が出ることはないだろうと思っていたので、ミスコンに全く興味がなかったんです。でも、ミスコンの運営団体に知り合いがたくさん居て、その中の一人が熱烈なオファーをくれたので応募することにしました。
実際にファイナリストに選ばれた時は、期待する気持ちもありましたが、不安な気持ちの方が大きかったですね。もう絶対に気の抜けた姿をさらせないじゃないですか!例えば、電車の中で口を開けたまま寝たりとか(笑)
だけど、選ばれたからにはやるしかない!と思って活動をしていると、自然と不安は消えていきました。
ミスコンの活動を始めて良かったことはありましたか?
友達の大切さを再認識できたことです!「忙しくて寝れてないだろうから」と言って、ホットアイマスクをくれたりするんですよ。私と同様、友達もミスコンに興味がなかったんですけど、今は私のために毎日投票してくれているのでとても感謝しています。
まぁ、一番仲の良い友達はなぜか一度も投票してくれないんですけど……。ここまで来たら逆に最後まで貫いてほしいですね(笑)
どうして投票してくれないんでしょうね(笑)ミスコンの活動についてご両親はどのような反応ですか?
めちゃくちゃ応援してくれています!
お母さんは写真の良し悪しについてアドバイスをしてくれますし、お父さんはハワイに居る親戚にも投票してもらうために、投票の仕方を一人ひとりに説明してくれました(笑)
子どもが人前に出ることに対してすごく誇りを持ってくれる両親で、雑誌に載るとすごく嬉しそうに買ってくるんです。学生生活で最後の親孝行ができているのかなと思いますね。
ミスコンを通して意識していることはありますか?
自分らしさを貫くことですかね。
活動を始めたての頃は、ファイナリストと一緒に撮影をしていてもあまり笑わないし、髪も一人だけ真っ黒だし、目の形も……みんなと違うところが多すぎて気持ちが萎えてしまうこともしばしばありました。良い意味で“浮いている”と考えればいいのに、悪い意味で“浮いている”と思ってしまったんですね。
でも、活動をしていく中で、私の個性を褒めくださる方がSNS上にたくさん居て、受け入れてもらえたことがとても嬉しかったんです。友達からも「そのままの個性で最後まで活動を続けてほしい」と言われて自信がつきました。
なので、この期待を裏切らないように、最後まで自分を貫いていこうと思います。
ミスコン本選への意気込みを教えてください。
日本には、多くの人が考える典型的な“可愛い”の人物像がありますよね。その人物像をみんながみんな目指そうとするけど、私は自分らしさを捨てる必要はないと思うんです。
世間一般の人が思う理想の女の子になんてならなくてもいいということをミスコン本選で伝れられたら嬉しいです。
サークルも妥協したくない
大学生活で頑張っていることはありますか?
ダンスに力を入れています!
高校の部活でダンスを始めたんですけど、その面白さにどっぷり浸かってしまいました。大学でも『NAOKAN』というストリートダンスサークルに入ってダンスを続けています。
思い出に残っていることはありますか?
今年2月に行われた大会でオープニングダンスのリーダーを任せてもらったことです。
『NAOKAN』は全員で400人くらい居るんですけど、その中から大会に出ているメンバーに自分が考えた作品を踊ってもらってオーディションをしました。最終的に40人まで絞って練習を重ねた結果、無事にショーケースの先頭を切れました!
どのくらいの頻度で活動しているんですか?
普段は週に2日ほど練習しているんですけど、大会や白門祭(学園祭)が近づくとほぼ毎日練習がありますね。夜12時から朝5時までの深夜練習をすることもあるんですよ!
今は『NAOKAN』のメンバーとして踊る最後の白門祭に向けて練習を続けています。
ミスコン本選も白門祭で行われるので、両立が大変ですよね。
実際、キャパオーバーしかけてますね(笑)深夜練習が終わった後にシャワーを浴びて、そのままミスコンの撮影に行くこともあります。
でも、妥協してどちらかを優先したくはないんです。私にとって『NAOKAN』の活動はミスコンの活動と同じくらい大切なので、これでミスコンに支障が出て自分の票に響いたとしても後悔はしません。
ここまで来たら気合で、妥協せずに無理してでも両方の活動を頑張ろうと思っています。