美学生インタビューInterview
ミスコンらしくないと言われようと自分のスタイルを貫きます!
ミスキャンパス立命館に応募した理由を教えてください。
大学で履修した「社会に生きる法」という授業に、2015年度ミスキャンパス立命館準グランプリの綿貫有花さんが講師としてお話に来てくださったのがきっかけです。
法学部の卒業生が大学での学びを社会に出てどう活かしているかについて講義する授業なんですが、その中で綿貫さんがミスキャンについて「大学生活の宝物だ」と語ってらしたんです。ミスキャンを通して自分との向き合い方や大人との接し方を学んだこと、さまざまな経験の中で価値観が変わって今もその経験が活きていること……お話の熱量が半端なくて、聞いているうちに私も出場したいという気持ちになりました。
正直、それまで立命館にミスコンがあることすら知らなかったんですけど、イケイケどんどんな性格なので勢いで応募しましたね。
選考はどうでしたか?
自己PRでは一人でトークをしました。本当は何か特技を見せたかったんですけど、私の得意なことは水泳やそろばん、書道など、その場で披露しにくいものばかりだったので、迷った挙句「喋ろう」と思い立って……(笑)
グループ面接だったんですけど、自分だけ他の人とはベクトルが違うなと感じたので、ファイナリストに選ばれる自信はまったく無かったです。
ファイナリストに選ばれた時の心境はどうでしたか?
電話で連絡が来た時はびっくりして息を飲み込みました。電話を切ってからも「ほんまに受かったんかな?」ってなかなか実感が湧かなかったです。
宣材写真の日に他のファイナリストと顔合わせをしたり、スタジオにカメラマンさんやヘアメイクさんがいるのを見たりして、「あ、今から始まるんやな」って気持ちにスイッチが入りました。
活動が始まって数か月経ちますが、どうですか?
思ったよりも芸能活動っぽいことをするんだなという印象です。写真撮影の機会も多いし、アイドルみたいなチェキ会イベントもあったりして、これまで生きてきた世界とはまったく違うなと感じます。
あと、ミスコン活動を始めるまでSNSをまったくやっていなかったので、慣れるまでに時間がかかって大変でしたね。ハッシュタグの付け方など初歩的なことから覚えていきました。
大塚さんはSNSの内容が独特だなと感じます。
私リッキーが黒髪にしてウリユジンチェが白髪をした暁には息絶えてこの世から消えると思う。(つまりはこの2人が逆の髪色になるという事で。そんな世界線もこの2年半の間であるかもしれないという事で。今頑張って起こるかもしれない現実のために心臓と視覚の準備運動してる) pic.twitter.com/kZsbmjxTvF
— ミス立命館No.2大塚咲妃子(おおつかさきこ) (@mcr2023_02os) October 22, 2023
最初はミスコンらしさを意識した投稿をしようと思ったんですけど、それだと面白くなくなるなと思って、今は自分の思ったことや好きなことを自由に投稿しています。韓国の男性アイドルやオーディション番組が好きなので、そういった投稿もたくさんします。もはや“趣味アカウント”ですね(笑)
まじでそろそろこんなツイートばっかしてたら運営に〆られる
— ミス立命館No.2大塚咲妃子(おおつかさきこ) (@mcr2023_02os) October 22, 2023
実は、ミスキャンの運営スタッフから「趣味アカウントにするのはやめなさい」と注意されたこともあったんです。でも、これが私のやり方だと思って貫いています(笑)確かにファンの方に向けて発信するアカウントであるべきだとは思うんですけど、趣味を前面に出した方が私自身のことを知ってもらえると思うんですよね。
実際に「ファイナリストの中で面白いね!」なんてコメントをもらえたりもするので、私はこのスタイルで正解だと思っています!認められたのか、諦められたのか、運営スタッフからはその後、何も言われなくなりました(笑)
自分を貫いていて素敵です!インスタグラムの方はどうですか?
最近、韓国語を勉強し始めたので、キャプションを日本語・韓国語・英語の3か国語で書くようにしたんです。そうしたら韓国の方からのフォローが増えました!
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中にはWeb投票をしてくれたり、ミクチャの配信に来てくださる方もいたりして、自分の発信したことが他の国の方にも伝わってるんだと思うとめちゃくちゃ嬉しいです!
ファイナルイベントに向けて意気込みをどうぞ!
グランプリが目標というよりは、今自分が頑張ってることや表現してることの結果としてグランプリがついてきたらいいなと思っています。
今ファイナルイベントについて打ち合わせをしているところなんですけど、自己PRでは選考の時のようにちょっと人と違うことをしたいと思っているので楽しみにしていただきたいです。半年間の集大成をお見せできるように頑張ります!
こう見えて公務員志望!中学時代の愛読書は六法全書でした
立命館大学の法学部に進学した理由を教えてください。
中学生の時から法律が好きで、絶対に法学部に進学しようと思っていたんです。
もともと小学生の時に歴史が好きで、中学で公民の授業を受けて法律の面白さにハマりました。法律って人間が社会秩序を作っていく歴史の過程で生まれたものじゃないですか。日本史で学んだ色々な出来事が元となって法律が出来て現在社会に繋がってるんだと思うとすごく興味深くて、中学の読書の時間は六法全書を読んでいました(笑)「こんな法律があるんや!」「こんなことまで法律で規定されてるんや!」って毎日発見があって楽しかったことを覚えています。
すごい中学生ですね……!大学ではどのようなことを学んでいるんですか?
色々な授業の中から選択できるんですが、3回生の春学期は会社法を履修しました。でも、全然面白くなくて……。秋学期から民法と刑法の授業の履修に切り替わったら、楽しすぎて泣きそうになりました!(笑)私は生活を送る上で身近な法律が好きなんだと思います。
将来はどのような道へ進みたいと考えていますか?
今は国家公務員になりたいなと考えています。以前、地方公務員のインターンに参加したんですが、その時、より広く社会貢献ができる国家公務員の方が自分のやりたいことに近いと感じたんです。
国が決めた方針に則って受動的に動くよりも、自分自身が枠組みを作ったり目標を掲げたり、地方ではできないような大きな仕事をしたいんですよね。まだ具体的には決まっていないですけど、裁判所や検察、省庁などで働くことに興味があります。
意外とお堅い職業を目指しているんですね!
例えば省庁に勤めるとしたら「この法案のこの部分に自分は携わったんだよ」とか、他人に胸を張って言えるような、誇りを持てるような仕事がしたいです。
あと、国ってめちゃくちゃ色々な取り組みやサービスをやっているんですけど、いまいち国民に認知されていないように感じるんです。例えばジェンダーに関しても相談できる場所がたくさんあるし、法的トラブルが発生したときには「法テラス」という無料の相談窓口があります。ミスキャンを通して身につけたSNSでの発信スキルも社会に活かしていきたいです。