美学生インタビューInterview
研究と両立しながら毎日配信を頑張っています!
ミスコンに興味を持ったきっかけ?
私は外部から東大の大学院に入学したんですが、去年のミス東大コンテストを受験する時に見ていて、それがきっかけで自分も出たいなと思うようになりました。
面接を経てファイナリストに選ばれた時は大きな驚きと同時に嬉しさもありました。周りの人からもすごくビックリされましたね。
もともと、ミスコンに対してはすごく華やかな印象を持ってたんですけど、実際にこうやって活動してみて、毎日のようにライブ配信をしたりSNSをやったりコツコツと頑張って、なんとか自分でもついていけているなと感じます。
活動していく中で大変なことはありますか?
研究との両立ですかね。活動の一環のライブ配信に関しては朝と夜とで平均2、3時間とかなり時間をとられるので、スケジュールを上手く組まないといけなくて難しいなと思います。
配信ではその日にあったことを話したり雑談をしたりしています。毎回のように来ていただける方たちが場を盛り上げてくれるので、大変ながらも頑張っています。
ミスコンを通してどのような人になりたいですか?
影響のある人になりたいです。
SNSで発信する時、毎回どうやったら見てくれる人に響くのかなということを考えながら行っているんですけど、その工夫でみんなの反応が良かったりするとすごく嬉しいんです。それに、配信などを続けているおかげで人前で話すことに対して前よりは抵抗がなくなってきたなと最近感じるようになりました。
だから、テレビで活躍している人みたいに、自分も発信したことで周りの人が動いてくれるような人になりたいです。
ミスコン本番に向けて意気込みを聞かせてください。
グランプリを獲れるように、最後までコツコツと配信や発信を頑張ります。応援よろしくお願いします!
「アレルギー物質の少ない落花生を作る」まだ誰も成功したことのない研究をしてます!
大学院ではどんな研究をしているんですか?
私の所属している新領域創成科学研究学科は「学融合」というのをテーマにしていて、色々な学問を組み合わせることで新しい学問領域を作ろうということが特徴です。その中で、私は落花生の研究をしています。
落花生の研究を始めた経緯を教えてください。
まず、大学生の時は「植物病理学」という分野の研究所で菌の勉強をしていました。大学2年生の時に農家の方の所に足を運んだり授業を受けたりする中で、植物が病気にかかることで収穫量が減ってしまう事実を知り、病気にかかりにくいような植物の研究がしたいと思ったことがきっかけです。
なるほど!そこから院に進もうと決意したのはどうしてですか?
大学3、4年と菌の研究をしていくうちに、同じ分野ではあるけれどウイルスの研究に挑戦してみたいなと思い始めて、外部の東大大学院を受験してそこから落花生の研究をすることになりました。
落花生の研究とは具体的にどんなことをするんですか?
簡単に言うと、アレルギー物質の少ない落花生を作ろうとしています。まだ誰も成功していないことですしすごく意義のあることかなと思います。
具体的な研究方法でいうと、育てた植物に傷をつけたりスプレーをかけて菌がたくさん入った液体を接種させて、どういった反応が出るかによって病徴を調べています。
なんだか難しそうですね。
実験方法や研究の方向性を探るための情報収集をするのが大変ですね。情報収集は基本的に論文を読んで、自分がやっている研究がサイエンスの世界でどのくらい位置を占めているかだったり、今やってる実験はメジャーな手法なのかマイナー手法なのかといった情報を得ます。たくさんの人が研究しているわけではないので、論文を探し出して自分の研究について分析するのは大変ですね。
あとは、学会発表とか頑張らないといけない時期は毎日実験に取り組まないといけないんですが、いざ植物から菌を採取して、液体を混ぜて結果が出るまで6時間フラスコを回した状態でいないといけなかったりするので、それがすごく大変です。
落花生の研究のどういうところにやりがいを感じますか?
工夫を続けることで、思い通りの研究結果が出るとすごく嬉しいです。やっていても結果出ない時のほうが多いんです。でも、その時に何が原因なのかなということをしっかり考えて、少しずつ実験のやり方を変えて工夫していくことが醍醐味なのかなと思います。
研究しているからこそ知っている、落花生のおすすめの食べ方は何かありますか?
落花生ご飯がおすすめです。よく私の母が作ってくれるんですが、炊飯器に殻を割って入れて、一緒に炊いてから塩とかでちょっと味付けをするとすごく美味しいですよ。