美学生インタビューInterview
思い出深い赤の浴衣 昔は紫の◯◯を身につけていました
今回の浴衣のポイントは何ですか?
さりげないチェック柄の生地に色とりどりの花が散りばめられているところです。小物なども含めてトータルで赤と白でまとめました!
とても似合っていて素敵です!赤色が好きなんですか?
普段の洋服では、白や黒などの合わせやすい色を選びがちであまり赤は着ないんですけど、趣味がサッカー観戦で応援している鹿島アントラーズのチームカラーが赤なので好きですね。
特に東京五輪の日本代表にも選出されている上田綺世選手が好きで、今年初めて応援用にマイユニフォームを買って、少し前にそれを着て栃木のスタジアムへ観戦に行きました!
それと、実は2年前に出場したミス國學院コンテストのお披露目の時にも、赤と白の浴衣を着たんですよ!しかもそれもチェックの柄のもので。その時の赤はもう少しはっきりした色味だったので、それに比べると今回の赤は少し大人っぽいですね。
山本さんにとって赤は思い出深い色なんですね。
そうですね。あと、もう一つ浴衣に関しての話なんですけど、今おばあちゃんが、知り合いの方が営む着物や浴衣の生地を販売しているお店に頼んで私のために浴衣を作ってくれているみたいなんですよ!本当はサプライズになるはずが、お母さんが私に口を滑らせちゃったんですけどね(笑)
その浴衣を着てお祭りに行くのが今年の夢だったんですけどこのご時世では叶わなそうなので、家で着ようかなって感じです(笑)
外で着る機会がなさそうなのは残念ですが、おばあちゃんが浴衣を頼んでくれているなんて素敵ですね。
おばあちゃんが選ぶものに外れは一つもないと思っているので、出来上がりを見るのがすごく楽しみです!
ちなみに山本さんの予想ではどんな浴衣が出来上がると思いますか?
風変わりな色の物がくる気がします……。以前から、おばあちゃんが私にくれるものってちょっと変わった色の物とかなんですよ。
ちょっと変わった色ですか!極彩色な色が好きなんですか?
好きです!それと特別好きというわけではないんですけど、小5から中1の冬くらいまでずっと、紫の淵の太い眼鏡をかけていたんですよ。だからその影響で派手な色の中でも紫の印象が強いかもしれません。
紫色の眼鏡ってすごく珍しいですね。
本当は赤にしようと思ってたんですけど、当時南海キャンディーズの山ちゃんが流行っていて赤眼鏡を掛けていたので、私も山本だから赤眼鏡を掛けたらあだ名が「山ちゃん」になっちゃうかも……と思って(笑)
それで代わりに何となく選んだのが紫で、中学生になってハンド部に入ってから部活で眼鏡を壊した時も保障で同じ紫の眼鏡をもらって。その後は部活のためにコンタクトにしたんですけど、やっぱり紫の眼鏡って今考えると変わってますね(笑)
その時の姿が気になります(笑)
卒アルに残っているんですけど、眼鏡の陰で眉毛が繋がっているように見えるし、オールバックのポニーテールで雰囲気も全然違うので見せられないです。でも、眼鏡を取ったら今と変わらないはずですよ(笑)
「空気を読むな。」ディレクターの助言が今の私に活きています
前回、美学生図鑑に登場してもらったのは2年前の秋、ミス國學院コンテスト出場真っ最中でした。以降、どのような生活を送っていますか?
ミスコンでグランプリをいただき、その年の12月頃からセント・フォースsprout(事務所)に所属することになりました!
最初の1年くらいは自分磨きの期間という感じだったんですけど、ラジオやWebCMに出演していました。。
どんなラジオなんですか?
『gee up sprout』という、セントフォースsproutのメンバーが週に2人ずつ登場して、アナウンサーとしてのスキルアップのためにチャレンジしていくという番組を1年生の2月から出演させていただいています。
最初の頃は全然話せずペアの人に合わせて相槌を打つだけのような感じだったんですけど、この前で10回目を迎え、最近は自分でも分かるくらいちゃんと話せるようになってきたかなって思います。
経験を積むうちに慣れてきたという感じなのでしょうか?
慣れもあると思うんですけど、5~6回目くらいの出演時にディレクターさんから「空気を読むな。」と言われたことがきっかけかなと思います。
高校の時とか、以前は自分にあまり自信がなくて、仲良くしたいのにびくびくと相手の顔を伺ってしまって友達関係が上手くいかない時があったんです。なので、ラジオで何か一言挟もうかと思っても、挟んだら流れが変わっちゃうかなとか、ペアの子が返しにくくなるかもなって思って、変に空気を読んで結局やめてしまったり、上手く自分を出せないということがありました。
だけど、ディレクターの方に、「空気を読むことは良さではあるけど、進めていくのはあなたたちだから良い意味で空気を読んじゃいけないよ。」、「自然な姿が本当のあなたなんだから、放送のために頑張るんじゃなくて自然体でいいんだよ。」って言われて。それからは「もし、しけちゃってもごめんなさい!」って気持ちで臆せず発言するようになりましたね。
そうなんですね。積極的に発言するためにご自身で意識していることはありますか?
何でもいいからポンと頭に浮かんだことをその瞬間に口に出すなど、自分から話題を提供することです。もちろん、マイナスな内容が浮かんでしまった場合には一旦考えますが、そうじゃない場合は自分から心を開いていこうと思って。
びくびくしていたら相手にも伝わっちゃうし、でも逆に自分が楽しく笑っていたらその場全体が明るくなるかもって思うんです。ディレクターの方の助言のおかげで最近のラジオは普段の自分で楽しめていますね。
朝の情報番組で活躍中!スポーツのワクワク感を気持ちを乗せて伝えます
最近はTBSの『はやドキ!』にも出演していますよね!
はい!ご縁があって今年の4月から月曜のスポーツ担当としてニュースを読ませていただいてます。
初めてのレギュラーでの全国放送で、誰が見ているか分からないので自分らしく振る舞いながらもより一層発言に責任を持たなければと感じます。
スポーツの担当って山本さんらしくていいですね!
中学高校時代はハンドボール部だったので、スポーツはやるのも観るのも好きなんです。担当できてとても嬉しいです!
スポーツって「試合の結果どうなんだろう!?」みたいな特有のドキドキ感やワクワク感があるじゃないですか。ただ、結果情報を伝えるだけじゃなくて、そういう気持ちの面も乗せて原稿を読めたらなと思っていますね。
そのために何か意識していることはありますか?
映像を見たりしながら、選手の努力の過程や背景などを理解して、その気持ちをイメージすることです。例えば、選手がガッツポーズをしていたら自分もガッツポーズをするような熱い気持ちで読んだり。
一方で、一見同じような嬉しいニュースであっても、嬉しさを全面に出して読むのとは違うなと感じるニュースもあります。例えば、痛みを乗り越えて何かを成し遂げたというような内容とか。そういう時は、明るい笑顔というよりも、優しい声や笑顔をイメージして伝えるようにしたりしますね。
「伝える」ための表現の難しさを痛感しつつ、毎回その時の選手やニュースの視聴者の方がどう感じるかを想像して伝えられるように試行錯誤中です……!
山本さんの話を聞いていたら、「空気を読む力」と「明るさ」の両方が伺えてきた気がします。最後に、今後の目標を聞かせてください!
将来は誰かの背中を押せたり力になれたりできるようなアナウンサーになりたいです。
先ほどお話ししたように今までは自分の発言に自信がなかったんですけど、今は私が何かを発言することでスタジオ中が笑いに包まれたり、取材先の人や視聴者の方に笑顔になってもらえるような、笑顔の連鎖を引き起こす存在になれたらいいなって思います。
私の元気の源は、周りの人の頑張りや笑顔なので、私もそう言ってもらえるように恩返ししていきたいなって思います!