2021.03.24

【卒業生特集2021】大橋充(神戸女子大学)「憧れだった女優を目指す。その名の通り“充”実した人生を送りたい」

遠藤 沙和子関西学院大学4回生

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リボン

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美学生インタビューInterview

リボン

神戸女子大学の大橋充ちゃんが大学生活最後に美学生図鑑へ再登場!
大学ではスポーツ栄養について学び、美学生図鑑のYouTubeチャンネルでは「栄養士の卵」として料理の腕前を披露。そんな彼女が選んだ進路は、まさかの「女優」!?その理由とは?
4年前の写真の再現と合わせてインタビューをご覧ください!

スポーツ栄養の現場でプロ野球選手の食事作り

いよいよ大学卒業ですが今はどんな心境ですか?

滋賀から神戸に移り住んでたくさんの出会いがあって、自分の夢に向かって何かをしてる時は楽しい気持ちに満ち溢れてたんですけど、今は急に寂しさが襲ってきてます。もちろんこれから頑張ろうって気持ちはあるんですけど複雑な心境ですね。

 

大学生活自体はめちゃめちゃアッという間でめちゃめちゃ楽しくって、充実した4年間でした。

 

その4年間を振り返ってどんなことが身に付きましたか?

私は健康スポーツ栄養学科だったのでやっぱり料理や栄養についてのスキルですね。

 

実際にスポーツの現場で経験も積めました。授業の一環で希望制なんですけど、夏の甲子園期間中に出場校の宿泊先や、プロ野球チームの選手寮でご飯を作ったりしたんです。

そんな授業もあるんですね。

そうなんです。甲子園の方は1回生の時でした。2週間くらい旅館に滞在する20人ほどの選手に食事を提供するんです。とにかく量を食べるんですよ。

 

でも、ビックリしたのがそれでも体重が落ちて激やせする子がいて。

それくらい練習がハードってことですか?

たぶん暑さとプレッシャーですね。運動してるアスリートの実際の姿を見て、あらためて過酷な環境でやってるんやなって。その中でどうやって食事を提供していけばいいんだろうって考えさせられました。

教科書に載ってないこともたくさんありますよね。それにしてもプロ野球選手の食事を作るのはすごいなと思います。

そちらは3回生の時です。3か月間くらい週1、2のペースでオリックス・バファローズの若手寮へ行きました。神戸女子大学の卒業生が栄養士をされてて、その方が考えたメニューを調理するんですけど、そこで初めてプロの方に提供する献立の立て方とか提供の仕方を知りました。

 

基本、献立を立てる過程は一緒なんですけど、スポーツによって必要な栄養素や量が違うのでそこをきちんと考えるのが大変だし、選手のコンディションに合わせた個別の対応もあるので、ただ栄養のあるものを作るだけじゃなくて「体調どうですか?」っていうようなコミュニケーションもすごく大事なんだなって感じましたね。

実際の現場を体験してみてどうでしたか?

選手のスケジュールに合わせて行動するから朝3、4時から準備をしますし、1軍や2軍、日々の練習によって食事の時間がバラバラなんですけど、食堂にモニターがあって選手が戻ってきたらすぐに温かいご飯を食べられるようにするんです。それが大変でした。

 

それに、プロの方に食べてもらうので下手なものは出せないっていうプレッシャーもありました。食事を出す以上それは誰に対してもなんですけど、特にアスリートの方には栄養バランスのちゃんと整ったものを出さないとっていう責任感がありましたね。

そういう意味では、実際の現場で得られた経験は大きかったんじゃないですか?

めちゃめちゃ大きかったです。スポーツ栄養士ってどういう職業か漠然としていた部分もあったんですけど、こういう経験を通して明確になりました。教科書には食べ物に含まれる栄養素が載ってますが、実際に食べるのは人やから人対人の仕事やなってすごく感じました。座学だけじゃわからんことあるなみたいな。

まんまるちゃんが“シュッ”と大変身

学校以外の面はどうでしたか?色々と活動してきたと思うんですけど。

美学生図鑑の#StayHome企画でもお話しましたが、一番は友達みんなとホノルルマラソンを走ったことですね。完走できたことで友達との絆を再確認出来たので一番印象に残ってます。

 

最初は思い出作りっていう軽い気持ちだったんですけど、本番の1年前からトレーニングを始めて食事や生活習慣を変えて、日々運動する中で本気度も上がっていったし、自分にはこんな負けず嫌いな一面があったんやっていうのを引き出せたことが大きな経験になりました。

インタビューでは「ゴールしたあと涙が止まらなかった。」って話してましたね。


途中も何度も泣きそうになりました(笑)練習中は最高でも20kmくらいしか走ったことなかったので42.195kmは未知の距離だったし、現地は炎天下で友達ともバラバラになるんです。異国の地なので誰も助けてくれへん。

 

ゴールするしかないって思って、その瞬間は奮い立つんですけど、走っても走っても全然終わらんから不安になってくるんですよね。でも、ゴールでみんなと会えるから、その時にちゃんと泣こうって友達の顔を思い浮かべながら走ってました。

辛かった分、達成感は大きかったんじゃないですか?

今までこんなに頑張ってきたことってなかったからあの感覚、あれほどの達成感は初めてでした。ゴールした直後はみんなヘトヘトで疲れた~って感じやったんですけど、日本に返ってきた時には、同じことを乗り越えた友達同士、私ら頑張ったよね!って絆が深まったし、やり切ったって気持ちでいっぱいでした。

美学生図鑑の企画にもたくさん出てもらいました。振り返ってどうですか?

1回生の時の写真はなんだか別人みたいな感じ。表情もすごくあどけないというか幼いですよね。滋賀から神戸に出てきたわけですけど田舎の娘感が漂ってて“イモ”って感じですね、あかぬけてない感じで(笑)

この時と比べて雰囲気がすごく変わりました。何か理由が?

周りの環境もあるかな。神戸はすごくオシャレな街だし、友達もオシャレな子が多いから私も頑張らないとって気持ちが。

 

あとは痩せたことが大きいのかな? この時は輪郭とかまんまるちゃんやったのがシュッとしました。それこそマラソン終わった3か月後にコロナで自粛になって、今まで2日かけてやってた運動を時間があるから1日でやってたんです。運動量が多くなって健康的に体重が落ちたのかなって思います。

『海辺の美女特集』や『クリぼっち特集』にも出てもらいました。クリスマスのはメイクを崩して撮影したり今から思うと酷い企画でしたよね(笑)

いや、これはこれで全然アリ!って思ってましたよ。もともと面白いことやおちゃらけたことが大好きやから、クリスマスの企画とかすごいノリノリでした。

 

2018年の『海辺の美女特集』もSNSとかで見て可愛いな~って思ってた方たちと一緒に淡路島へ行けて楽しかったです。

あの時は結構な大人数で行きました。


咲紀ちゃん萌子ちゃん月乃ちゃん……。綺麗なお姉さんたちに囲まれてめっちゃ幸せでした。2年以上前か~、懐かしいな~。あんまり大人数で遠出することなかったので、小旅行的な雰囲気にテンション上がりました。夏と海、大好きなのでめっちゃ楽しかったです。

 

この時の写真はどれも心から楽しめてる感があって全部好きです。振り返ったらすっごい思い出が詰まってます。

とある舞台に背中を押されて 夢を叶えるため人生最大の挑戦へ

そんな学生生活も終わってもうすぐ社会人ですが、この先の進路は?

実は小さい頃からずっと女優さんになりたい!って思ってて、その夢を叶えるために来月上京するんです。

えっ、そうなんですか!? てっきり栄養士とか料理関係の道に進むのかと。

周りのみんなが就職する中で迷いはあったし、大学でスポーツ栄養を学んでいるとそれもすごく楽しくって、芸能界へって気持ちとの間で悩んだんですけど、ある舞台を見たことがきっかけでやっぱり人生は一回切りやし自分のやりたいことをやりたいって思ったんです。

人生を変えてくれた舞台ということですね。どんな作品なんですか?

『忘れてもらえないの歌』っていう作品です。

 

舞台は今まで結構見たことあったんですけど、ストーリーや役者さんの熱量に心を打ちぬかれたというか、心を動かされたというか、それを見た時に女優さんとして昔からの夢を叶えたいって思ったのと、私が舞台や役者さんから人生を変えるような影響を受けたように、私も誰かの人生に少しでも影響を与えたいなって強く思ったんです。

引き込まれる作品だったんですね。どんなストーリーなんですか?

時代は終戦後で若者がジャズバンドを結成するんですけど、時代が目まぐるしく変わる中で、周りから音楽をやめろって言われてもその道を貫く若者たちの物語なんです。

 

就職して安定を求めないといけない、それでも自分の夢を追いたいっていう私自身の気持ちと重なってストーリーにすごくグッときたのと、主演を演じた関ジャニ∞の安田章大さんのお芝居がすごい熱量だったんです。

そんなに迫力があったんですか。

贔屓とかはないんですが、舞台に立ってる安田さんの姿がその時代を生きるジャズバンドの演奏員さんに見えて。安田さんからその時代を生きる必死さとか葛藤とか、悲しみ喜びがものすごい熱量で伝わってきたので、まさにその人の人生を見てるって感じでした。

 

音楽を扱った作品なんで楽しく歌うシーンも多かったんですが、戦争の記憶を思い出して主人公が葛藤するシーンなんかは特に印象に残ってます。この舞台は私の背中を押してくれた作品で、関ジャニ∞の安田さんは私の人生を変えてくれた人って感じですね。

でも、充ちゃんは今22歳ですよね。芸能界でいうと……。

今から始めるのはだいぶ遅いスタートです。

子どもの頃から芝居をやってる人もいる中で勝ち抜かなくてはいけません。

この歳で挑戦するべきかはすごく悩んだし、だからこそ絶対に売れてやるぞ、女優になってやるぞっていう気持ちはめちゃめちゃ強くて、人生を賭けてやります。

 

そして、やるって決断したからには中途半端な気持ちではダメだし、自分が思ってる何十倍も何百倍も努力しないとなって思ってます。

 

気持ちは十分ですね。逆に今の自分に足りないことって何だと思いますか?

演技経験はゼロなのでそのスキルです。まずは演技のレッスンとかを受けていきます。

 

最初はもちろん生活が安定しないので一般職をやりながらレッスンを受けたりオーディションを受けたりっていう感じになりますね。一般職は栄養やダイエットのアドバイスをする美容系のサロンで、今まで大学で培ってきたことを生かせる仕事なんです。

複数の仕事をやるのは大変です。その辺りの覚悟は?

若いうちしか無理というか自分に負荷をかけられないから、今、苦労をしとこうって。

 

さっきも言ったように私は人に影響を与えたり、人のためになるような生き方をしていきたいし、“自分の人生を生きたい”って想いがあるんです。で、私が死んじゃった時「あの人はやりたいことをやって、すごく充実した人生を送れてたよね。」と言ってもらえるような人になりたくって。

 

充実の『充』って『みつる』って書くじゃないですか。だから、名前通り生きた人だねって言われたいんです。そのためには色々な挑戦をするし、無謀って思われても自分がやりたいことをやる。充実した人生を送れるように頑張りたいです。この名前をつけてくれた両親に感謝ですね。

 



美学生プロフィールProfile

プロフィールphotos

大橋 充 (おおはしみつる) 神戸女子大学 健康福祉学部健康スポーツ栄養学科4回生

>お仕事を依頼する
生年月日
1998年8月14日
出身地
滋賀県
憧れの人
山賀琴子さん・北川景子さん・安室奈美恵さん
チャームポイント
ホクロと二重の目
性格を一言で表すと?
けっこうサバサバ、嫌なこともあまり気にしない
異性を落とすコツは?
くしゃっと笑うこと
主な活動
スタードラフト会議2015ファイナリスト / なでしこコレクション2016ファイナリスト / 甲子園でビールの売り子 / ヴィッセル神戸ガールズ応援ユニット「ヴィッセルセレイア」2018メンバー

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