美学生インタビューInterview
ドーンって音が心臓に響く感覚が好きです
今回の浴衣のポイントを教えてください。
「大人っぽい浴衣を着たいなら普通のレンタルショップより呉服屋さんの方がいいよ。」って友達からアドバイスをもらったので、今回は呉服屋さんで借りました。色柄が上品だし、兵児帯が可愛くて気に入ってます。
夏祭りには毎年行きますか?
はい!お祭りのガヤガヤした雰囲気が好きなので毎年一回は行ってますね。
特に打ち上げ花火が大好きで、見てるだけでドキドキします。ドーンって音がそのまま心臓に響きません?あの感覚がすごく好きなんです。手持ち花火は後片付けとかが大変だけど打ち上げ花火はそれもないし(笑)
1回生の時にびわ湖大花火大会に友達と行って前の方の席をとって見たんですけど最高でした!
理想の浴衣デートを皆さんに聞いてるんですけど、ありますか?
相手にも浴衣は着てもらいたいですね。私、男の子と浴衣姿でお祭りとか行ったことないから憧れてて。だから見てみたいです!
あ、あと、back numberの『わたがし』って曲知ってますか?あれくらい真っ直ぐ自分のことを想ってくれる人とお祭りに行けたらなぁって憧れます(笑)
自分を見つめ直しミニマルな暮らしへ
前回、美学生図鑑に登場してもらったのは今年の1月でした。その後、何か生活に変化はありましたか?
コロナをきっかけに時間やお金の使い方がガラッと変わりました。
それまでは被写体活動をかなり積極的にやっていて、月に十数件は撮影を受けていたんです。それに加えてアルバイトやサークル活動もあったのでゆっくりできる時間が全然なくて……。
大学生ってもっとどんな風に生きていこうとか将来どんなことやりたいとか考えなきゃいけないと期間だと思うんですけど、まったく自分と向き合う時間を持てていなかったんですよね。
でも、自粛期間で自由に使える時間が増えたことで自分を見つめ直す機会ができました。
自粛期間はどんなことをして過ごしていたんですか?
本をたくさん読むようになりました。読んだ本を記録してるんですけど、さっき確認したら4月から今日までで38冊読んでました!
本以外にもAmazonプライムに加入して映画を見たり、自分の考えを整理するためにノートを買って日記をつけるようにもなりました。
印象に残ってる本はありますか?
『フランス人は10着しか服を持たない』っていうエッセイ本です。
フランスに留学したアメリカ人女性のお話なんですけど、フランス人は何でも買うんじゃなくて自分に合うお気に入りの物だけを買って大切に使うそうなんです。服だけじゃなく家具とかも。たくさん物が溢れていて何でも買える時代だけど、お気に入りの物を少し持って心豊かに上品に生きることって大事なんじゃない?ってことを提唱してる本だと私は思っています。
この本は私にとって結構チクリと来るものがあって。というのも今までの私は被写体活動やアルバイトを頑張って詰めて、そこで頂いたお金で新しい服をたくさん買っていたんです。でも、あとから考えるとなんでこんな服買ったんだろ?って思うのもあって(笑)
この本がきっかけで長く大切にしたいと思える1着を探したいなと思うようになったし、ミニマルな暮らしに興味を持つようになりました。
生活を見つめ直すことができたんですね。今年の夏休みはどんな風に過ごす予定ですか?
去年は夏休みにめっちゃ撮影の予定を入れていたんですけど、今年は入れすぎないように心がけたいです。
「誰でもいいから可愛い子を撮りたい」って人じゃなくて、「私を撮りたい」って思ってくれる人からの依頼を受けたいですね。本当にカメラが好きな人とか今まで親しくしてくれていたカメラマンさんとの撮影を積極的にやっていきたいなって思います。
週に2日はオフの日を設けて家の片付けをしたり自炊をしたり勉強をしたり、ゆとりのある夏にしたいですね!