美学生インタビューInterview
「大学辞めようかな……」から一転、ミスキャンに挑戦
ミスキャンに出場した経緯を聞かせてください。
元々の自分はとても地味で消極的でした。人前に出たりする性格ではなかったし、むしろ「いかに自分の存在を消すか」ということを意識して生活しているような人間でした。オシャレにも興味がなくて、すっぴんにTシャツ、ジーパンで通学……今の私からは想像できないかも知れないですが、ミスキャンとは縁遠い生活を送っていたんです。また、2回生の頃(一年前)には、とある理由から人間不信に陥って人と会うこと自体拒絶してしまうようになり、大学に通えていない時期がありました。「学部で勉強していることが自分の本当にやりたいことと違うんじゃないか?」という疑問も相まって、大学を辞めようかなとも考えていたんです。
そんな時、たまたま共通の友人を介して田中陽菜さん(ミスキャンパス関西学院2015ファイナリスト)と出逢う機会があって、そこで陽菜さんからミスキャンへの応募を勧められました。「今しかでけへんことやし、人生一度きりやねんからチャレンジしてみたら?」と。今思えば、あの出逢いが転機でした。最後の最後まで迷ったんですが、お母さんにも背中を押され、締め切り10分前に応募に踏み切りました。
ファイナリストに選ばれた時はどんな気持ちでしたか?
本当に信じられなくて、驚きと嬉しさのあまり泣いてしまいました。ダメ元で応募したけれど、なんだかんだ選ばれたいって気持ちもあったし、「ああ、これから私の人生始まるんだ」ってパッと視界が開けた感じでしたね。実際に活動が始まって、どうでしたか?
最初の頃は本当に不安でいっぱいで……。こんなキラキラした世界でやっていけるんだろうかと思っていました。撮影もイベント出演も何もかもが初めてで、全部がどうしたらいいの?という状態。Twitterの更新も最初はしんどかったですね。自撮りもしたことがなかったし、絵文字も普段は使わないので慣れるまでは大変でした。でも、そのうち「ミスキャンの人ですよね?」って学校で声をかけてもらうことが増えてきて。見てくれてる人がいるんだなって思うだけで救われたし、「応援してます!」って言葉が心に沁みて本当に励みになりました。
「意外と向いてるかも」ミスキャンを通して芽生えた新たな目標
活動に取り組む中で何か自分自身に変化はありましたか?
少しずつだけど自分に自信を持てるようになったと思います。以前は自信の無さから下を向いて歩いていたり自分の存在を消そうとしていたのですが、ファイナリストとして色々な経験をしていくうちに“自信を持って笑うこと”や“自分を発信すること”ができるようになってきました。学校に通うことも以前に比べて楽しいと思えるようになりましたね。ミスキャンを通してどんな人間に成長したいですか?
人に何か良い影響を与えられる女性になりたいなって思っています。自分が何かを発信することで誰かに何かしらのきっかけを提供できたらいいな、と。それを実現する一つの形として実は今、「アナウンサー」を目指しているんです。アナウンサーですか!以前の西村さんからは想像できない目標ですね!
アナウンサーなりたいっていうのは、ミスキャンの活動が始まってから考えるようになりました。人前で話すことも「意外と楽しい」って感じたし、「もしかしたら向いてるのかも知れない」って思うようになったんです。周りから「アナウンサーになったら?」とか「アナウンサーにいそうだよね!」って言われるようになったのも、この職業を意識するようになったきっかけだと思います。 就活に弾みをつけ、なりたい自分に近付くためにも、ミスキャンでグランプリをとりたいです。ファイナルイベントまで残り一ヶ月を切りました。本番への意気込みを聞かせてください。
ファイナルイベントでは120%の笑顔で、自信を持って自己PRやパフォーマンスの発表に臨みたいです。自分を出し切ったその先に、グランプリがあると信じています。クラシックが慌ただしい日々の疲れを癒やしてくれる
今回、美学生図鑑の撮影にフルートを持ってきてくれましたね!フルートはいつからやっているんですか?
中学1年から高校2年まで、部活のオーケストラクラブでやっていました。大学に入ってからはあまり演奏していませんが、部活を辞めたあとも個人で吹いていました。数ある楽器の中から、何故フルートを選んだのですか?
担当楽器を決めるにあたって試しに色んな楽器を演奏してみたんですよ。そしたら、他の楽器は上手く鳴らなかったのにフルートは一発で音が鳴ったんです。だから相性がいいのかなと思って。あと、フルートを演奏している人=綺麗という憧れのイメージも漠然とあったし、持ち運びが便利なところにも惹かれましたね(笑)実際にフルートを選んでとても良かったと思っています。何時間練習していても飽きなくて、吹けば吹くほど好きになっていきました。どんな曲でも演奏しやすい楽器ですし、高音楽器なので音が目立つところがいいですね!