美学生インタビューInterview
初めての仕事でベテラン俳優と共演!
セント・フォースsprout(学生キャスターの事務所)に所属したきっかけを教えてください。
母と一緒に『めざましテレビ』を見ていた時にお天気キャスターの林佑香さんが出演されていて、セント・フォースの学生部門に所属していることを知ったんです。以前からアナウンサーに憧れていたので、学生のうちから実践的な活動ができる場所があると知って興味を持ちました。
私は大学で理工学部の経営システム工学科に所属していて、プログラミング系のお仕事に就くことも視野に入れていました。なので、応募を決心するまでには少し時間がかかってしまったのですが、2年生の冬に所属することが決まりました。
アナウンサーに憧れを抱き始めたきっかけは何だったんですか?
私は親が転勤族で小さい頃からさまざまな場所を転々としていて、慣れない環境に不安を感じることが多かったんです。そんな時、ローカル番組でアナウンサーが話題のイベントや場所をレポートしているのを見て、その地域の魅力や人の温かさを感じることができたんですよね。「もっとこの地域の良いところを知りたいな」と新しい暮らしに対して前向きな気持ちになれて、その経験がアナウンサーという仕事への憧れに繋がりました。
これまでに取り組んできた仕事の中で印象に残っているものはありますか?
事務所に所属して2か月後くらいに初めていただいた仕事が一番印象に残っています。『温水洋一と行く ラーメン完食旅』というCSの新番組で、俳優の温水洋一さんと2人で街を練り歩き、ご当地ラーメン店を取材する内容です。第1回目の放送の取材エリアは私の地元・神奈川県横浜市で、私は地元をよく知る案内人として出演しました。
番組のプロデューサーが私を指名してくださったんですが、最初にお話を頂いた時は信じられなくてドッキリなんじゃないかと思いました(笑)初めてのお仕事で、有名な俳優さんと2人で進行するプレッシャーも大きかったです。
初めてのロケはどうでしたか?
わからないことだらけですごく緊張しましたが、プロデューサーから「力を抜いて、橋本さんの思うように純粋に楽しんでください。」と言っていただき、ベテランの温水さんにも引っ張っていただきながら無事にロケをやり遂げることができました。
街頭インタビューにも初挑戦しましたが、上手く話を引き出せず課題も残りました。ただ、初めての仕事で大きな経験を積むことができたので、それ以降の仕事には自信を持って臨めるようになったと感じます。
他に印象に残っているお仕事はありますか?
テレビ東京系列の『知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜』という番組の学生リポーターです。私は、自動車の部品などにも使われているベアリングを製造している企業と、エアバッグなどの自動車のセーフティシステム製品を製造している企業を取材しました。1社は茨城、もう1社は愛知に工場があって、実際に現場まで足を運んでインタビューをおこないました。
取材にあたって事前に会社のホームページなどを見てリサーチするのはもちろんのこと、取材先が製造業ということもあり、私が所属する理工学部の機械学科の教授にも質問しに行って重点的に取材すべき部分についてアドバイスをいただいたりもしました。
理工学部に通っていることは自分のアドバンテージだと思うので、今後のお仕事にも活かしていきたいです。
プログラミングにどハマり!献立アプリもリリースしました
理工学部の経営システム工学科に進学した理由を教えてください。
中学1年の夏に「Life is Tech!(ライフイズテック)」という中学・高校生のためのプログラミングキャンプに参加したのがきっかけです。
最初はプログラミングなんて難しそうだし絶対にできないでしょ!って思っていたんですが、教科書に沿ってやってみたら意外と簡単に動かせることがわかって、そこからプログラミングの楽しさにどっぷりとハマっていきました。
その後も長期休みがあれば必ずキャンプに参加し、高校生からはもっと本格的に学びたいと思って週1でプログラミング教室に通ってiPhoneアプリの制作に取り組むようになりました。先生にサポートしてもらいながらではありますが、最終的には「クックリスト」という献立アプリを作ってApp Storeにリリースしました。
どんなことができるアプリなんですか?
毎日食べた食事を日付とジャンル(和食・洋食など)で登録できます。それに加え、過去に登録された食事の情報からその日の献立を提案してくれる機能があるんです。最近食べていないジャンルや不足している食材をカウントして、バランスの良い献立を提案する仕組みになっています。
なぜ、このアプリを作ろうと思ったんですか?
母が毎日「今日は何を作ろう」と悩んでいるのを見て、そういった悩みをアプリで解決できないかなと思ったんです。献立をおすすめしてくれるアプリがあれば、母と同じように悩んでいる人にも役に立つんじゃないかなと思いました。
実際にお母さんに使ってもらうとすごく喜んでくれました!献立をぱっと決められる手軽さが気に入ったようです。悩む時間が減ったと言ってくれて、作って良かったなと嬉しくなりました。
プログラミングができるというのは、アナウンサーを目指す上でもアピールポイントになりそうですね。
プログラミングができるアナウンサーってなかなかいないと思いますし、他の人にない強みだと思っています。ゆくゆくは理系の分野を取り扱った教育番組などにキャスターとして携わるのが密かな目標です!