【ミスキャンパス関西学院2024特集】和根﨑颯美（関西学院大学）

納豆のような粘り強さ！爪痕を残して俳優活動のチャンスを掴む

ミスキャンパス関西学院に応募した理由を教えてください。

私は小学4年生から高校2年生まで芸能事務所に所属して、ドラマや映画、舞台に出演していました。俳優になりたいという気持ちが今でも強くあって、ミスキャンに出場することで芸能関係者の方の目に留めていただけたらという思いで応募しました。

また、自分を発信することが苦手なので、それを克服したいと思ったのも理由の一つです。事務所に所属していた頃、なかなか自分から「こういうお仕事がしたい！」と積極的に動くことができず、マネージャーさん任せになってしまっていたんですよね。自己プロデュース力を磨いて能動的にチャンスを掴んでいけるようになるための第一歩として、ミスキャンに挑戦することにしました。

俳優志望なんですね！

周りは就職活動を意識し始める時期ですけど、私は自分がパソコンをカタカタするようなお仕事をしている姿がまったくイメージできないんです。幼い頃から芸能界にいたので、やっぱり演技や歌など表現活動を続けていきたいんですよね。大学受験を機に事務所を辞めてしまったんですけど、離れたことで芸能界への思いはさらに強くなりました。

ファイナリストのオーディションはどうでしたか？

「なんとしてでも受かりたい！」「このチャンスを絶対に逃したくない！」という気持ちで臨みました。結果の知らせが来るのが楽しみで、 一日に10回はメールボックスを確認していたくらい待ち遠しい気持ちでした。連絡が来た時は信じられなくて、メールを3度見しましたね。嬉しすぎてその場で何度もジャンプして喜んだのを覚えています。

活動が始まって数か月経ちますが、どうでしょうか？

去年のファイナリストの方からライブ配信が大変だと聞いていたのですが、実際に配信が一番大変でした。これまで役を頂いて台本に沿って表現するということしかやってこなかったので、トークでリスナーの皆さんを盛り上げるのはとても難しく感じました。

トークスキルを鍛えるために何か努力したことはありますか？

通学中や散歩中にラジオを聞いて勉強するようにしました。たとえば、なにわ男子の藤原丈一郎さんが出演してらっしゃるラジオ番組があるんですけど、30分間1人でお話をされているんですよね。一つのテーマをどのように広げていくかも参考になりますし、食べ物など季節の話題が出てくるので、そのネタを自分の配信にも少し取り入れさせていただいたりしています。

ミスキャンの活動の中で大切にしていることを教えてください。

応援してくださる方たちにいかに感謝を伝えるかを意識しています。というのも、今年はWeb投票がお披露目からファイナル当日まで5か月間、毎日あるんです。継続して投票するって本当に大変なことだなと思うので、SNSの投稿やコメントの返信内容は一日の中でもかなり時間をかけて考えています。

Instagramフォロワー1200人達成の際の投稿画像

インスタグラムのストーリーズを一つ載せるのに30分くらい考えることもありますし、フィード投稿だと一覧にしたときの見映えも意識しなきゃいけない。音楽の曲選びにもこだわっていたら2時間くらいかかってしまうこともありますね。

さまざまな個性のあるファイナリストがいる中で、ご自身の強みは何だと思いますか？

粘り強さと切り替えの早さはファイナリストの中で一番だと自負しています。一度コレという目標を決めたら、納豆のように粘りまくって「絶対に負けないぞ！」という気持ちで取り組む性分です。

活動期間中、どうしても数字や順位が見えて目を塞ぎたくなっちゃうこともあるんですけど、そういうときも落ち込んで立ち止まるんじゃなくて、じゃあどうしたらもっとファンを増やせるんだろう？と頭を切り替えて前向きに考えるようにしています。

落ち込んだとき、気持ちを切り替えるコツはありますか？

私は紙に書き出すようにしています。ミスキャン用のノートを作っていて、そこに心の中にあるモヤモヤしたものを全部書き出すんです。こういうことが嫌だったとか、これができなくて悔しかったとか、まとまっていなくていいので全部箇条書きで。書くことで気持ちがスッキリして心に余裕ができるんですよね。

ファイナルイベントに向けて意気込みを聞かせてください。

悔いのないように最後まで自分らしく、はやみんワールド全開で駆け抜けたいですね。将来に繋げるためにもしっかりと爪痕を残したいです。

今年の9月からボイストレーニングを始めたので、ファイナルイベントでは応援してくれた人たちへの感謝の気持ちを込めて歌を披露する予定です。一人あたりの持ち時間が10分間あるみたいなので、歌だけじゃなく最近習い始めたタップダンスなども披露できたらなと考えています。

役と自分が重なり合うと“心が解放されるような感覚”を得られるんです

小学4年生の時に事務所に入ったきっかけは何だったんですか？

幼稚園の頃からダンスを習っていて、身体を動かして自分を表現し、誰かに見てもらう喜びを幼いながら感じていました。

そんなある日、新聞で芸能事務所のオーディション情報を見つけたんです。その時は演技がしたいとかではなく、ダンスをもっとやりたいという思いで応募しました。

それからその事務所の養成所で演技やダンス、歌のレッスンを受けながら、エキストラのお仕事に参加していました。最初はお遊戯会の延長のような感覚だったんですけど、講師の方から濃密な指導を受けていくうちに「俳優になりたい」という気持ちが芽生えていきました。

もともとはダンスが好きだったとのことですが、演技の方に惹かれていったのはどうしてでしょう？

私は自分の心の内を友達や家族に話せない性格なんです。でも、演技をしていると、自分の秘めた感情と役の感情が重なり合って、閉じこもっていた心が解放されるような感覚を得られるんですよね。

そうすると、もはや役に対する感謝の気持ちが芽生えるというか、役があることで自分も解放されるし、見てくださる方たちの心にも通じ合えるものをお届けすることができる。その不思議な感覚に、ビビッときたんです。

すごい感覚ですね……！それから高校2年まで事務所に所属してドラマや映画、舞台に出演していたとのことですが、印象に残っている作品はありますか？

中学3年生の時に出演した『おいしい給食』というドラマは、夏休みを丸々使って撮影をおこなったこともあって特に記憶に残っています。給食マニアの教師と生徒を描いたコメディドラマで、私はクラスメイトとしてレギュラー出演しました。のちに映画化もされて、そちらにも携わらせていただきました。

岡 友美役🥄和根崎 颯美
🎹趣味＆特技／音楽鑑賞、茶道、鼻をピクピク動かすこと
🥁好きな科目／音楽
🍖好きな給食／ 肉じゃが、焼きそば、フルーツポンチ

甘利田先生へひと言！
先生みたいな人と出会うことは一生ないと思います
甘利田先生の生徒の1人になれて良かったですhttps://t.co/tjGWh1ghnh pic.twitter.com/bUBUcJDQ5P

— 【公式】映画「おいしい給食 Road to イカメシ」給極の大ヒット公開中‼🎊 (@oishikyushoku) December 4, 2019

給食マニアの教師と生徒……なんだか面白そうですね。

市原隼人さん演じる教師が給食をこよなく愛していて……詳しくはぜひ作品をご覧ください（笑）とにかく市原さんの熱量が半端なくて、全力でパンを頬張る姿や身体を張って演技をされる姿を傍で見させていただいて、たくさんの刺激を受けました。

それまでは単発のCMや1話だけの出演など1日で終わる撮影に参加することが多かったので、同世代のキャストや多くのスタッフさんと毎日向き合い、試行錯誤を重ねた本作品は忘れられない思い出です。作品作りの根本を教えてもらいました。

ミスキャンが終わったらまた事務所に所属するんですか？

積極的にオーディションに参加して、所属事務所を探していきたいと考えています。

実は今年の夏休みに、自分がもともと所属していた事務所のイベントに顔を出して、当時のマネージャーさんや社長さんとお会いしたんです。そしたら、私がミスキャンに出場していることを知ってくださっていて、「（うちの事務所に）戻ってこないの？」という言葉をかけてくださったんですよね。

とても有り難く感じたのと同時に、私はまだまだ未熟なところがあるので、もっと成長して、他の事務所からもスカウトされるくらい自分の魅力を磨いていかなければと思いました。

最後に、将来どんな俳優になりたいか目標を聞かせてください。

憧れの杉咲花さんのように、役に憑依したような表現者になるのが目標です。

いずれは社会問題をテーマにした作品に出演したいと考えています。 SOSを出したくても出せない人が世の中にはきっとたくさんいると思うので、そうした人たちに寄り添って、苦しみから解放させてあげられるような演技をしたいです。

そのためには社会問題についてもっと勉強していかないといけないと思いますし、大学で学んだこともしっかりと俳優活動に繋げていきたいですね。