美学生インタビューInterview
企画配信が好評!「静止画より動画の方が自分の良さが伝わる気がします」
現在、日本一の新入生を決めるミスコンテスト「フレッシュキャンパスコンテスト(以下、フレキャン)」に出場中の加藤さん。まずは応募した理由を教えてください。
今までの人生でこれを頑張ったと胸を張れる経験がないなと思っていたんです。大学受験も自分なりに頑張ったんですけど志望していた大学への進学は叶わなくて、これからの4年間どうしようかなと考えたときに、色々なことに挑戦して経験値を上げて将来に繋げたいと思いました。
フレキャンのことは2019年にグランプリを受賞した中川紅葉さんをきっかけに知りました。もともと可愛い人を見るのが好きで、高校生の頃からSNSで色々な大学のミスコンを見ていたんですよ。ちゃんとSNSを更新できるかなとか大学生活と両立できるかなとか不安はたくさんあったんですけど、思い切って挑戦することにしました。
まだ大学生活にも慣れていない中で両立するのは大変そうですね。
はい。私はCブロックからの出場だったので、初めての配信審査となる2次審査が大学の前期試験と重なった時は大変でしたね。審査期間中は配信時間を確保するため、空きコマにカラオケBOXに行って配信することもありました。
さらには前期試験期間中にコロナに罹患してしまったんですよ。その影響で今年の夏休みは試験の追試、アルバイト、短期インターン、複数のサロンモデル、撮影等々の調整を一人でしながら、フレキャンの活動に取り組んでいました。かなり大変だったんですけど、優しいリスナーさん達に巡り会えて乗り越えることができました。
忙しいですね……!どういった内容の配信をしているんですか?
最初の頃はただ雑談をするだけだったんですけど、せっかくだから見てくれださる方たちにとって為になる、楽しいと思ってもらえることをしたいなと思って、今日の天気を伝えてみたり、アニソンを歌ったり、絵を書いて当ててもらったりと色々と工夫するようになりました。私は筋トレが趣味なので、プロテインバーの食べ比べ企画なんかもやったりしましたね。
あと、たまに化粧の様子を配信することもあります。リスナーさんは私より年齢が上の男性が多いかと思いますが、「アイシャドウ、濃い方が可愛いね。」なんてコメントをしてくれる方もいたりして、それはそれで嬉しいなと思います。あとちょっとだけ気になった前髪を切る配信もした事もあります(笑)
面白そうですね!視聴してみたくなりました。
企画配信をするようになってから私も徐々に素を出せるようになってきたので、「怜ちゃんって面白いね!」と言ってもらえるようになりました。静止画よりも動画媒体の方が自分の良さが伝わる気がします。
大泣きして、お酒を飲んだ数時間後に配信したこともありました。やってみたかったことがあって色々と頑張っていたんですけど、思うような結果が出なくて落ち込んでしまっていたんです。その配信を見た方は普段とは違う私の姿に驚いたと思います(笑)
ですが、その時はいつもよりも素が出て、「今日が一番面白い」とか、「今日の配信は神回」とか言ってもらえました。ライブ配信は大変なところもありますが、こういうところに楽しさを感じます。
今後の審査に向けて意気込みを聞かせてください。
まだまだ自分の見せ方がわからない私ですが、見てくださる方が褒めてくださったり、そっちの方がいいよって言ってくださったりすることで少しずつ自分らしさがわかってくるようになりました。今はまだ実感はないですけど、あとで振り返ったときに大きく成長できたと感じられるのではないかと思っています。
出場したからには結果を残したいし、応援してくださる皆さんに結果で恩返しできるように最後まで全力で取り組みたいです!
浪人生活を経て見つけた自分の興味と長所
先ほど浪人をしていたという話がありました。
そうなんです。それに加え、小中高一貫校を中学で辞めて別の高校へ進学したりと、少し特殊な道を歩んできています(笑)
変わった経歴ですね!高校はどうして別の所へ行こうと思ったんですか?
一貫校だったので校風が独特で、校則が厳しかったんですよ。それで学年が上がるにつれて違和感を感じて……。中3の夏休みの終わる頃に「あと3年間も自由がないって考えたら嫌だな」と思って、内部進学せずに高校受験することにしました。
思い切った決断ですね!不安はありませんでしたか?
それまで受験の準備や勉強をしてこなかったので、焦りはありましたね。一貫校なので、当然学校から推薦等のサポートが受けられず、落ちたらどうしようという不安は常にありました。
でも、それ以上に「違う世界ってどんな感じだろう?」っていうワクワク感が大きくて、ポジティブな気持ちで受験に臨むことができました。結果、校則の自由な高校に無事進学できたんです。
高校生活はどうでしたか?
2年生からコロナ禍でオンライン授業になったり、修学旅行、文化祭がなくなったりしましたがミスコンに出ているお姉様方に憧れて、髪色やメイクを楽しんでいました。
それと、中学までは一貫校ということもあって似たような境遇で育った人が周りに多かったんですけど、新しい環境に飛び込んだことで色々な個性を持った人がいるんだということに気付けたのも良かったです。
それから大学受験に臨んだわけですよね。
知性と美を兼ね備えた女性に憧れたり、世界史を勉強するうちに社会情勢を分かりやすく解説してできるアナウンサーに憧れたりして、そうした方々を多く輩出している大学を目指していたんですけど、上手くいかず1年間浪人しました。
結局、志望していた大学には進学できなかったんですけど、浪人したことで自分自身の興味や努力の方向性を見つけることができた気がするので、結果的には良かったなと感じています。
というと?
浪人時代、勉強の合間にメイクをやっていたんです。メイクをしていると気持ちが安らぐし、私ほんとうに美容が大好きなんだなって気付くことができました。
あと根本的なことなんですけど、自分は勉強が苦手だなって……(笑)勉強よりも人とコミュニケーションを取ることや行動することが他人より長けている気がするので、その長所を伸ばして勝負していきたいなと考えるようになりました。
これからの大学生活で挑戦したいことはありますか?
人前に出ることに興味が出てきたので、SNSやYouTubeでの発信活動にチャレンジしてみたいです。
将来についてはまだ考え中で、今はアナウンサーとか雑誌の編集とか色々なことに興味があります。4年間を通して自分のやりたいことを見つけていきたいですね。