美学生インタビューInterview
元てれび戦士!4歳からの芸能活動の末に目指す新たな目標
将来の夢はありますか?
アナウンサーになることです!
実は私、テレビ好きな両親の薦めで4歳から子役として活動し、8歳〜10歳までNHK Eテレの『大!天才てれびくん』にてれび戦士としてレギュラー出演をしていました。
この時に人前に立って自分の言葉で話すことの楽しさを感じたのと、めざましテレビのお天気お姉さんを見て、キラキラとした笑顔で言葉を届ける姿に憧れを感じたことがアナウンサーを志すようになったきっかけです。
幼い頃からアナウンサー志望一筋だったんですか?
いえ、必ずしも芸能界に残りたいというわけではなく、他の世界もいいなと思ったり半々でした。中学の時には欅坂46になんとなくハマったことがきっかけで、1年間ほどアイドル活動をやっていた時期もありましたね。
では、本格的にアナウンサーを志したきっかけは?
大学1年生の頃、アルバイトでテレビ局のアナウンサーの方と直接関われる機会があったんです。そのアナウンサーの方が、その人らしさや人間力が表れる言葉というものの魅力について語ってらっしゃって、その時に言葉って面白いなと改めて感じたんですよね。
そのことを機に、自分も言葉で人に何かを伝えることをしたいと思い、昨年の12月にセント・フォースsproutに応募して学生キャスターとして所属することにしました。
事務所に所属してからの活動の中で特に印象的だったことはありますか?
テレビ東京の『知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜』という番組で、企業にインタビューするという仕事が2回あったのですが、1回目の撮影が実は苦い意味で記憶に残っています……。
何か失敗してしまったんですか?
取材先の工学ガラスの工場の前に、加工前のガラスがたくさん並べられていたんですよ。この状態を自分なりに工夫して伝えようと思って、「おでんの大根みたいですね!」とコメントしたところ、番組的にNGだと言われてしまったんです。
そもそもこの番組は優良企業を紹介し、日本の社会に誇りや活力を与えるという内容で、社会人や就活生が真剣に見るような番組なんですよね。でも、そのコンセプトを私が理解していなかったために、ふさわしくない表現をしてしまったんです。
最終的には「透明感があってすごいですね!」というような簡単なコメントの使用でまとまったのですが、言葉にもTPOのような相性が存在するから気をつけていかなきゃいけないなと学んだ出来事でした。
言葉選びの大切さを痛感したんですね。
はい。また一方で、周りからの良い反響や、目標に一歩ずつ近づいていると感じる出来事もあります。
この前は、親戚の叔母さんが、「杏咲実ちゃんが出ているのを見て行きたいと思ったのよ。」と言って、私が撮影で行った場所に行ってくれたみたいなんです。自分のしたことが人の行動にまで繋がったこと、そして嬉しい反応をもらえたことに心が温かくなりました。
理想とするアナウンサー像はありますか?
ニュースを読んで情報を正確に伝えることはもちろん、自分の言葉で場の雰囲気をパッと明るくできるようなアナウンサーになりたいです。バラエティーやスポーツコーナーで活躍できる人にもなりたいし、何でもやれるオールラウンダーが理想です。
特にTBSアナウンサーの江藤愛さんは、話している言葉に信頼感を感じられるような人柄と、楽しげな音楽番組にも合わせられるような安定感を兼ね備えていて魅力を感じます。私も常に笑顔を絶やさず口角を上げることを意識し、滑舌を良くしたり言葉を端的に伝える技術を磨いて、安心感を持ってもらえるようなアナウンサーになりたいです!
自分の姿と重なり寄り添ってもらえるような坂道グループの魅力
趣味はありますか?
アイドルの応援をすることです!小学1、2年生の時にAKB48が流行っていて、当時はファンレターを書くくらい、まゆゆ(渡辺麻友)が好きでした。
その後、中学受験で一旦離れたものの、中学で欅坂46の『サイレントマジョリティー』という曲が流行って、あの語りかけてくるような雰囲気のカッコよさにハマり、またアイドルへの気持ちが再熱したんです。
この時に、昔から憧れていたアイドルに自分もなってみたいと思ってオーディションを受け、中学3年から1年間ほど「ラストアイドル」というグループに所属して活動していました。
キラキラした衣装を着て、憧れの舞台に上がれたのはとても嬉しかったです。でも、活動は想像以上に大変で、子役時代との求められることが違ったりもして、正直悔しい、悲しいという気持ちもたくさんありました。
子役時代とのギャップですか……?
子役は挨拶がきちんとできたり、ハキハキしてしっかりしているのが好まれるし、最初はそうしていたんです。でも、反対にアイドルは、少し声が小さくて緊張して震えちゃうような、守ってあげたい、か弱いと思われるような未完成なタイプの方がウケが良かったんですよね。
子役時代や自身の本来の姿と、アイドルとして求められることの違いに葛藤を感じたんですね。
それと、自分の人気に対する不安もありました。もちろん応援してくださっていた方はたくさんいたんです。でも、握手会の列の長さやライブでの推しタオルの数などで人気度が分かってしまうことに残酷だなと感じて、人生で初の挫折経験も味わいました。
自身もアイドルとして活動し大変な実態を知りながらも、今もなおアイドルを応援したいと思うのは何故ですか?
ファンとして応援すること自体が楽しいし、元気や感動を与えてくれたり、色々なことを考えさせてくれたりするような素敵な職業だと思うからです。アイドルのライブに行ったりCDやグッズを集めたりするのは、自分にとっては生活の一部なんですよね。
夢を与えてくれる存在なんですね!特に応援しているグループはいますか?
坂道グループはどれも好きです。特に櫻坂46は、以前の欅坂46から再スタートを切って進んでいるグループであり、昔子役として活動していて、また次の目標や新しい道に進もうとしている自分と重なるところがあるんです。そんな櫻坂46を見ていると、自分もまた頑張ろうと思えるんですよね。
昨年の11月にあった東京ドームの公演も、まるで1曲を通して舞台の劇を見ているかのような、その曲の世界を生きた本気のステージにとても胸が熱くなりました!
好きな曲はありますか?
櫻坂46だと『BAN』という曲は疾走感のある曲調で、聞くとすごくテンションが上がります!人にしがみつかなくても生きていけるというような、孤独を肯定する歌詞で、1人でも大丈夫なタイプの自分を肯定してもらえるような気がします。それと『Start over!』も、またやり直そう、進もうと奮い立たせてくれるような曲で好きです。
乃木坂46だと『Sing Out!』が好きですね。隣にいてもらえるようなしっとりとした曲でお気に入りです。
アイドルの曲やパフォーマンスから、楽しむだけではなく良い影響も受けているんですね!
LINE MUSICのプレイリストは坂道グループの曲ばっかりで、坂道を聴かない日はないし、逆に他を知らないくらいです(笑)
キラキラの王道アイドルも元気をもらえる存在ですが、それだけでなく人の痛みなどにも寄り添ってくれる坂道グループが大好きです!
美学生プロフィールProfile
延命 杏咲実 (えんめいあさみ) 青山学院大学 教育人間科学部教育学科2年生
>お仕事を依頼する- 生年月日
- 2003年11月15日
- 出身地
- 東京都
- 憧れの人
- 「Yes!プリキュア5』の主人公の夢原のぞみちゃん
- チャームポイント
- 父譲りの目力と母譲りの丸顔
- 性格を一言で表すと?
- 人のために本気になれる優しさがある人
- 異性を落とすコツは?
- 美味しそうにご飯を食べる!
- 主な活動
- 4歳で子役としてデビュー / NHK Eテレ『大!天才てれびくん』てれび戦士(2011〜2013年) / テレビ朝日「ラストアイドル」2期生メンバー(2018〜2019年) / セントフォースsprout所属 / 手話サークル所属
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