2022.12.30

久保田百美(武蔵野音楽大学大学院) 「趣味は海外一人旅!ピアノコンクールで数多の受賞歴を誇る音大美女」

野田 心優早稲田大学1年生

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リボン

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美学生インタビューInterview

ピアノを頑張る理由が変わった恩師との出逢い

これまでの人生で力を入れてきたことを教えてください。

2歳から続けているピアノです。5歳からは武蔵野音楽大学の付属の音楽教室に通い、現在も同大学院でピアノを専攻しています!

もう20年間くらいピアノを続けているんですね!

幼い頃は友達と遊びたいという気持ちも強く、ピアノの練習は正直やらされているという感じでした。毎日30分の練習すらやりたくなくて、時間が経ったと見せかけるために時計の針を勝手に進めちゃったりしていました(笑)

 

その後、小学生になってからは毎日2、3時間練習を頑張るようになりました。ただ、中学受験のため5年生の時にピアノは一旦辞めることになったんです。

いつから再開したんですか?

中学2年の時です。同級生にピアノをやっている子が多く、辞めてしまったことに悔しさを感じてもう一度取り組むことに決めました。その年にはコンクールで入賞もしました。

 

高校1〜2年生の進路を決める時期には、理系受験を考えていたこともあってまた少しピアノから離れていた時期もあったのですが、最終決断の際、やはり音楽を続けたいという気持ちが強く、音大への進学を決めました。

時期によってピアノに対する思いには波があったんですね。音大に入ってからは、その姿勢や考えに変化はありましたか?

3年生の時、恩師との出会いでガラッと変わりました。

 

実はその方は、私が小学生の時初めて出演した選抜コンサートで「良かったよ。」と声を掛けてくださった方だったんです。すごく偉大なお方なのですが、とてもユーモア溢れる方で。音楽性も素晴らしく、心から尊敬しています!

 

今までなんとなくピアノを続けてきた私でしたが、恩師との出会いで音楽の本質に気づきはじめ、もっと勉強したいと思うようになりました。私にとってのキーパーソンですね。真っ直ぐに音楽に向き合っていて、音楽の本当の楽しさを教えてくれました。

音楽の魅力は、心が音に惹き込まれて旅をしているような気分になれるところ

恩師と出会った後はピアノは順調でしたか?

大学4年生の冬には北関東ピアノコンクールに出場して、最優秀賞、大学生Sの部第1位、朝日新聞社賞を受賞し、日本クラシック音楽コンクールでは第5位になりました。

すごく良い成績を収められたんですね。本番はどうでしたか?

北関東ピアノコンクールは、16年共にした愛犬の死の1週間後だったこともあり、とても情緒不安定な中当日を迎えました。悲しみの中ではありましたが、何百時間と練習してきたことをここでなんとしても発揮したいと思い、本番中は目の前にある鍵盤と鳴り響く音と向き合うことにとにかく必死でした。本来は楽しんで演奏するべきなのですが、そんな余裕はなかったです(笑)

受賞した時はどんな気持ちでしたか?

初めての1位受賞ということもあり、名前を呼ばれた瞬間は信じられませんでした。大学3、4年生の2年間は初めて全力でピアノと向き合った期間で、一人涙を流し、悩み苦しむことも多々ありましたが、集大成として形にすることができてとても嬉しかったです。これらの経験は自分にとって大きな自信となりました。

 

それまでは結果を残すことばかりに気を取られていましたが、1位を受賞したことで少し気持ちに余裕が生まれ、心から音楽を楽しむことができるようになりましたね。加えて、もっと自分なりの表現をしたい!理想の音を追求したい!という気持ちが強くなり、勉強意欲も増しました。

久保田さんが思う「音楽の楽しさ」とは何でしょうか?

音楽の中に没入して、一つひとつの和音の変化に心が動かされるような感覚を味わえることです。聴いているだけなのに、映像が見えてきたり、旅をしているような気持ちになれたりします。

 

特にその時の感情にリンクした曲に出会うと本当に感情が動かされます。夜に一人アロマキャンドルを焚いて音楽を聴き、物思いにふけったりもしますね(笑)

今後の目標を教えてください!

今まではずっと、音楽が当たり前に身近にある環境だと思っていたんです。でも大学卒業後、一般就職した子が音楽とは疎遠になっていくのを見て、今の環境が特別であることを改めて実感し、もっと一日一日を大切に過ごそうと思うようになりましたね。

 

それと、以前、ウィーン国立音楽大学でのコンサートで演奏をさせていただく機会があったのですが、とても驚くことがありました。演奏者の子たちが演奏中にみんなめちゃめちゃ止まってたんです(笑)日本だと演奏中に止まってしまう人はいても1〜2人くらいで、そのたび張り詰めた空気が流れるのですが、ウィーンでは客席から激励が飛んでいました。もちろん止まるのは良いことではないですが、堅苦しすぎる雰囲気ではなく、もっと楽しんで演奏をしようと思いましたね。

 

音楽には満足やゴールもないので、その時々でできることをやって、勉強し続けていきたいです。卒業後の進路はまだわかりませんが、おばあちゃんになってもピアノを弾きたいです。

1人で海外に行っても臆しません(笑)

趣味は何ですか?

海外旅行に行くことです!家族旅行でハワイやパリ、兄が留学していた頃にはロサンゼルスまで会いに行きました。

 

とにかく色々な経験をした方がいいというのが親の教育方針で、やりたいと思ったことには何でも挑戦してきました。海外に行くと日本では出会えないような風景、文化に触れることができて、好奇心がくすぐられるんです。大学に入ってからは1人で海外に行くようにもなりました。

1人で行くんですか!度胸がありますね。

あんまり不安だとか思わないタイプなんですよね、母と常に電話は繋いでいますが(笑)
1人で行くと好きな時に好きなことができるし、レストランに行ったり、スーパーなどで買った物をホテルで食べたりするのも楽しくて。

 

高校生の時もオックスフォードに短期留学をして親元を離れたことがあったので、海外に1人で行くことに不安は感じないですね。それよりも、やりたいことはすぐにやりたいと思っちゃうんです。

ちなみにこれまで1人で他にどんな国へ行ったんですか?

各地に友人がいるので、友達に会いに行くだけでもイギリス、スペイン、ベルギー、ドイツに行きました。あとニューヨークにも行きました。その時は飛行機のトラブルで不時着して8時間待たされたり、その後空港から市街地に向かおうとしたら車が燃えていたりと災難が続いて、ある意味印象的でした(笑)

 

あとは先ほども少しお話しした、ウィーン国立音楽大学のマスタークラスを受けに行ったことも思い出深いです。最後に修了コンサートがあったのですが、異国の地で演奏するのははじめてだったので、緊張しながらもすごくワクワクしました。演奏者は世界中から集まっていて、言葉は通じないのに音楽を共有できていることにすごく感動して。音楽は言語を超えるのだなと改めて実感した機会でした。

音楽を通して世界中の人と繋がれるなんて素敵ですね!

音楽以外では、友達と飲んだり、毎日ZARAに行ったり(笑)あと、ヨーロッパでは移動手段として電動キックボードを利用する人が多いので、私も挑戦してみました。最初は転んで傷だらけになりましたが、やっていくうちにハマって1週間で62キロも乗っちゃいました(笑)

海外でも臆せず楽しめるんですね!

海外に行くと文化も人の性格も日本とは全然違うので、視野が広がります。人目を気にしすぎるのは損です(笑)

 

今度は白と青を基調とした街並みが綺麗な、ギリシャのサントリーニという島に行ってみたいです!



美学生プロフィールProfile

プロフィールphotos

久保田 百美 (くぼたももみ) 武蔵野音楽大学 音楽研究科器楽専攻大学院1年生

>お仕事を依頼する
生年月日
1999年6月3日
出身地
東京都
憧れの人
両親・祖父母・大学の教授
チャームポイント
耳がすごく小さいところ
性格を一言で表すと?
天真爛漫
異性を落とすコツは?
素直に接する!
主な活動
第22回北関東ピアノコンクールにて大学生Sの部第1位、朝日新聞社賞、全部門最優秀賞を受賞 / 第31回日本クラシック音楽コンクールピアノ部門大学女子の部第5位受賞 / TIAA国際教育助成事業・海外音楽大学マスタークラス派遣助成オーディション准合格 / 学費免除でウィーン国立音楽大学マスタークラス受講

担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer

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