美学生インタビューInterview
ミスコンを通して受験生を応援したい！
ミス東大コンテストに出場しようと思ったきっかけを教えてください。
私が高校生の時にミス東大に出場していた松本有紗さん（2017年度ミス東大）からモチベーションをもらって東大受験を頑張ることができたので、私もミスコンに出て一人でも受験生を元気づけられたり、モチベーションにしていただけたらなと思ったことがきっかけです。
ミスコンのようなキラキラした世界には全く縁のない私でしたが、「一度しかない学生生活、やりたいことは全部やってみよう」と思い、出場を決意しました。
出場が決まった時はどんな心境でしたか？
正直びっくりしました。それと同時にもっと驚いたのが、同じサークルの先輩であるミスター東大のNo.5の青山将さんも出場していたことです。仲良い先輩後輩としてテニスをしたり、みんなで遊びに行っていた仲だったのですが、お互いミスコンに挑戦することは言っていなくて。周りに誰も知り合いがいないミスコンの世界で、サークルの先輩が一緒に頑張ってくれるのはすごく安心しました。
実際にミスコンの活動に取り組んでみてどうですか？
すべてが新鮮です。私はもともとこのような活動をしたことがなく、むしろ毎日テニスをやっていて、キラキラしている場所とは全然縁がない生活をしていました。なので、少しだけミスコンに対して不安もあったんです。でも今は、多くの人に応援していただけることに感謝しながら、楽しんでミスコン活動を行っています！
ミスコン活動の中で力を入れている活動はありますか？
受験生の応援です。Twitterで質問箱を設けており、数学の成績アップの方法や英単語帳の使い方など、出来る限り詳細に答えています。受験生が「やまりさんをモチベーションに頑張っています！」って言ってくれたりすると昔の自分が重なってすごく嬉しくなりますし、ミスコンに出て良かったなと思えます。
あとは、私の公式LINEで毎日の勉強内容とか模試の結果とか反省をメモ代わりに送ってくれる受験生がいて、返信はできないんですけど、「今日も頑張ってるな、私も頑張ろう」と元気をもらえます。
ファイナリストとして活動していく中で意識していることはありますか？
自分らしく楽しむことです。たくさんの方に応援していただき本当にありがたく思っておりますが、自分はただの学生だということを忘れないように意識したいです。ミスコンに出たことで注目していただく機会は増えましたが、私は今だって半年前だってただの学生で、テニスだってバンバンするし、全然変顔もします（笑）普通の大学生だってことを忘れず、地に足をつけて、ありのままの自分を見せられたらなと思います。
2次試験で世界史を1ページ解き忘れた時は絶対に落ちたと思いました（笑）
東大受験を意識したのはいつからだったんですか？
高1の時です。それまではドラマ『コウノドリ』の影響を受けて医学部に行きたかったんです。でも、高校の時に尊敬していた英語の先生が東大で国際関係を学んでらっしゃってカッコいいなと思ってから、東大も意識するようになりました。
受験期を振り返ってどうですか？
高校時代の写真
本気で力を入れだしたのは高3からでした。中1から高1までは好きな英語だけをやっていて、高2になって数学が本気でマズいと気づいて基礎から勉強し直して、高3になってからは全教科満遍なく勉強していました。大体一日10～12時間くらいやってた気がします（笑）
すごい……！息抜きには何をしていましたか？
音楽を聴いていました。受験期はスマホをやめてガラケーにしていたので、iPodで「ここまでやったらトイレでこの曲聴くぞ！」っていうのをモチベーションに頑張っていました。当時、Official髭男dismがすごく好きで、その中に『Happy Birthday To You』という曲があるんですけど、その曲を自分の誕生日まで絶対に聴かないって決めて、誕生日の日に自習室のトイレで聴いたのはいい思い出です（笑）今だったらよくそれを楽しみに頑張れたなって思うんですけど、当時は頑張れていたんですよね。
受験本番で思い出に残っていることはありますか？
東大の2次試験で世界史をまるまる1ページ解き忘れたことですね。1ページって8点分あって、センターに換算すると80点分、つまりセンター1科目分解き忘れてしまったんです。自分こんなことするんだってびっくりしたのと同時に、人生最大の絶望を味わいました。
東大の2次試験は2日間あって、世界史は2日目にあるんですけど、正直終わった時は、「合格かも…！」て思ったんです（笑）その後、自己採点をする時に、自信ある世界史からやってみようって思ったら知らない問題が出てきて、全身から力が抜けてへたり込み、母に縋り付いてただただ泣いていました。
幸いその翌日からヨーロッパ旅行だったんですよ。行きの飛行機の中では思い出しては泣いてを繰り返していたんですけど、海外に行ったら忘れられました。こうして振り返ってみると、本当に受かって良かったと思います。
解き忘れがあったのに受かったのはすごいです！
びっくりですよね（笑）実際、合格発表の日は絶対に落ちたと思ってたので、合格発表が12時なんですけど、ギリギリまで寝ておきたいと思って朝5時くらいまで起きていました。そうしたら、翌日寝すぎて12時を過ぎてしまって、お母さんが「りさちゃん、さすがに遅いんじゃない？」って声をかけてもらって起きました（笑）結果を見たらびっくり、合格していて、本当に嬉しかったです。
東大でのキャンパスライフはどうですか？
私は経済学部に在籍していて、ゼミではバブル経済理論の勉強をしています。東大はそれぞれの目標に向かって頑張っている人が本当に多いと思います。そのような友人に囲まれていると、自分も頑張らなきゃな、と刺激を貰えます。
残りの大学生活で挑戦したいことはありますか？
将来的に海外で働きたいと思っているので、まずは来年の9月から留学をしたいと思っています。そのためにIELTSの勉強にも力を入れてきました。嬉しいことに最近、IELTS の結果が返ってきて、全体の上位4％しか取れない7.5の成績を取ることができました。
また、起業にも興味があります。というのも、私が所属しているゼミに起業プログラムというものがあるんです。そのプロジェクトは、実際に起業してみて、どれだけお金を稼ぐことが難しいかを自分で感じてほしい、という意図のものです。ゼミの恩師には「もしそれで一銭でも自分の足でお金をゲットできたらそれはすごく大きな収穫だし、その喜びを大切にしろ。」と言われています。こんなチャンスめったにないですし、サービスを創る側の視点を得られることは今後大きな糧になると思うので挑戦してみたいなと思っています！
