美学生インタビューInterview
暑さ和らぐ涼しげな浴衣
今回の浴衣のポイントを教えてください。
今日は暑いので、少しでも涼しそうに見えるように白地に大きい絵柄の入った爽やかな物を選びました。下駄と帯はピンク系の色で合わせて、バランスを取っているのもポイントです。
今までは暗めの色の大人っぽい感じの物を着ることが多かったので新鮮ですね!素材も風通しが良いのでとても涼しかったです。
ヘアスタイルも素敵です!
可愛いより綺麗な印象にしたかったので、出来るだけシンプルにしました。長い前髪は巻いて後れ毛に。お店でやってもらったんですけど、自分のイメージを伝えたらすごい速さで仕上げていただいて、しかもイメージ通りだったので鏡を見て感動しました!
前回、美学生図鑑に登場した時は前髪がありましたよね。今は伸ばしているんですか?
あのあとずっと伸ばしています!今まであまり伸ばしたことはなかったんですけど、ずっと伸ばしてみたいなと思っていたので、大学生になったし挑戦してみようかなと思って。でも、邪魔になって切りたいなと思うこともあって日々葛藤です(笑)
とても似合っていますよ!
友達にも前髪ない方がいいよって言われます。でも、ポニーテールにすると前髪が無いとおかしい感じがするし、巻き方に悩むこともあって、意外とヘアスタイルが難しいんです。
今は韓国系の髪型が流行っているので自分もやってみたいなと思って、不器用なりに動画を見ながら練習しています。あと、谷まりあさんや新木優子さんが好きなので、インスタグラムを見て参考にしていますね。
浴衣は毎年着ていますか?
小さい頃から結構着る習慣はあって、友達や従姉妹と浴衣を着てお祭りを行くのが定番でした。
思い出というと、中学生の時に友達とせっかく可愛い浴衣を着てお祭りに行ったのに、雨女なのか帰りにゲリラ豪雨に遭ってしまってびしょ濡れになってしまったのが記憶に残っています(笑)残念だったけど、それはそれで楽しかったです!
結構着ているんですね!
はい。小さい頃から着ていたので母も浴衣に関して詳しくて、今日も家を出る前に「階段を昇る時は裾をあげるんだよ。」とか「電車で吊革を持つ時は袖をつまむんだよ。」とか色々と教わって来ました。
アナウンス漬けの毎日。自分の心臓の音が聞こえます
前回登場時から変わったことはありますか?
最近は、テレビ朝日の学生キャスターとして活動しています。
そうなんですね!どういった経緯で活動を始めたんですか?
1年生の夏からテレビ朝日系列のアナウンススクールに通っていて、1月頃にオーディションを受けさせていただいて合格しました。
オーディションは正直、失敗したなって思っていたので、合格が分かった時は本当に驚いて実感が湧かなかったです。
失敗ですか?
「○分以内に読む」という課題を緊張でクリアできなかったり、自己PRで言葉が詰まってしまったりしたんです。だから、終わった直後はまさか受かると思わず「オーディションは1年に2回あるし、次頑張ろう!」って思っていました。
何人が受かったんですか?
オーディションはたくさんの人が受けていたんですけど、受かったのは5人でした。だから合格が分かった時にはプレッシャーがすごくて。
しかも、受かった中で私が最年少だったので他の皆さんとの経験の差がすごくあったんです。私は高校時代放送部でも無かったし、ミスコン出場経験も無くメディアに出る活動をしたことが無かったので、合格者の中でも一番頑張らなきゃいけないなと思いました。
今は、プレッシャーを感じるとともに、試行錯誤しながらやっています。
自分では、どうして受かったと思いますか?
自然体になりすぎてしまった部分で、逆に素が出せていたのかなと思います。自己PRでアナウンスっぽくなくすごく普通に喋ってしまって、私は「あ、普通に喋っちゃったな」って後悔したんです。
でも、間違えた時も焦らずに、ちゃんと最後まで伝えたんです。それが「臨機応変に対応出来る人」というように受け取っていただけたのかな?と思っています。
オーディション合格後はどんな活動をしているんですか?
すぐに研修が始まり、まずは既に活動している先輩方に付き添って学びました。
今は研修を終えて、AbemaTVの夜のニュース番組で2週間に1回程度、BSとCSの2分間のニュースで3週間に1回くらいのペースでキャスターとして活動しています。
実際にやってみてどうですか?
練習では上手く読めていても、いざ本番になると思ったように読めなかったり、噛んでしまったりということがあって。こんなにも上手く出来ないことってあるんだなと思うくらい、練習の成果が出せなかったと悩むことがあります。出来なかったときの悔しさが大きくて、そう思うとそれを仕事にしているアナウンサーの方ってすごいんだなって改めて実感する日々です。
アナウンサーの方が臨機応変に対応する姿とか、間違えてもその後しっかり訂正して分かるように伝える姿を今まではただ観ていただけだったけど、自分がその立場になると思っていた以上に大変なので、これは良い経験をさせていただいているなと思います。
練習で出来ていても本番で出来ないというのは、緊張からですか?
そうですね。自分の心臓の音が聞こえるくらい、こんなに自分って緊張するんだなって今まで味わったことの無い感覚なんです。
頭が真っ白になるというか、原稿はあるのでそれを読むっていうのは分かっているんですけど、練習ではしっかり読めていたはずの言葉を何故か噛んでしまって。でも、スタッフさんが「一緒に頑張ろうね。」って声を掛けてくださるので、このままじゃダメだなっていつも思っています。
その緊張感を味わえるの貴重ですね。
はい。大学2年生のうちからこういう気持ちを味わえるのは、有り難いなって思います。選んでいただいたからには、それに恥じないようにニュースを読まないといけないなって。プレッシャーも感じるけど、誰もが出来る経験じゃないという感謝を常に忘れないようにしたいです。
水上さんは放送学科ですし、学びをすぐに実践できますね。
学校の授業でアナウンスの基礎的なことを学んで、家で自分で練習して、番組で実践するっていう流れがあるのは光栄ですし、一回一回吸収して学んで、大切にしたいなと思っています。
アナウンス漬けの毎日ですね。
とても忙しいし、今日は上手くいかなかったなって落ち込むこともあるけど楽しいです。自分の夢の過程を着実に歩んでいる感じがします。
でも、楽しいで終わりにしちゃいけないし、学生キャスターになれたからと慢心するのではなく、常に努力して進化して、この経験を活かして夢に繋げていければなと思っています。
学生キャスターを経験して、アナウンサーという夢への想いに変化はありましたか?
この経験を絶対に無駄にしたくないって思うようになって、アナウンサーへの想いはさらに強くなりました。
AbemaTVのニュースは大雨だったり地震だったりの緊急対応もするんです。自分の声で実際に誰かの命を救えるかもしれないって考えるようになったので、緊急対応ではない日々のニュースでもちゃんと誰かに伝わってるっていうことを実感しながら伝えたいなって思っています。
どこの局のアナウンサーになりたいというのは決まっているんですか?
今のところは特にどこに行きたいとは決めていないです。キー局も魅力的ですけど、地方局もその地域の魅力を他の地域の人に伝えられるのが素敵だなと思います。
これから色々な地方について調べたり学んだりして、実際に足を運んでみながら考えたいなって思っています。