美学生インタビューInterview
「伝説の代」って言われるミスコンにしたい!
ミス立教に応募したきっかけについて教えてください。
大学4年生なので、最後に自分が立教大学で何か成長できることをしたいなって思ったんです。あと、新しい自分に出会いたいなっていう気持ちもありました。以前から出たいなとは思っていたんですけど、これまではなかなかタイミングが合わなくて……。
ミスコンにはいつから興味を持っていたんですか?
高校生の頃からです。当時から、かじまりさん(ミス立教2016グランプリの楫真梨子)にはすごく憧れていたし、特にあの代のミスコンは本当に素敵な方が集まっていて好きでした。
あとは、堀田茜さん(ミス立教2012準グランプリ)が、朝の情報番組の『ZIP』に出ていたり活躍しているのを見て興味を持っていましたね。
それと、去年や一昨年に私の友人が何人か他の大学のミスコンに出ていたんですけど、フィナーレで半年前よりはるかにキラキラしている姿を見て、大変だけど成長出来そうだなって思っていました。
これまでのミスコン活動の中で印象に残っていることはありますか?
ファッション雑誌の『JJ』で、ミス立教の5人を特集していただいたことです!メイクも服もフルでプロデュースしてくださったんです。私は、ラベンダーのシアーシャツに、タンクトップ、ジーパンというヘルシーな雰囲気のカジュアルな服を着させてもらいました。
普段はフェミニンな女の子らしい服装が多いのに対して、今まで着たことのない服装だったので、最初は「似合うのかな?」とか「こんなに違う雰囲気で大丈夫かな?」って不安で。でも、実際に着てみたら新しい自分に出会えて嬉しかったし、一皮剥けたなって感じでした(笑)
写真の出来上がりも、他のどの雑誌でもなく『JJ』の雰囲気に仕上がっていて、雑誌の力のすごさを感じました!
活動中、苦労することはありますか?
今年は例年と違ってイベントがなく、応援してくださっている方に直接お会いすることができないので、SNSだけで自分の魅力を表現しなきゃいけないのは難しくて大変だなって思います。
今年ならではの悩みですね……。SNSではどんな工夫を?
自分らしい写真を載せることと、全部が完璧なように見せるのではなく、運動神経が悪いところとかネガティブな部分も出すようにしています。もっと素の自分を見せていきたいと思い、TikTokやSHOWROOMも始めました。
伊藤さんの「素」ってどんな感じなのでしょう……?
常に笑顔なのと、末っ子気質で、少しお茶目なところがあることですかね(笑)でも、今回は4年生でファイナリストの中で最年長なので、ファンの方には「しっかりしている。」っていう風にも言っていただけています。
これからの活動に向けて意気込みをどうぞ!
他の候補者と一緒にミスコンを最高のショーにして、「今年のミス立教って伝説の代だよね。」って思ってもらえるようにしたいです。
あとは、ミスコンに出場する前よりも成長することが目標です。全力投球で100%の力をミスコンに注いでいきたいです!
また、ミスコンを通して発信力を身に付けたいなと思っています。私、タレントの紗栄子さんにすごく憧れているんです。慈善団体を作っていたり、今回のコロナが流行している期間にもチャリティーTシャツを作っていたり。行動力、発信力のすごさに驚くと共に、こんなも人に影響を与えられるんだって思って。
そうなんですね。紗栄子さんに憧れを抱くようになったきっかけなどはあるんでしょうか?
実は昨年、千葉県で震災があった時に紗栄子さんが主催した物資を届けるボランティアに参加したんです。
ボランティア自体にもともと興味があって中学生の頃もやっていたんですけど、この経験を通じて紗栄子さんのような活動をして人に笑顔を届けられる人になりたいなって強く思うようになりましたね。
「紗栄子さんのような」こととして、何かやってみたいことはありますか?
ファッションやメイクに加え、SDGsや環境問題に対する発信もしていきたいです。やっぱりカリスマ性のある人が発信すると、人々の行動変容が促されると思うんですよ。気軽に私のインスタを見ているだけでも、「今、世界ってこういうことが起こっているんだ」って分かってもらえたらいいなと思います。
子役からアイドルまで!「みんなでステージを作り上げる」感覚に目覚めました
以前、アイドルとして活動していたと伺いました。始めたきっかけは何だったんですか?
習い事でミュージカルをやっていて、そこの歌の先生に薦められて小3の時に事務所に入ったんです。初めは趣味で歌とダンスとミュージカルをやっていたんですけど、それが芸能界にシフトしたって感じですね。
中高はインターナショナルスクールに通っていて学業が忙しく、あまり活動できていなかったんですけど、大学に入ってから事務所の方にアイドルグループの話を頂いて。私自身、もともとアイドルが好きだったのと、みんなで一つの作品や舞台を作り上げることにとてもやりがいを感じていたので、活動させていただくことに決めました。
どんなグループだったんですか?
現役女子大生を集めたアイドルグループなんですけど、ただ可愛いってだけの雰囲気じゃなくて、歌詞に社会問題とかSDGsに関するメッセージが込められていたんですよ。
例えば、モーニング娘。さんが不景気の時に『LOVEマシーン』などの曲で、日本の未来は明るいよ、って歌っていて、それによって経済効果も上向きになったそうなんです。歌に込められた力は大きいと思うし、それによって人々の行動変容を促せるんじゃないかなって思います。
活動の中での一番の思い出は何ですか?
メジャーデビューをさせていただいたことです!デビューイベントをアイドルの聖地と言われている池袋サンシャインの噴水広場でさせてもらいました。
たくさんのアイドルの方が出ているステージですよね。どうでしたか?
デビューイベントに限った話ではないんですが、ステージに出ている時ってゾクゾク感がすごいんですよ。レッスンの時には感じられない感覚で、「神がステージに宿る」っていうか。
ファンの方のコールや合いの手とかと一致してやっと1曲になるっていう感じとか、メンバー同士で目が合って「私たちだけの想いやパワーを伝えたい」とか「頑張ろう」っていう感じの、言葉では簡単に表現できないような気持ちや一体感があるんです……!
とても素敵な思い出ですね。
あとは、CDが出来てカラオケで歌えるようになったり、渋谷のTSUTAYAに看板があったり、TIF(東京アイドルフェスティバル)にも出させてもらったりもしました。ファンの方々と握手会などを通して交流できたのも最高の思い出です。
アイドルはファンとして見ているのも楽しいけど、実際にやるとこんなにも深いものなんだって本当に実感しました。
アイドル活動で学んだことで、ミスコンに生かせそうなことはありますか?
自分をプロデュースしていく力ですかね。
小さい頃やっていた子役は、あくまでも役だったので、そこで表現していたのは自分ではなかったんですよ。でも、アイドルって「自分」として出るので、自分はどういう人なのかって自己分析をしていかないといけないですし、自分をどう表現するかっていうことはかなり考えていました。自分をどうアピールしていくかを考えて発信する力は活かせているんじゃないかなって思います。