美学生インタビューInterview
祖母は歌人!心温まる短歌を詠みたい
大学では何を学んでいますか?
文学部で英文学を学んでいます。
文学部を選んだきっかけは?
文学が好きだからです!特に短歌などの日本文学が好きで、色々な人に文学の良さを広めていきたいなと思って日々勉強しています。
日本文学が好きなのに英文学を専攻したのは何故ですか?
国際的な視点から物事を考える力を養いたかったからです。あえて英文学を学ぶことで、今まで気付かなかった日本文学の良さを知るきっかけになればと思い専攻しました。
そもそも日本文学に興味を持ったきっかけを教えてください。
実は、私の祖母が歌人なんです!だから、幼い頃から自然と日本文学に興味を抱ける環境で生活をしていました。私自身も高3の秋から本格的に短歌を詠み始めました。
若いのに短歌を詠めるなんてすごいですね!
そう言っていただけて大変恐縮です。小学校が俳句に力を入れている学校だったので、小さい頃から定型詩に親しむ機会は多かったのですが、本格的に短歌を詠もうと思ったきっかけは祖母の影響です。
一度、短歌の雑誌に祖母の歌が掲載されることがあって、ひいおばあちゃんのことを詠んだ歌だったんですが、すごく心がほっこりしたんですよね。それで、私も自分の短歌を通して誰かの心を温かくできたらなと思ったんです。
どんな短歌を詠むんですか?
日常生活のことを詠んでいます。実際に身の回りで起きた出来事で私自身がほっこりしたものを三十一文字で表すことが多いです!
また、趣味で詠むだけでなく短歌の大会にも出場しています!
初めて作品を投稿したのは、祖父に勧められた地元新聞社の読者文芸欄への投稿でした。最初はなかなか選ばれなかったのですが、ずっと投稿を続けていくと自分の短歌が掲載されるようになりました!
2017年には第137回明治神宮献詠短歌大会に応募し、『テキトーな 分量だけど カンペキな 母の味まで あと三千里』という短歌で、一般の部で特選を受賞しました!
お母様の料理を詠んだ素敵な短歌ですね!よく料理をするんですか?
はい!幼稚園の頃からNHKの子ども向けの料理番組が好きだったので、実家にいる頃もよく料理をしていました。また、父が一人暮らしをする際に包丁をプレゼントしてくれて、今でも料理はよくしています!
母から教えてもらった料理を実践中で……その中でもポテトサラダは得意料理です!
新入生ミスコンに出場!勝負事の価値観が変わりました
昨年、フレッシュキャンパスコンテスト(全国の新入生を対象としたミスコンテスト。以下、フレキャン)に出場したそうですね。きっかけは?
「アナウンサーになる」という夢に一歩近づけるのではないかと思ったからです。
大学に入学してしばらくしたある日、インスタグラムのストーリーでフレキャンの広告が流れてきました。気になってよく見てみると「アナウンサーの登竜門」と書かれてあって。
でも、ミスコンに出ることに対して自信がなくてなかなか応募に踏み出せずにいたんです。浪人して大学に入学したこともあって、周りの人と歳が違っても応援してくれる人はいるのだろうか?という不安もあって……。
そんな私の背中を友人たちが押してくれて、締め切りギリギリまで悩んだ結果、エントリーすることを決意しました!
活動で大変だったことは?
SNS活動を通しての審査、特にSHOWROOM審査です。
フレキャンに出場するまではSNSは基本的に見る専門だったので、発信側としては初心者マークをつけてのスタートでした。 中でもSHOWROOMはライブ配信であるが故の緊張感があって、最初は抵抗感も大きかったです。
そこで、まずは仕組みを知ることから始めました。他の配信者さんたちのライブを積極的に視聴して学び、自分の配信に活かしていきました。誰かとコミュニケーションをとることはもともと好きだったので、慣れると楽しみながら頑張れるようになったのですが、それでも皆さんに楽しかったと思ってもらえる配信にしたいと思えば思うほど悩みは尽きませんでした。
どれくらいの頻度で配信をしていたんですか?
フレキャンに参加している間はほぼ毎日配信していましたね。睡眠時間もバイトの時間もプライベートの時間も削り、時には学校の休み時間も利用して配信することもありました。
精神的・肉体的に辛いときもありましたが、目の前にあるチャンスは掴みたかったし、いつも優しく支えて応援してくださる方たちへ恩返しがしたいという思いがあったからこそ乗り越えることができました!
フレキャンの本番当日はどうでしたか?
とにかく緊張しました!(笑)でも、本番直前までファイナリストのみんなとお喋りをしたりお菓子を食べたり写真を撮ったりして過ごしていたことで、リラックスして本番に挑めたと思います。最後だからこそ晴れやかに終わりたいという思いが強かったですね!
フレキャンを通して大山さん自身に変化はありましたか?
勝負事の価値観は変わりました!私、ずっと誰かと競い合うことが苦手で……。でも、フレキャンの審査を通して単に誰かと競い合うのが勝負じゃないんだなって思うようになりました。
というのも、フレキャンに出場したことで他の出場者の方と仲良くなって全国に友達がでしました。バチバチに競い合うのではなく、お互いに切磋琢磨しながら戦える友達の存在が私を鼓舞してくれていました。お互いを高めあってより良い結果を出せるように共に競い合うこともまた勝負なんだなと気付かされました。この価値観はこれから先も大切にしていきたいと思います。
また、フレキャンは自分の今後においても良い影響を与えてくれました。もともとはアナウンサーになりたいという夢のために出場を決めたのですが、もっと他のチャンスにも積極的に挑戦してみたいと思うようになりました!アナウンサーという職業に縛られず、色々な場面で活躍できる人になりたいです。