美学生インタビューInterview
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青山学院大学の遠野愛ちゃんが大学生活の最後に美学生図鑑へ再登場!
ミス青山コンテスト2017に出場後、BSフジの学生キャスターを経験。春からは福岡で念願のアナウンサーになるそう!3年前の写真の再現と合わせてインタビューをご覧ください。
学生生活に悔いはなし!
前回、登場してもらったのは『ミス青山コンテスト2017特集』でした。そんな遠野さんもいよいよ卒業ですが、どんな学生生活でしたか?
一言で言うと、「やり切った」と思える学生生活でした。
入学する時に、大学生だから楽しいこともいっぱいしたいけどちゃんと勉強もしたいなと思ったんです。なので、英語がとても苦手だったけど英米文学部に進学し、部活も英語部にも入りました。周りがサークルで遊ぶ中、部活動や課題に追われるのは辛くもあったけど充実していました。
一方でプライベートでは友達ともたくさん遊んだし、大好きな海外にも何度も行けて、もう学生生活に悔いはないです!
海外には何回くらい行ったんですか?
韓国、グアム、ハワイ、台湾、フランス、イギリス、ロサンゼルス、セブ島、バリ島、モルディブなど10箇所くらいです!日々必死に節約してお金を貯めて、1円でも安いプランを探して行っていました。
印象に残っている国はありますか?
1年生の夏休みに短期留学で行ったフィリピンです。正直、治安が悪いなどと人から聞いていたので、行くまでは少し怖いイメージがありました。でも、実際に行ってみたらとても明るく楽しい国でした。
語学学校の先生たちが本当に気さくで、いつも踊ったり歌ったり楽しそうにしていて。1か月の留学期間が終わり帰る時は、10人以上いた担当の先生たちが全員プレゼントをくれました。すごく手の込んだ手作りの物だったり、先生たちのお給料からしたらとても高価なバッグだったり。愛情深い先生とその友人たちのおかげでいいイメージに大きく変わりました。
一方で、ボラカイアイランドという島へ行き、郊外に出ると、道で人が倒れていたり、まだ言葉も話せないほどの小さな子どもが盗みをしていたり。その光景はとっても衝撃的で印象に残っています。
フィリピン留学を経て遠野さんの価値観に変化はありましたか?
なんでも先入観で決めてしまってはいけないなと思うようになりました。
人から聞いた話やテレビで観た話を鵜呑みにしていたら、「実情」を知ることは出来なくて。さらに、その国を訪れてちょっと観光地を見るだけだと表面的にしか知ることが出来ない。現地の人と話したり郊外に出てみたり、色々な側面から物事を見ないと分からないことがたくさんあるなと感じました。
私は中学から青山学院に通っていたので、この留学に行くまでは内部生の友達ばかりでしたが、フィリピンでの経験からもっと色々な人と話をしてみたい!と部活や授業で自分からどんどん初対面の人に話しかけるようになりました。新しい知識や価値観が広がるのが楽しくて、部活仲間の英語スピーチもそれまで以上に熱心に聴くようにもなりましたね。
また、新聞のテレビ欄で、「最先端の技術」や「最近起きた社会問題」など、自分の知らないことについて詳しく取り扱うものを見つけては録画するのが日課になりました。
念願の局アナに!
卒業後は何をするんですか?
4月から、福岡でアナウンサーになります!
母の友人がアナウンサーで、私が小学生低学年の頃にその方をニュース番組で見かけた時、自慢げに「これ、ママの友達なんだよ!」と言っていたんです。アナウンサーってこうやって人に誇れる仕事なんだな、カッコいいな、なりたいなと思ったのが初めのきっかけでした。
アナウンサーを目指す過程で、2018年の11月から約半年間BSフジで学生キャスターとして活動していました。その経験がアナウンサーという仕事にちゃんと向き合わせてくれて、「憧れ」から「どうしてもやりたいこと」に変わりました。
それまではアナウンサーだけを目指していたわけではなく、旅行が大好きだしCAさんも素敵だな、化粧品会社のインターンも楽しかったななど、色々な職業に興味がありました。でも、学生キャスターを経験してからは地元の東京を離れてでもテレビ局のアナウンサーになりたいと思うようになったんです。
どうして気持ちが変わったんですか?
アナウンサーの仕事には大きなやりがいがあるということを知ったからです。
学生キャスターとして生放送でニュースを伝えている時、誤作動でJアラートがスタジオ内に鳴り響いたことがあったんです。生放送でただでさえ緊張したけど、その音が鳴った瞬間に心臓がにぎりつぶされるくらいドキッとして、怖いという気持ちが浮かんでしまいました。
すぐにそのまま読んでと指示をいただき、ニュース後に誤作動だったということを教えてもらいました。その時、あれが本当のJアラートだったら、緊急地震速報だったら、生放送で情報を伝えている立場なのに、今の自分には対応できなかっただろうなと恐ろしくなりました。
後日、ちょうど夜にテレビでニュースを見ている時に緊急地震速報が流れたんですけど、冷静に対応するアナウンサーの方を見て、一視聴者として「地震が来るかもしれないんだ。じゃあこうしよう!」と考えることが出来たんです。
アナウンサーは視聴者の安全を守る手伝いができる職業。責任も大きくて簡単ではない仕事だけど、しっかり対応できるようになったら本当にやりがいのある仕事だろうなと考えるようになりました。
また、緊急地震速報など非常事態のときに真っ先に対応するのはその局の社員でもある局アナウンサーだということを聞いて、地元ではなくても、テレビ局にアナウンサーとして就職して、いざというときに少しでも人の役に立ちたいと考えるようになりました。
中でも福岡は、父が長い間単身赴任をしていて、幼い頃から馴染みのあった大好きな場所です。なので、自分の行きたかった福岡の局から内定を頂けた時は本当に嬉しかったです。
どんなアナウンサーを目指したいですか?
いざというときに「この人の言っていることだったら信じよう。」「この人にだったら安心して話せる。」と思ってもらえるような存在になりたいと思います。
あとは、頑張る人の背中を押せるような人になりたいという思いもあります。自分自身、身近な人の病気と、なかなか上手くいかない就活とで悩んでいる時に24時間テレビを見て、頑張る人の姿に励まされ、「自分ももう少し頑張ってみよう!」と立ち上がることができました。自分が置かれた状況にただ嘆くだけでは本当にもったいない、今出来ることを精一杯やろうと思ったんです。
地域の人をはじめとした頑張る人の姿を伝えることで、困難に立ち向かう人が一歩を踏み出すお手伝いをしたいです!
美学生プロフィールProfile
担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer
山本 貴一
美学生図鑑は人の“人生の転機”になれる場所。美学生図鑑を通じてモデルさんが新たなきっかけを掴めるように、スタッフが成長できるように、その後押しを頑張っていきます。
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