杉本奏（立命館大学）「甲子園でビールの売り子のアルバイト！“プチ営業経験”になりました」

“競争の世界”　観察力と度胸が身につきました

甲子園でビールの売り子のアルバイトをやっていたそうですね。きっかけは？

阪神タイガースのファンなんです！
父が関西出身で名古屋に住んでたんですけど、杉本家は阪神以外の帽子の着用は禁止って感じでした。

でも、名古屋がホームの中日ドラゴンズは2番目に応援しています。中日が勝つと近所のスーパーが安くなるので（笑）

売り子を経験してみてどうでしたか？

“大変”の一言ですね。

まず給料なんですが、歩合制なんです。だから売れない時は交通費だけ稼ぎに来てるみたいになってしまいます。
どれだけビールが売れてるかリアルタイムで分かるので競争の世界でした。その売り上げ結果によって次のエリアや販売する物の種類が決まるので毎日がドキドキでしたね。

あと、プロだけでなく高校野球もあるので、そのときは日が昇る前に出勤して、日が暮れた後に帰るみたいなときもありました。

このアルバイトを通して楽しかったや成長できたことはありますか？

働いてる子は大学生が多いので、そのおかげで他大学の友達が出来たことですね！

それとプチ営業経験が出来たことです。
服や持ち物はみんな一緒、っていう条件の中だからこそ“自分を売ること”が大切でした。
野球に興味なさそうな人には野球のことは話さなかったり、焼き鳥を食べてるお客さんにはおしぼりを多めに渡すとか。細かい気遣いですが観察力が身につきました。

あとは、大勢の前で大声を出さなきゃいけないので度胸もついたと思います！

アメリカへ留学して人生が楽しくなりました（笑）

立命館大学では何を学んでいますか？

文学部の東洋研究学域で、東アジア・中国・韓国の言語文化を学んでいます。
言葉にすると難しいですが、身近なことでは「KPOPがなぜ流行っているのか」「中国の観光客がなぜ多いのか」といったことを研究しています。

アジア圏内に留学したことは？

1回生の春休みに韓国へ留学をしました。

楽しくて韓国語もできるようになったんですが、「英語を話せる方がもっと色々な人と仲良くなれるじゃん」って思って（笑）
それから英語に興味を持って、英語をちゃんと勉強しなければならないと思い、3回生の時にアメリカにも留学に行きました。

どれくらいの期間アメリカ留学されていましたか？

半年間です！一人で行きたかったので全部自分で手配しなくちゃいけなくて。
行くって決めてから一ヶ月しか猶予がなかったんですけど、学校を決めて、ホームステイ先も決めて、VISAも急いで取得して……ギリギリまで準備して行きましたね。

アメリカへ留学して得たことはありますか？

留学先はロサンゼルスとオレンジカウンティという所だったのですが、とにかく考え方の幅が広がって人生が楽しくなりました（笑）
選択肢が色々あって、文化や考え方に違いがあるんですよね。休みじゃなくてもずっとビーチに寝転がってたりとか、とにかくスローライフ。

学校では日本人は学生が多かったけれど、他の国の人は上の年代の方も多く、外国人の友達もたくさん出来ました！

留学中、大変なことはありませんでしたか？

家の契約で揉めたことですね。聞いたことない単語が……。
食事も日本と違うし、あとは時間にルーズな人がいて、7時集合なのに7時に起きてシャワー浴びるみたいな（笑）
それとトイレですね、日本は綺麗です（笑）

また行ってみたいですか？

永住したいです、カリフォルニアに（笑）