美学生インタビューInterview
足が曲がっていたら安全ピンでツンツン刺されました
これまでの人生で力を入れて取り組んできたことは?
小さい頃から今までずっとバレエをやっています。バレエを始めたきっかけは?
母に勧められたことがきっかけです。母は女の子が生まれたらバレエを習わせたいと思っていたらしく、幼稚園に入る前から私にバレエを習わせてくれました。初めは真面目に練習に取り組めず、隙あれば暴れてばかりいたので、当時の私は向いていなかったと思います(笑)
幼稚園に入ったくらいから落ち着いてきて、中学・高校時代は週に4回くらいはレッスンに通っていましたね。
長いバレエ人生の中で転機はありますか?
中学2年生の時に10日間、中国のバレエ学校に通ったことです。私が行ったバレエ学校はすごくスパルタで……。例えば、足が曲がっていたら足を、肩が上がっていたら肩を、安全ピンでツンツン刺されました。こんな世界もあるんだと驚き、とても印象に残っています。
それから、高校1年生の時にアメリカへ1ヶ月間留学したことも私を大きく変えてくれましたね。私が通っているバレエ教室でオーディションに合格した人しか行けない留学だったので、行けると決まった時は嬉しかったです。
中国のバレエ学校では、厳しい分、みんな型にはまっていて同じように踊っている様に見えました。それに対してアメリカは、練習内容も自由で表現豊かで、私にはこっちの方が合っているなと感じました。
このアメリカでの経験はバレエをもっと頑張りたいと思うきっかけになりましたね。当時は大学に進学せずにバレエを続けようとも考えていたくらいです。
最終的に大学進学を決めたのはどうしてですか?
アメリカに帰ってしばらくして一緒に頑張ってきた仲間たちがバレエを辞めてしまったんです。これまでバレエに打ち込んでこれたのは彼女らのおかげだったので、悲しくて途方に暮れていました。そんな時に、関学の提携校が集まる合宿に参加する機会があったんです。その合宿がすごく楽しくて「大学に通うのもアリなんじゃないかな」と思い、悩んだ結果、大学に進学することにしました。
バレエのどんなところにやり甲斐を感じますか?
バレエは鍛えないといけないし、でもそれでいて美しくないといけないし、食べて体力をつけないといけないけれど、太ってしまうと踊りに影響が出たり......たくさん努力しなければならないんです。でも、その努力が実って新しい技が出来たときは嬉しくて、その達成感が「もっと頑張ろう」と思わせてくれます。
サロンモデルを始めてメイクに興味を持ちました
バレエ以外に頑張っていることはありますか?
大学に入ってからサロンモデルをやっています。サロンモデルを始めて何か変化はありますか?
メイクをもっと頑張ろうと思いました。髪の毛と一緒にメイクもしてもらうんですが、気に入ったものがあれば、毎回「この化粧品はどこのですか?」と聞いて自分でも買って使ったりしています。もともとはバレエの発表会の時にするような舞台映えするメイクしかしたことなかったんですが、今は普通のメイクも楽しくて雑誌もよく読んだりしています!