美学生インタビューInterview
地元のことをもっと知りたくて「ミス奈良」に挑戦
ミス奈良に応募したきっかけを教えてください。
4回生ということで、大学生活の節目の年になると考えた時に、自分の故郷である奈良のことをあまりよく知らないと思い、ミス奈良として活動することで体感的に奈良を知りたいなと思ったことがきっかけです。また、二代上のミス奈良として活動されていた同じ大学の鈴木麻由弥さんに憧れたこともきっかけの一つです。鈴木さんは雰囲気からして違い、学校ですれ違った時にカッコいいなと思い、憧れるようになりました!
ミス奈良に選ばれるまでの審査ではどのようなことをしたのですか?
四次審査まであり、奈良市にまつわる筆記試験や小論文、面接などをしました。面接では「もしミス奈良に選ばれたら奈良のどこをPRしたいですか?」ということも聞かれ、私は「ならまち」と答えました。ならまちは奈良市内にある歴史的街並みが残る地域で、古民家を改装したカフェやおしゃれな雑貨屋さんが集まっているんです!私自身ならまちが大好きでよく行くのですが、まだ回りきれていないくらいたくさんのお店があるので、皆さんにも是非お越しいただいてお気に入りのところを見つけていただきたいなと思います。
また、教師を目指していることを面接で話した際に「では、子どもたちに奈良について教えると想定して授業をやってみてください」と面接官の方に言われたこともありました。その時は急に言われたこともあり焦って「準備をしていないのでできないです」とお断りしてしまいました。今思うと、できないことはできないとはっきり言えたのが良かったのかも知れません(笑)
審査を受ける過程で自信はありましたか?
全然なかったです!面接は楽しく受けることができたので、ミス奈良に選ばれなくても社会勉強になったなぐらいの気持ちでいました。結果は四次審査の後、その場で発表されタスキをかけていただいたのですが、まさか自分が呼ばれると思っていなかったのでびっくりしましたね。
そして、第27代ミス奈良として一年間活動することになった上野さん。これまでどのような活動をしてきましたか?
奈良の伝統行事にたくさん参加させていただきました。例えば、平城京の天平祭では「天平衣装」といって奈良時代の衣装を着て行列を歩きました。直近でいうと、東大寺・元興寺・興福寺の三ヶ所で節分の豆まきに参加しましたね。豆まきは高い特設ステージから投げるのですが、投げるものがお寺によって違い、東大寺ではアンパンを投げました(笑)なかなかそのような場所に上がらせていただく機会もないので特に印象に残っています。同世代へ奈良の魅力をPRするためにSNSでの発信にも力を入れる
ミス奈良になる前と後で自分自身に変わったと感じる部分はありますか?
奈良のことをより知れたのはもちろんですし、活動する上で初対面の方と一日過ごすことが多く、自分が知らないと話が広がらないこともあるので、事前に準備し、知識が浅くても話を返せるようになりました。また、私はもともと人前に立つのが苦手で、教師を目指していた時も模擬授業をする機会がたくさんあったのですが、知っている友達の前でも緊張してしまうほどだったんです。でも、ミス奈良の活動を通して人前に立つことがちょっと楽しいと思えるようになってきましたね。
あとは言葉の選び方に気を付けるようになりました。ミス奈良としてTwitterで発信もしているのですが、お顔を見てお話できない分、言葉の受け取り方によってこちらの伝えたいことと違うように伝わってしまうこともあるんです。たくさんの方が見てくださっている中で、できるだけ自分の思っていることがそのまま伝えられるよう言葉には気を遣うようにしています。
SNSは本当は公務の一環ではないので、してもしなくても良いのですが、就任したての時に「あなた達の一番の役目は、同世代の人達に奈良に来てもらうようにPRすることだよ」と言われ、それを自分なりに考えたときにSNSで発信することが一番有効なんじゃないかと思って始めました。私のTwitterでおすすめしたカフェに「行きました!」と言ってくださる方がいたり、逆に「こういうカフェありますよ!」と紹介してもらうこともあり、そういう点で繋がりは広がりましたね。Twitterで発信するために奈良のカフェにもこの一年たくさん行きました。「ほうせき箱」というかき氷屋さんは有名なので是非行ってみてください!