美学生インタビューInterview
ピアノ一筋18年、ピアノの先生になりたくて
神戸女学院大学音楽学部音楽学科ピアノ専攻に進学した理由は?
当時教わっていたピアノの先生に勧められたからです。少人数だから先生がよく見てくれるし、女子校だから中・高の雰囲気に似ている上、練習できる環境が揃っている、という理由で選びました。実際に入学して4年が経ちますが、本当にその通りでした。音楽学部全体で学生数が50人ほどで、ピアノ専攻が20人前後と、かなり少人数なので友達ともとても仲が良いです。先生もよく教えてくれて勉強になります。そもそもピアノはいつから始めたんでか?
3歳頃からです。ピアノのレッスンが楽しくて、小学生の頃から「いつかはピアノの先生になりたい」と漠然と考えるようになりました。中学は「友達と一緒」という単純な理由で帝塚山学院中学に入り、高校はそのまま帝塚山学院高校に進学しました。そして、高校では音楽系専攻に進みました。音楽系専攻に進学する人は、大学も音楽専門のところへ受験することが多いので、そこが私の人生の大きな決断の一つでした。中3の進路相談の時期に、音楽の道に進むこと・ピアノの先生になることを決めました。大学生活の中で大変だったことや楽しかったことはありますか?
大変だったことは、やはり練習ですね。大学4回生になって就活とソロリサイタルが重なって忙しくなかなか時間がとれない中、ピアノを練習するのが大変でした。楽しかったこととして挙げるなら、オーストリア・ウィーンへの演奏旅行ですね。大学のカリキュラムではなく、個人的に師事している先生とその生徒さん達と一緒に今年の春休みに二週間ほど行ってきました。老人ホームやウィーンの音大生との交流演奏会をしたり、現地の先生からレッスンを受けたりしました。ウィーンの先生は曲の捉え方が自分とは全然違っていて、そんな考え方もあるのかと自分の価値観が広がりました。あとは、チェコやデンマークに観光しに行ったりもしました。全部楽しかったです。
悩み抜いた、ピアノ以外の選択肢
現在、4回生。卒業後はどのような道に進む予定ですか?
卒業後の進路についてはとても悩みました。大学を卒業した後、ピアノの先生やピアニストといった「音楽」で食べていく人生を歩むのか、それとも一般企業で他のことに取り組みながら音楽を続けるのか……自分にとって非常に難しい選択でした。昔からの夢である「ピアノの先生」はもちろん視野に入れていましたが、改めて人生の分岐点に立つことで「音楽だけじゃなくてもっと色々な事に挑戦したい」と考えるようになりました。来年から一般企業に勤めます。毎週ピアノのレッスンを受けながら、社会人として頑張ります。私にとってピアノは物心ついた時からそばにあるもので、ずっと一番身近な存在です。これから先も色々な形でピアノには関わり続けたいですね。
軽音サークルや撮影会モデルなど、学外でも楽しく活動
サークル活動やアルバイトなどはしていますか?
関西学院大学の軽音サークル「AVANTGARDE」でキーボードをしています!高校生の頃からバンドが好きで、大学では自分でバンドを組みたいと思っていました。ピアノと違って自分で音を作り出さないといけないのが難しく、楽しいです。ちなみに好きなバンドはL'Arc~en~Cielです。アルバイトは、地元の生駒山上遊園地で短期バイトをしたり、イタリアンレストランのホールスタッフをしたり、あとは撮影会モデルをしたりしています。モデル活動は友達の誘いで一年ほど前から始めました。こちらもとても楽しく取り組んでいます!