文化体験への理解を深められるように
ミスキャンに応募したきっかけはなんですか?
1回生の時からミスキャンに興味を持っていたのですが、人前に出ることが得意ではなかったので応募しようとは思っていませんでした。でも、昨年Campus Collectionに出演したり、今宮戎神社の第63代福娘をさせていただいたことで大勢の人前に出ることに対する苦手意識を克服できたので、ミスキャンに挑戦する決心がつき、応募に踏み切りました。
これまでのファイナリストとしての活動の中で大変だったことはありますか?
ミスキャンパス立命館は「文化と美」をコンセプトに掲げているので、華道や茶道など様々な文化体験をさせていただくことができました。私は今まで文化活動に触れる機会がなかったので、知らないマナーや所作が多くあり最初は困惑しました。夏場に文化体験をさせていただいたときに、サンダルを履いていたので素足で畳の上に上がったことがありました。畳に素足で上がることがマナー違反だということは知っていたのですが、急なことだし仕方ないかと最初は軽い気持ちで流してしまっていました。しかしその後、他のファナリストの子から「いつ畳の上にあがるか分からないので、念のために文化体験の期間中は靴下を待ち歩くようにしよう」と提案がありました。みんなでより良い活動ができるように、ファイナリスト6人で切磋琢磨しながら文化体験への理解を深められるように取り組んでいます。
活動の中で思い出に残っていることはありますか?
文化体験の中でも、特に華道はとても良い経験になりました。以前は華道の作品を観ても作品の良し悪しの判断基準が全く分からなかったのですが、自分で流派や歴史を調べたり、先生から所作を教えてもらったりすることで文化作品の醍醐味に気づくことができました。
終盤に向けての意気込みを聞かせてください。
多くの方にミスキャンの活動を知っていただけるように活動を頑張っていきます。そしてミスキャンパス立命館のファイナリストに相応しい人物に少しでも近付けるように、最後までみんなと切磋琢磨しながら成長していきたいと思います。
他人事ではなく自分事に
これまでの大学生活で印象に残っていることはありますか?
大学1回生の時に東日本大震災の被災地支援活動に参加したことがとても印象に残っています。岩手・宮城・福島の三県を訪れて、現地の方の話を伺ったり、田んぼに埋まるゴミを撤去する作業を手伝わせていただいたりしました。私がしたことは復興全体として見ればほんの微々たる活動かもしれないですが、積み重ねていくことで力になれればと考えています。3月11日に近づけばテレビで特集が組まれたりしますが、日常で震災の出来事を考える機会は多くないので時間とともに記憶が風化してしまうと思います。だから今後、被災地の現状を他人事ではなく自分事にして考えていただけるような発信を少しずつでも私なりにしていきたいと思っています。
就職活動を見据えて
将来のビジョンを聞かせてください。
今は漠然とですが、美容メーカーや金融系に関心があります。20代はバリバリと働いて、自立した大人な女性になりたいです。来年に就職活動を控えているので、今から広い視野で様々な業界を見ていきたいと思います。