美学生インタビューInterview
「グランプリは誰にも獲らせない」 あえて強気発言をする理由
ミスキャンパス関西学院に応募した理由を教えてください。
私はアナウンサーを目指しているのですが、これまで表舞台に立って発信をする経験が一度もなかったんです。人前で話すことに対する苦手意識を克服して、自信を持って就活に挑みたいと思い、応募を決めました。
高校時代はバトントワリング部で全国大会を目指して頑張っていたんですけど、大学に入ってからは特に熱中できるものがなかったので、何か全力で打ち込めるものが欲しかったというのもあります。

バトントワリング部時代の写真
人前で話すことが苦手なんですね。
そうなんです。小中学生の頃は、授業でみんなの前で発表したりするときに声も足も震えて、涙が出てしまうほどでした。発表前日は緊張で寝れず、親も心配するくらいでしたね。年齢を重ねるにつれて慣れてはきましたが、アドリブで話すのはまだまだ苦手です。
意外です。写真うつりも含め、とても場慣れしているように感じます。これまで表舞台の経験はないんですか?
まったくありません。1、2回生の頃もぼんやりとアナウンサーへの憧れはあったものの、自分なんかがなれる職業ではないと思い、アナウンススクールにも通わず、普通の大学生活を送っていました。本格的に就活に取り組み始めたのも3回生の春からで、他のアナウンサー志望の学生よりもスタートはかなり遅かったんです。
ミスコンに応募するにあたって不安はありませんでしたか?
めちゃくちゃありました。人に嫌われるのが怖くて、普段の生活でも一歩踏み出せないことが多かったんです。ミスコンに出れば、心ない言葉やルッキズム的な批判も受けるだろうと思っていました。
でも、「それに耐えられるくらいじゃなきゃアナウンサーなんて目指されへん」って思いましたし、自分を成長させたいという気持ちの方が大きかったです。
活動が始まって数か月経ちますが、心ないコメントが来て落ち込むことなどはありませんか?
意外と大丈夫です!もし、そういうコメントが来ても「なんか言ってるな〜」くらいの感じで受け止めることができています。というのも、応援してくれる方が本当に多くて、数え切れないほどの励ましのコメントを頂くので、少し嫌なことを言ってくる人がいても全然気にならないんです。今は支えてくださる方の期待に応えたい一心で活動に取り組んでいます。
人前で話すことに対する苦手意識は克服できていますか?
だいぶ慣れてきたと思います。私はエントリーナンバーが1番なので、お話するときはいつもトップバッターなんです。7月のお披露目イベントの挨拶は、実は家でめちゃくちゃ練習していました。
自信なさそうに喋ると、見てる人にもそれが伝わってしまうと思うんですよね。だから、いかに緊張を見せずに堂々と話せるかというのを意識しながら、何回も動画に撮って、見返して、納得がいくまで練習しました。

本番は緊張したけれど、「素敵な話し方だね」と褒めてくださるコメントもあってとても嬉しかったです。場数を踏めば踏むほど上達していくと思うので、「怖い」と感じることにもどんどん飛び込んでいきたいです。
ミスコンの活動とアナウンサー就活の両立は大変ではないですか?
毎日予定が詰まっていて大変です。でも私、忙しいのがすごく好きなんです!暇な時間があると甘えてしまうので、やることが詰まっていて追い込まれている方が力を発揮できるし、逆に楽しく感じます。
ストイックなんですね。さまざまな個性を持ったファイナリストがいますが、ご自身の強みは何だと思いますか?
負けず嫌いなところだと思います。活動当初から「自分が絶対に一番!」という気持ちで頑張っています。「グランプリは誰にも獲らせない」「グランプリ以外はいらない」、そんな気持ちです。
弱気になってしまうと絶対に悪い方向に影響してくるじゃないですか。「グランプリになれる」って言い聞かせ続けることで自信がつくと思うので、マイナスな発言はしないように心がけています。
それに、「グランプリを獲りたいです」って言葉にすることでファンの方たちも一緒に頑張ってくれると思うんです。グランプリは私一人じゃ獲れない、周りの応援や投票の協力があって初めて掴めるものなので、自分の言葉で周りの人を引き上げていきたいです。
アナウンサー就活を始めたのは3回生の春!遅すぎるスタートもアドバンテージに変えて
アナウンサーに憧れ始めたのはいつからですか?
中学生の頃です。先ほどお話したように私は人前で話すことが苦手で、そのプレッシャーから鬱状態になってしまったこともありました。そんな時、毎朝テレビをつけるとアナウンサーの方が「今日も元気に行ってらっしゃい!」と笑顔でお話されていて、カッコいいなと思ったんです。自分が苦手だったからこそ、話すことを仕事にしている人への憧れの気持ちが芽生えたんですよね。
また、アナウンサーは視聴者に元気を与えるだけでなく、災害時には人々の命も救います。誰かの日常に彩りを与えつつ、言葉ひとつで人生まで変える。本当に理想の職業だと感じて、自分もそんな仕事がしたいと思うようになりました。
話すことが苦手なら、話す必要のない仕事に就くという選択肢もあったはずです。あえてアナウンサーを目指したのは何故でしょう?
これも負けず嫌いな性格だからだと思います。上手く話せないのが悔しくて、何としてでも克服したいと思いました。
もちろん逃げてた時期もあります。手を挙げないようにしたり、できるだけ目立たないようにしたり……。でも、自分から変わろうとしない限り、一生克服できないと思ったんですよね。できないから逃げるのではなく、「絶対に変わるんだ!」という意識でいました。
本格的にアナウンサー就活に取り組み始めたのは今年に入ってからなんですよね。
憧れはぼんやりとあったものの、大学に入ってから具体的な行動は何もしていませんでした。周りにアナウンサー志望の子もおらず、情報が入ってこなかったので、アナウンサー就活がこんなに早くスタートするなんて知らなかったんです。
きっかけは、2回生から入ったメディア系のゼミでした。過去にキー局のアナウンサーも輩出しているゼミなのですが、ある日、先生に「アナウンススクールとか行ってないの?」と聞かれたんです。2回生から3回生に上がる前の春のことでした。
その時に「例年はこの時期にこんな準備をしているよ」といったことを教えていただいて、驚きました。そこから急ピッチで就活に取り組み始めた感じです。
1回生からスクールに通う学生もいますし、かなり出遅れていますよね……。
正直すごく焦っています。インターンで会う子たちは全員完璧な状態。それに対して私は基礎もできていません。
ただ、アナウンサー就活って原稿読みが上手いから受かるものではないと思うんです。もちろん基礎は大事ですが、自分の人間性や魅力をどれだけ採用担当者に伝えられるかが勝負の鍵だと思っています。
それに、準備期間が短いからこそ、偽りのない素の自分を出せると思うんですよね。私のようにスタートが遅くても内定を掴み取った先輩方もいらっしゃるので、自分にもまだ希望があると信じて頑張りたいです。
美学生プロフィールProfile
田中 葵 (たなかあおい) 関西学院大学 社会学部社会学科3回生
>お仕事を依頼する- 生年月日
- 2005年1月4日
- 出身地
- 大阪府
- 憧れの人
- 広瀬すず
- チャームポイント
- そばかす・えくぼ
- 性格を一言で表すと?
- 負けず嫌いの努力家
- 異性を落とすコツは?
- 笑顔
- 主な活動
- ミスキャンパス関西学院2025 Entry No.1 / ダンスサークル所属 / スターバックスでアルバイト
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担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer



















