美学生インタビューInterview
見た目はふわふわ、中身は脳筋?!ギャップが魅力のプリンセス
ミス中央コンテストに応募した理由を教えてください。
去年の冬くらいにアナウンサーになりたいと思い始めてスクールに通い始めたんですけど、エントリーシートに書ける肩書きが何もないなと感じて、少しでも夢に近づくためにミスコンに出ようと考えました。
実は1年前にも運営の子に「出てみない?」って誘われていたんです。でも、その時はまだアナウンサー志望ではなかったし、興味がなかったので断ってしまったんですよね。挑戦すればよかったなって後悔していたので、今年出る決意をしました。
アナウンサーになりたいと思い始めたきっかけは?
もともとは「テーマパークダンサー」になりたくてずっとダンスを習っていたんです。でも、高校生の時のカリフォルニアのディズニーの舞台で踊らせてもらう機会に恵まれて、そこで“夢が叶ってしまった感”があったんですよね。ダンスに関してはもう満足してしまったので、次の目標に向かって進みたいと考えました。
アナウンサーを目指したいと思ったのは、将来に悩んで苦しんでいた時期に「言葉」に救われたからです。SNSや本などで色々な言葉に触れ、その力に励まされました。その時に、言葉を通じて何かを伝える仕事をしたいという気持ちが芽生えました。
応募するにあたって不安はありましたか?
正直、自分の顔に自信がなかったので迷いもありました。でも、完成した状態で出場する必要はないなと思ったんです。中には理想の自分に磨き上げてからミスコンに出るって子もいると思うんですけど、私は出場期間中に少しずつ成長していく姿を見せたいなと考えました。
活動が始まって数か月経ちましたが、実際の活動はどうですか?
楽しいです。“炎の中に生きている”って感じがします。毎日必死で、空気を吸うのも大変で、ずっともがいている感じ。
炎……すごい例えですね(笑)特に大変だと感じることは何ですか?
肉体的に大変だと感じるのはライブ配信です。ポイント数を伸ばすための工夫として、身体を張った「筋トレ配信」をやっています。
筋トレ配信?
アイテムを投げていただいたら20回バーピージャンプをするんです。立った状態からしゃがみこんで腕立て伏せをし、再び立ち上がってジャンプをするというのを繰り返し繰り返し……。途中でプロテインも摂りながら自分をいじめにいじめまくって楽しんでいます(笑)
筋トレが好きなんですか?
高校生の頃、バキバキになりたくて筋トレに熱中していた時期がありました。プロテインをたくさん買い込んで、酷いときには一日プロテインだけで過ごしたこともあるくらい「脳筋」でした(笑)
意外で面白いですね(笑)
そのギャップが私のアピールポイントかなと思います。自分でも「ギャップリンセス」っていうキャッチフレーズを掲げているんですよ。外見はふわふわしていて控えめに見えるけど、中身はタフでいかつい感じだよって。インスタグラムでもおもしろキャラに振り切ってリール投稿をしています。
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ありのままの自分を見せすぎても応援してくれる方たちを幻滅させてしまう気もするし、悩みながらではあるんですけど、少しずつ自分のキャラを上手く出せるようになってきた気がします。
ファイナルまで残りわずかとなりました。意気込みを聞かせてください。
もちろん結果は欲しいです。でも、結果ってきっと後からついてくるものだと思うので、まずは自分がここまで頑張った、 頑張りきれたって胸を張れるような状態を目指したいと思います。
夢の舞台!カリフォルニアのディズニーでダンス
テーマパークダンサーを目指していたとのことですが、小さい頃からダンスをやっていたんですか?
5歳から11歳くらいまでバレエを習っていました。中学で一度遠ざかったんですけど、高校生になって「ディズニーのダンサーになりたい」と思って、プロを目指して再びダンスのレッスンに通い始めました。
そもそもテーマパークダンスとはどういったものなのでしょうか?
ディズニーやUSJなどのテーマパークで踊るダンスのことです。ジャンルは多岐にわたっていて、可愛らしいウサギのキャラのダンスもあれば、ハロウィンにはゾンビのようなダンス、クリスマスには綺麗なお姉さん風のダンスなど、季節や物語、曲によって様々な表現を求められます。色々なキャラクターになりきらないといけないのが他のジャンルのダンスと比べて難しいところだと思います。
レッスンでは主にどんなことをやっていたんですか?
ディズニーのオーディションに合格するためにはバレエの他にヒップホップとジャズのスキルも必要なので、その3つのジャンルを鍛えました。
バレエに関しては幼少期に習っていたものの、ブランクが長かったので一からやり直す感じでしたね。バレエってダンスの中で一番鍛錬というか、日々の練習の積み重ねが必要なんです。毎日やっていないと筋力も落ちるし、脚も上がらなくなるし、ポジションもズレてしまう繊細なジャンルだと思います。
カリフォルニアのディズニーで踊ったというお話がありましたが、それはどういうきっかけで?
ある日、ダンスの先生から「カリフォルニアで踊りませんか?」というオーディションの告知が送られてきたんです。自分がそのレベルに達してないっていうのはわかっていたんですけど、こんなチャンスは一生に一度だろうと思って受けることにしました。
オーディションはどうでしたか?
もうボロボロでした。というのも、オーディションでいきなり「シアター」というジャンルの踊りをやることになったんです。スーツを着てハットをかぶってステッキを持って踊るようなジャンルなんですけど、今まで一度もやったことがなかったんですよね。もうパニックになりながら、見よう見まねでやりました。
なのに合格したんですか?
いいえ、結果は案の定、不合格でした。
でも、後日先生から個別に連絡があって、「1人欠員が出たので補欠で出ないか」って誘われたんです!そのおかげでギリギリのところで参加が叶いました。
当時、高校2年生だったんですけど、通っていた高校にお願いして1週間の休暇を頂いてカリフォルニアへ行きました。帰国後すぐに期末テストを控えていたので、飛行機の中で電気で照らして英単語帳を見ていたのを覚えています。
カリフォルニアでのステージはどうでしたか?
もう本当に天国でした!嬉しすぎて泣きながら踊っていた記憶があります。扉が開いた瞬間にたくさんのお客さんの姿が目に入ってきて、しかもアメリカなので皆テンションがすごく高いんです。「ふぉーーーっ!」って感じで。もう鳥肌が止まらなかったです。
貴重な経験でしたね。ダンスの経験がミスコン活動に活きていると感じることはありますか?
行き詰まったときの考え方とかは活きているかもしれないです。ダンスもミスコンも自分との戦いだし、毎日の積み重ねが大事だと思うので、そこは一緒かなと感じます。
ミスコンのファイナルの自己PRではテーマパークダンスを踊ります。まるでテーマパークにいるような世界観へ皆さんをお連れしたいと思うので、是非注目していただけると嬉しいです。