美学生インタビューInterview
一日最大6パターンの自分を発見!?
学生時代に頑張って取り組んできたことはありますか?
高校1年生の時からずっと続けているサロンモデルのお仕事です。
どうしてサロモを始めたんですか?
通っていたサロンの美容師さんに撮らせてほしいと頼まれたのがきっかけです。高校生の時はその美容室や最初に撮ってくれた美容師さんの知り合いの所でサロモをしていました。
その時は表に出たいとか思ってもいなかったので自分のインスタグラムにも載せなかったし、お店のアカウントに載るのも恥ずかしかったんですが、大学生になって1回くらい載せてみようと思って写真を投稿してみたんです。そしたらそれを見てくださった方からオファーをいただくことが増えてきたんです。
最初に載せる時はどういう気持ちでしたか?
めっちゃ恥ずかしくて、親や妹に「どう思う?大丈夫かな?」って何回も確認してハラハラしながら投稿しました。
反応はありましたか?
友達が可愛いってコメントしてくれて、載せても大丈夫なんやなって安心しました。コメントが嬉しくて、恥ずかしさとかも吹っ切れてその後もサロモの写真を投稿できるようになりましたね。
サロモはどれくらいの頻度でやっているんですか?
ほぼ毎日です。営業時間前に撮影をおこなうので朝の8時くらいから1件目がスタートします。月曜日や火曜日が定休日のサロンが多いので、そういう日は昼や夜も撮影があるんです。だから1日3件くらい撮影をはしごする日もあります。一つのサロンで2スタイルの撮影をすることもあって髪・メイク・衣装と全部変えるので1日で6パターンの撮影をする日もありますね。
そんなに撮影があるんですね!1日に何件も撮影がある日はどのようなスケジュールなんですか?
大体一つの撮影に2時間くらいかかるので、朝8時から撮影して、昼の11時くらいから次の撮影、そして午後にもう一つっていうことが多いです。移動時間を考えるとお昼ご飯を食べる時間がない日も多くて、朝家を出て気づいたら夕方まで何も食べてないっていうときもあります。
日時の調整など事務的なことも全部自分でやっていて移動時間も考えて調整しているんですけど、スケジュールがぎっしりになってしまうこともあります。朝に梅田、昼に神戸、夜に京都で撮影というスケジュールを組んでしまった時があってとても大変でした(笑)
すごいですね!吉村さんが思うサロモのやりがいって何でしょう?
髪のセットの仕方やメイク、衣装などで自分の雰囲気がすごく変わってくるんです。いつもの自分じゃ選ばないような雰囲気の服やメイクもしてもらえるので、視野も広がりますし新たな自分を発見できるのがやりがいです。
あとはインスタグラムにサロモの写真を載せてコメントが来たり、美容師さんが連絡してくれたりするのは素直に嬉しいですね。撮影してくださった美容師さんの所に私のインスタグラムの写真を持ってきて「桃子ちゃんの髪型にしてください」って言ってくれる子も結構いるみたいで、そういうのを聞くとめちゃくちゃ嬉しいです!
スタイル維持のために1年以上も筋トレを継続!
サロモを続けるうえで心がけていることはありますか?
まずはなんといっても髪の毛のケアです。普段から美容室に売っているようなシャンプーやトリートメントを使ってケアしています。
あとは人から見ていい写真が撮れるようにスタイルの維持はしないといけないですし、SNSに載せている写真と違う人が来たら撮影してくださる方も嫌だろうからいつでもベストの状態でいられるように気を付けています。
スタイル維持のためにやっていることはありますか?
筋トレは継続的にやっています!特に大事な撮影の前日は筋トレをしたり走りに行ったりしていますね。去年の夏くらいが一番頑張っていて、一日1時間半は筋トレしないと気が済まなかったんです。一日1時間半の筋トレと1時間以上のウォーキング、カロリー制限、夜は絶対に炭水化物を食べないということを決めて実行していました。
今はそこまではしていないですが筋トレはやめないようにしています。最近はYouTubeの筋トレ動画を見ながら30分から1時間くらい筋トレをして、夜に暇だったら1時間くらいウォーキングをしていますね。
美味しい物を食べるのが好きでインスタグラムにご飯のハイライトを作っているくらいなんですけど、食べたらその分太ってしまうので美味しいものを食べるために普段筋トレや食事制限を頑張ろうって思ってやっています。
ダイエットや筋トレを長続きさせるコツはありますか?
友達とダイエット用のグループLINEを作って毎日3食の食べた物と今日した運動を共有しています。お菓子とかも「小分けにされているクッキーを1枚食べました」とか小さいことまで全部共有するんです。
共有することで、みんなも頑張っているから私も少し食べちゃったけど走りに行こうって思えます。寝る前に少しだけ腹筋やろうとか、お互い高め合えるので自分一人でやるよりも続けられます!私自身1年以上この方法を続けていて、本当におすすめです!
『mer』のモデルオーディションに挑戦!サロモとの違いを実感
吉村さんは昨年、ファッション雑誌『mer』のモデルオーディションのファイナリストに選ばれていましたね。どうして応募しようと思ったんですか?
当時3回生だったんですけど、大学時代に頑張って挑戦したことがないなと思って試しに応募してみようと申し込んだのがきっかけです。
審査はどんな感じだったんでしょうか?
まず書類審査があって全体から15人くらい選ばれて、そのあと1次投票でファイナリスト6人が決まるんです。書類で落ちると思ったので、1次投票の対象に選ばれただけで本当にびっくりしました。
友達や知り合いの美容師さんに協力してもらって、インスタグラムで拡散してもらってファイナリストにまで選んでもらえた時は本当に驚きました。まさか選ばれるとは思っていなかったので、みんなの協力や頑張りがここまで繋がったんだなと思って嬉しかったです。
投票してもらうために工夫したことはありますか?
『mer』って髪型だけじゃなくてファッションのトレンドなども掲載している雑誌なので、お洋服についてとかいつもの自分とは違うことも発信するように意識していました。
他のファイナリストはTikTockをやっていたりYouTuberだったりで、フォロワーを何万人も抱えている方だったんです。その中で普通の大学生としてどうしたらいいんだろうって思っていたんですけど、とりあえずやれることをやるしかないしこんなメンバーの中に選ばれただけで頑張ったなって思って活動していました。
投票期間中には『mer』の撮影もありましたが、サロモの撮影とはだいぶ違いましたか?
アパレルの撮影は初挑戦だったのでとても大変でした。普段のサロモ撮影のときは髪の毛が写るように上半身がメインなんですけど、洋服は見せる範囲が広いし全身を見せる難しさを感じました。
どういうところが特に難しかったですか?
笑顔をずっと維持するだけじゃなく身体の色々な部分を意識しながら撮影しないといけなかったのが大変でした。靴を撮るために足元だけ撮ったりとか、足先や手先まで意識をするんです。大変だったんですけどモデルの種類によって全然違うことが求められるんやなってことが勉強になってすごく面白かったです。
オーディションの結果はどうでしたか?
グランプリに選ばれることはできなかったです。発表された時は悔しさもあったんですけど、ファイナリストまで残れるって思っていなかったので、ここまでやってこれた嬉しさや達成感の方が大きかったです。
改めてオーディションを振り返って感想を聞かせてください。
投票期間は大変なこともあったけど勇気を出して挑戦してみて良かったという気持ちが一番大きいです。
オーディションを通じてファイナリストの方はもちろん、美容師さんとの繋がりも増えたんですよね。オーディションで私のことを知ってくれてインスタグラムでDMを送ってくれた人もいますし、サロモをやってほしいって新しく連絡をくださった方もいます。モデルという人から憧れる仕事の一つに関われて、勇気を与えられたことは嬉しいです。