美学生インタビューInterview
リボン
関西大学大学院のリケジョ、山口友理香ちゃんが大学生活最後に美学生図鑑へ再登場!
学生時代は化学を選考。大学4年次には研究室と並行してミスキャンパス関大にも挑戦。インタビューでは6年間の学生生活の思い出、そして気になる卒業後の進路について語ってくれました。3年前の写真の再現と合わせてご覧ください。
研究室と両立したミスキャンパス 今では一番の思い出
初めて美学生図鑑に登場したのは3年前、大学3回生の時でした。当時の写真を振り返ってみてどうですか?
なんかもう笑顔がかたいですよね(笑)カメラマンさんにめっちゃ「笑って!」って言われた記憶があります。
いわゆるポートレート、一眼レフカメラで本格的に撮られるのはあの時が初めてだったし、美学生図鑑の撮影がきっかけでミスコンとか被写体活動とか始めたので、ほんと“原点”って感じです。
成長は感じますか?
そうですね。写真に写ると「あ、自分ってこういう風に他人から見られてるんだ」っていうのがわかるから、ちょっと太ったなとか肌の調子が悪いなっていうのも敏感に感じ取ることができるんです。
化粧もおしゃれもあまり興味がない方だったんですけど、撮影会モデルを始めてからはなるべくトレンドを取り入れようという意識になったし、服も色々なパターンがあった方が写真のバリエーションも広がるからたくさん買うようになりました。
あと、内面も変わりましたね。もともとはめちゃくちゃ人見知りで、自分のことを話すのも得意じゃなかったんです。だけど、カメラマンさんとコミュニケーションを取る中で「相手のことを知るためににはこっちから心を開いていかないと」って思ってからは自分のこともオープンに話すようになりました。
4回生の時にはミスキャンパス関大に出場しました。改めてミスコンを振り返ってどうですか?
理系の4回生がミスコンに出るっていうのはやっぱり異例で、ちょうど研究室も始まった時期だったので周りには「よぉこんな忙しい時期にやるなぁ!」って言われましたね(笑)
確かに研究室とミスコンの活動を8か月間も両立するのはものすごく大変で、実験が上手くいかない上にミスコンの活動にも追われて逃げ出したくなることもありました。
でも、逆にあれくらい忙しくしてる方が良かったんじゃないなって。「もしミスコンに出てなかったら自分は何をしてたんやろう?」って考えても、その分、勉強してたかっていうとそうじゃなかったと思うし、あの時にしかできなかったことに取り組んで良かったなと。
同じ大学の出場者はもちろん、他大学の子とも仲良くなって交友関係の幅も広がりました。ただ研究室で過ごしてるだけでは出来なかった経験、出逢いがあって、今振り返ると大学生活の一番の思い出だなと感じます。
6年間のリケジョ生活の末に選んだ進路は……
大学卒業後は、関大の大学院の理工学研究科に進学しましたね。どんな研究をしていたんですか?
太陽電池のもとになる物質を合成する研究です。まだ太陽電池に使ったことのない物質を独自で作って、測って、電流が流れるための条件を一つずつ検討重ねて……といったことをしていました。
大学時代と合わせると2、3年くらいその研究に費やして、大きな成果はなかったんですけど「もっと研究したら使えるかも?」くらいの段階までは進歩させることができました。
研究の傍ら、資格取得にも励んでいたと聞きました。
StayHome企画でも話したんですけど、TOEICや化粧品検定の勉強を頑張っていました。
大学院に進学してすぐの頃はコロナの影響で研究室に入れなかったり、規制が緩和されてからも感染対策として従来に比べて研究時間の制限があったりして、その分、時間に余裕ができたんです。だから、研究もやりつつ他の勉強もしつつって感じでオンオフ切り替えながら時間を有効活用していました。
結果、化粧品検定は1級に合格することができました!TOEICは……自分の中での最低ラインの点数は超えたかな(笑)
気になるのは卒業後の進路です。春からはどんな仕事をするんですか?
重工業系の会社で飛行機のエンジンを作ります。
飛行機のエンジンを作る?!どうしてその仕事に就こうと?
就活では研究職のある会社を中心に見ていて、たくさんインターンに参加した結果、重工業業界と化粧品業界に絞りました。
重工業はまったく知らない分野だったんですけど、自分がこれまでやってきた化学の研究と重なるなと思う部分があったんです。発売前の製品をさまざまな角度から実験してきちんと世に出せるかチェックしたり、より効率良くより安全な製品を作るための仕組みを考えたりするのが楽しそうだなと感じました。
なるほど、それで重工業の会社を目指したんですね。化粧品会社も受けたんですか?
それが、就活を早い時期から始めたせいで途中でスタミナが切れてしまって……(笑)早期選考で内定をいただいたので、もうこの会社にしようかなって。だから、他の会社はあまりがっつりは受けられていないんです。結局、大学院1年生の3月には就活を終えました。
さて、春からは新生活が始まります。今の気持ちを聞かせてください。
ワクワクしています!
学校での研究は正直、「これ合ってるのかな?」「やってて意味があるのかな?」って思いながら取り組んでいたんですけど、これからはある程度製品になったものを扱うし、“飛行機”っていう生活に身近な物に携わるのでやり甲斐を感じられるんじゃないかなって思います。
まだ学生でいたいとかは?
もう学生はいいかな……人より長く経験したので(笑)化学の研究もやり尽くしたし、また違った新しいことができるようになるのが今は楽しみですね。
応援しています!それでは最後に、この記事を読んでいる後輩たちへメッセージをお願いします。
学生には自由に使える時間がたくさんあります。興味を持ったりやりたいと思ったことは時間がたくさんあるうちに何でも挑戦してほしいですね。やらないで後悔するよりかはやった方が絶対にいい!社会人になってからもそのチャレンジ精神が役立つんじゃないかなって思います。
美学生プロフィールProfile
担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer
井上 翔也
僕も昔から美学生図鑑の読者でした!美学生図鑑は1日1度見に来るだけで癒される、そんな場所です。美学生たちの煌めいた一瞬を皆様にお届けすることが出来るよう頑張ります!
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