美学生インタビューInterview
「さくらはさくららしく」ミスコンらしくないミス慶應
ミスコンに応募しようと思ったきっかけを教えてください。
昨年、コロナ禍でどこにも外出できず、刺激のない日々に物足りなさを感じていた時に、ミス・ミスター慶應2020のお披露目があって、単調な日々を送っている自分とは違って積極的に行動に起こしているのがキラキラして見えたんですよね。それがすごく羨ましくて。「ミスコンに出たい!」というよりも、「ミスコン出場という貴重な経験をしたい!」と思ったんです。学生時代しか挑戦できないことだし、誰でも簡単に出場できるコンテストではないじゃないですか。そういう特別なところに惹かれて応募しました。
あとは、大人になった時に「私、大学生の時ミスコン出てたんだよ!(笑)」って笑い話じゃないですけど、思い出話の種になればいいな、と思っています(笑)私自身、学生時代の思い出がほとんど外食しかないので、何かもう一つ大きなトピックとして思い出に残るようなことがしたかったんです。
応募する時は緊張しましたか?
はい、ものすごく。何人かの友達に出場するかどうか相談していたんですけど、結局エントリーしたという報告をしたのは1人だけですね。まさか自分がファイナリストに選ばれると思っていなかったので、ミスコンについて聞かれても「ん〜どうしようかな〜?」って濁していました(笑)
ファイナリストに選ばれるかどうかの不安ももちろんあったのですが、もし選ばれたとしたら周りからどう見られるんだろう?という不安もありました。今ではただの偏見だと気づいたのですが、ミスコンに出る人って自分に自信があったり、プライドが高いというイメージがあったんです。だから、自分も周りからそういうレッテルを貼られてしまうのではないか、という不安がありました。
それでも、「平凡な生活を送っている自分を変えたい!」「今しかできないことに挑戦したい!」という思いの方が大きかったので、勇気を出して応募しました。
ミスコン出場に向けて準備したことはありますか?
もしミスコンに出ることになったら、撮影慣れしていないといけないと思い、1年前くらいから少しずつサロンモデルやポートレートモデルを始めました。最初はガチガチだったんですけど、少しずつ慣れていきましたね。
ファイナリストに選ばれた時はどんな気持ちでしたか?
マジか!ドキドキ!っていう感じでした(笑)自分の中で緊張感が一気に高まりましたね。お披露目の時が緊張のピークでした。その時は友達が一緒にいてくれたんですけど、もし1人だったらやばかったかもしれません(笑)
かなり緊張していたんですね。お披露目後、反響はありましたか?
たくさんの人からコメントが来て驚いたのもありますけど、何より知り合いの優しさを感じました。あまり喋ったことのない顔見知りの子、何年も会っていない小学校時代の友達など、今現在深い関わりがあるわけではない人たちがSNSで宣伝してくれたりして。もちろん、身近な友達の優しさは日頃から感じていたけれど、お披露目後すぐに知り合いの方々の優しさが身に染みました。
それと、見ず知らずの人が応援してくださったのもすごく嬉しかったですね。お披露目の時点でもう「ミスコン出て良かった」と思いました。
SNSに投稿する写真のこだわりはありますか?
本当に外食が好きなので、外食先での写真を載せることが多いです。一緒に食事に行った友達が不意に撮ってくれた写真以外は、料理が出来あがるのを待っている時か、食べ終わってから写真を撮ります。
というのも、その料理を作ってくれた人がいて、そのこだわりが詰まった料理を最大限に楽しみたいんですよね。温かい料理だったら、時間が経つにつれてどんどん冷めちゃうじゃないですか。私の写真を撮ってもらうために相手の料理の一番美味しい時間を奪いたくないんですよね。
だから「料理を置いたまま写真を撮らない。」が私のポリシーです。料理だけの写真も撮るんですけど、もう10秒くらいでパッと終わらせて、何枚も撮り直すことはないですね。
ミスコン活動で意識していることはありますか?
「さくらはさくららしく」をモットーにしています。ステレオタイプの型にはまった人にはなりたくないので、「自分らしく」という意味でミスコンらしい人にはなれないと思います。
自分を貫く精神力ってすごく強みになると思っていて。ミスコンらしさや映えばかりを気にしていても、上辺の自分しか見てもらえないと思うんですよ。自分を偽ってまで良く見せて人気になるのは嫌で。素の自分を見てもらって、好きになってもらえたら嬉しいです。ファンの方からも、「キャラが好きです!」と言っていただくことがあるのですが、そういう素を見てもらった上でのコメントが一番嬉しいですね。
今までのミスコン出場者とは一風変わった素の私を見てもらって、「この子良いキャラしてるじゃん!」って思ってもらえたら良いな、と思います。もちろんグランプリを目指しているけれど、皆さんが数年後にミス慶應2021を振り返って、「ファイナリストにこの子いて良かったよね!」と思ってもらえるような、ミスコンを盛り上げることができる存在になれたら嬉しいです。
かなりの食通?!「バイト代はほとんど食費に消えます(笑)」
趣味は何ですか?
外食をすることです。一日4軒行くこともあります。ランチにコース料理を食べた後にディナーを食べに行ったりもします(笑)
いつから外食が好きになったんですか?
小さい頃から食べることが大好きだったんですけど、外食に興味を持ち始めたのは高校生になってからですね。その頃は全然クオリティーを求めていなくてただ外食を楽しんでいたんですけど、だんだんヒートアップして今ではバイト代のほとんどは食費に消えます(笑)
インスタグラムにも料理の写真をたくさん投稿されていますよね。
そうなんです!ミスコンに出る前からインスタグラムにご飯の写真をよく載せていたんです。外食好きという共通の趣味がきっかけで、インスタグラムを通して知り合った方とよく外食に行ったりもするんですよ。
SNSで知り合った人と外食なんて、緊張しませんか?
ご飯に関連する話だと何でも話せるんですよ(笑)「最近どこに食べに行ったの?」とか「どういうご飯が好きなの?」とか、どんどん会話が進むので緊張しません。食への価値観が合うのでむしろ過ごしやすいです。
食への愛が伝わってきました。将来は食に関する仕事に就くのでしょうか?
食は趣味のままで留めておきたいです。というのも、飲食店やグルメ系雑誌の編集など食に関する職業って多岐に渡ると思うんですけど、どれも厳しい世界なんですよね。
お店を探す時にグルメな方のSNSを拝見することが多いので、日頃からその方々の投稿を見ていて感じるのですが、グルメな方って本当に食に関する知識が豊富なんですよ。私は仕事にできるほどグルメに精通していません(笑)仮に食に関する仕事に就いたとしても、食を極めている人たちの知識量や味覚がすごすぎて着いていけなくなってしまうと思います。
私は、楽しく気楽に、美味しい料理を食べて趣味を満喫できたらいいな、と思っています。