美学生インタビューInterview
「語る場所と言えば海!」
今回のファッションのポイントを教えてください!
柄物のスカートがポイントです!オリエンタルな雰囲気が好きで、普段からこういうタイっぽいというか、異国な感じの服装が多いですね。「チャイハネ」というお洋服屋さんが特に好きでよく買っています。
海外がお好きなんですか?
海外旅行に頻繁に行ったりするというわけではなくて、あの日本にはない独特な雰囲気が好きなんです。母がもともとオリエンタルなものが好みで、家にある小物やアクセサリー、バッグも海外っぽい物が多いですね。昔から親しんでいたので、その影響で私も好きなんだと思います。
よくお似合いです!普段から海には行くんですか?
最近は幼馴染や高校の友人と会うときに舞浜や幕張の海まで車で出かけることが多いですね。「語る場所と言えば海!」という感じになっていて、青春しているなと思います(笑)
今はどこか遠出するにも厳しい状況ですし、ご飯屋さんも8時には閉まってしまうんですよ。ちゃんとマスクもしつつ、近くの海でお喋りするのが最近の恒例です。
まさに青春ですね!
昔からの友人とはいえ大人になりつつあるのか、話す内容が具体的で現実的な将来の話だったり、少しずつ深い内容になってきたなと思います。
重石さんはどんな将来を考えているんですか?
昨年、美学生図鑑に載った時は女優を辞めたあとで、「ダンス一本で頑張ります!」という感じだったのですが、最近はまた事務所の社長さんと縁があって再び芸能界に目を向けるようになりました。
女優としての活動にも力を入れたいし、ダンスのお仕事もしたいし、でも就職活動をして働くのもカッコいいなと思うし……。悩みっぱなしです。
そういう悩みを海で話すわけですね。
そうですね(笑)とりあえずは「来たもの拒まず」の精神で、女優としてもダンサーとしても、いただいたお仕事はなんでもやってみたいです!
社長さんが「流れに身を任せつつ、その流れにちゃんと乗っていけばいいんだよ。」とおっしゃっていたのがすごく記憶に残っているんです。目の前にきたチャンスは逃さずに、視野をどんどん広げていけたらいいですね。
東京オリンピック開会式にダンサーとして出演!
大学はダンス学科でしたね。最近の活動はいかがですか?
実は先日おこなわれた東京オリンピックの開会式に、ご縁があってダンサーとして参加することができました。
すごい大舞台じゃないですか!
普段のイベントも緊張しますが、やっぱり国際的なイベントなので規模も断然に大きく、今までにないくらいドキドキしました。
開会式ではコンテンポラリー・舞踏・モダン・HIPHOPと多様なジャンルの方が参加されていて、私はストリートジャズの一員として参加しました。あまり関わってこなかったジャンルの方々と繋がりが持てたことは本当に大きな財産だと思います。
練習はどうでしたか?
周りの人と目を合わせつつ踊るということをずっと意識して練習していました。そのおかげで一体感や、心の繋がりを他のイベント以上に感じることができました。
直前の練習ではみんなで衣装を着て丸1日練習するということがありました。内容もやはり厳しかったですが、ずっと屋外だったのが何よりも大変で。帽子を被って、長袖を着て、日焼け止めを塗り直して……と、別の意味でも気を抜くことができませんでした(笑)
本番はどのような気持ちで迎えましたか?
オリンピックという神聖なイベントだからか、いつものイベントとは違ったピリピリ感があり、「失敗できないな」と気持ちが一層引き締まりました。同じシーンに出演する役者の方や、本格的な大道具の方がいたので、全体としての緊張感も段違いだったと思います。
やっぱりそうですよね。
確かに大変だったけれど、参加して良かったという気持ちが強いです。今までは「自分のやっているストリートジャズのジャンルでトップになりたい」という野望があったのですが、それが良い意味で消えました。
オリンピックで別のジャンルの方々と関わる中で、色々なジャンルを踊っている人がいて、それぞれの信念があるということに気づいたんです。他の人と比べて競うということはやめて、別のジャンルにも挑戦して自分の輝くジャンルのダンスを極めていきたいと思うようになりました。
最近はストリートジャズ以外も踊っているんですか?
大学ではコンテンポラリーダンスの授業を受けてみたりしています。
あとは今までやってこなかったんですけど、自分で振り付けを考えるようにもなりました。でも、やっぱり自分で考えるって難しいですね……。
どんなところが難しいですか?
曲を聴きながら振り付けを考えていくのですが、「こんな感じにしたい」というイメージが浮かんでも、思った通りに体現することがなかなか上手くいかないんです。
振り付けを考えることは自分には向いていないのかもって落ち込むこともあります。でも、落ち込んでいても仕方がないので、他のジャンルも踊って勉強して、経験を積んでいこうと思います。
重石さんにとってダンスの魅力とはなんですか?
昔は「自分を表現したい!」と自分主体の考えで踊っていました。でも、色々なイベントやオリンピック開会式に参加して、最近は踊る中で人との繋がりを感じられるのが楽しいと思うようになりました。
レッスンを受けるだけなら自分さえできればいいのですが、作品のためにという意識をみんなで共通して持つことが好きです。踊り方や雰囲気を合わせたり、気持ちを合わせるのと「一つのものを作っている」という意識になるんです。
あとはダンスを踊っていない観客の人ともダンスで繋がれると思うんですよ。
というと?
目立つ振り付けをかました時って、会場全体の空気がブワッと変わるんです。人の気持ちは誰の目にも見えないけれど、態度や雰囲気で相手の感動ってわかると思うんです。あのみんなの気持ちが揺れ動く、会場全体が一つになる瞬間はもう格別ですよ。
舞台に立つ人にしか味わえない感覚ですね。
だから舞台に立つこと、ダンスをすることは辞められないんです(笑)
この夏はオリンピックやダンスイベントを中心に活動しましたが、大学の後期の授業が始まったら、文化祭や研究室、授業でのダンス創作にも力を入れていきたいですね。
昨年はコロナ禍ということで大人数で集まることができず、思うようにダンスをすることはできませんでした。だから、誰かの振り付けをみんなで練習して作り上げるのも、自分で作った振り付けで舞台に立つことも、とにかく卒業するまでに自分が参加した作品を一つでも多く残したいです。
ダンスは卒業後も続けていきたいですか?
もちろんです!今は芸能活動とダンスを分けて活動していますが、芸能活動の方が上手くいったらダンスもそこに活かしていきたいです。そうなれるようにダンスに力を入れつつ、芸能活動にも目を向けているところです。
やりたいことをやりつつ、目の前のチャンスをしっかり掴んで、悔いのない大学生活にします!
美学生プロフィールProfile
重石 邑菜 (しげいしゆうな) 日本女子体育大学 体育学部ダンス学科2年生
>お仕事を依頼する- 生年月日
- 2000年5月12日
- 出身地
- 千葉県
- 憧れの人
- 安室奈美恵さん
- チャームポイント
- 広いおでこ・ハスキーな声
- 性格を一言で表すと?
- 隠れ甘えん坊
- 異性を落とすコツは?
- いつもよりちょっと長く見つめる
- 主な活動
- 「Nice International Filmmaker Festival 2016」〜外国語映画 主演女優部門 最優秀女優賞受賞〜 / 東武動物公園「ウィンターイルミネーション2016-2017」CMメイン出演 / 舞台「デジモンアドベンジャーtri.〜8月1日の冒険〜」八神ヒカリ役(2017年) / ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー‼︎」〜東京の陣〜山本あかね役(2019年)/ ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー‼︎」〜ゴミ捨て場の決戦〜山本あかね役(2020年)
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