重石邑菜（日本女子体育大学）「ダンスが人生のベース！元女優のパフォーマンス大好き美女」

芸能活動で養ったコミュニケーション力

今までの人生で一番頑張ったことは何ですか？

小学校6年生から去年までやっていた芸能活動です。

もともと4歳からずっとダンスをやっていてダンスボーカルユニットとして活動していたんですけど、小学校6年生の時に舞台に立つ機会があってそれがきっかけで演技を始めました。人前に立つのが好きだったし、演技で自分以外の人になれるっていうのが楽しくて。

芸能活動の中で印象に残っていることはありますか？

中学3年生の時に、お世話になっていた監督と同じ事務所の仲間と自主制作で30分くらいのショートムービーを作ったことです！

今まで一緒に演技をやってきた仲間と映画が作れたというのが思い出に残っています。あとは、映画の登場人物の女の子の「田舎から出たいけど自分ではどうしようもできない」という葛藤が当時進路に迷っていた自分と重なっていたこともありますね。

この作品では、「Nice International Filmmaker Festival 2016」というフランスの映画祭で最優秀主演女優賞もいただきました。

すごいですね！演じてみて、心境の変化はありましたか？

ちゃんと外でもお仕事してみたいなって思うようになりました。それまで出演していたのは事務所の中の舞台などが多くて、居心地の良い環境でお仕事できていたんです。

でも、自分のレベルアップのためにも外で揉まれるというか、やっていかなきゃなって。それからは大きめの舞台に出させてもらったりもしました。

外で揉まれるという経験で得たものはありますか？

もともと人付き合いがあんまり得意じゃなかったんですけど、たくさんの人と出会ってコミュニケーション能力が高まったかなって思います。外部の舞台では色々な人がいて、そこに溶け込んでいかないと作品は作れないので、自分からご飯に誘ったり、積極的にアドバイスを聞きに行ったりしました。

尊敬している、すごく仲の良い先輩がいるんですけど、その方は裏方のスタッフさん一人一人の名前まで覚えているんです。すごく大勢いるし関わらない人も多いのにすごいな、見習わなきゃと思って、それからは私もスタッフさん全員の名前を覚えるようにしました。人とのコミュニケーションのコツは相手の興味ありそうな話を探すことと笑顔だと思います！

ダンスをもう一度！芸能活動を辞めて大学進学

芸能活動は去年で辞めたということですが、今は何をしているんですか？

体育大学のダンス学科で舞踊やダンスを勉強しています！芸術系だけではなく、スポーツや教育的な視点からのダンスも勉強しています。

なぜ女優をやめて大学に入ろうと思ったんですか？

ダンスをもう一度学び直したいと思ったからです。今までずっと続けてきていて、自分の人生のベースにもなっているダンスが芸能活動でおろそかになっていると感じて、ちゃんと勉強したいと思ったんですよね。

大学の勉強はパフォーマンスをするための体づくりという点でもすごく大事だし、座学ではダンスの表現や体を動かすときのイメージとかを勉強していて、仕事でダンスするときも生かせるかなって思います。

まだ全然将来のことはわからないんですけど、できればダンスを仕事にしたいとも思っています。

例えばどんな仕事をしたいですか？

イベントに出たりバックダンサーをしたり、パフォーマンスをする側になりたいです。

でも、ちゃんと長く続けられる仕事も探したいです。例えばダンスを教える仕事。子どもにダンスを教えるだとか、ダンスの運動的な面を使って一般の人たちにもスポーツの一環としてダンスを楽しんでもらえるような仕事もしたいです。

子どものころからずっと頑張ってきたことを仕事にしようと思えるのは素敵ですね！

小さい頃はただダンスが楽しいなって思ってやっていたんですけど、中学生の時くらいから「ダンスをしていたい」と思うのと同時に「ダンスしかないな」と思うようになって今に至ります。どうにかダンスを仕事にできるように頑張りたいです！