美学生インタビューInterview
機転を利かせられるようなアナウンサーになりたい!
大学では何を学んでいますか?
私は文学部の英米文化専修に所属していて、主にイギリスやアメリカの文化や歴史的背景について学んでいます。
本当は英語を専門に学べる外国語学部に入りたかったんです。でも、受験で失敗してしまって、英米文化を扱ってるこの学科なら英語もしっかり学べるかなって思って進学することにしました。
大学で英語を学ぼうと思ったのはなぜですか?
高校受験の時に英語が得意で勉強するのが楽しかったのでもっと学びたいなって思ったのと、将来キャビンアテンダントになりたかったからです。大学在学中にこれは私の強みだっていうのを身につけたくて、それを英語にしたかったんですよね。
そのために留学も行こうと考えていました。でも、2回生の春学期に大学の留学プログラムを使って行く予定だったのがコロナでなくなってしまって……。
それは残念でしたね。
入学当初に考えていた計画が崩れてしまったし、留学が大学在学中の大きな目標でもあったので本当にショックでした。なくなった理由がコロナウイルスの感染拡大で、自分の力じゃどうにもできなかったので悔しかったです。
でも、それを機に将来についてしっかりと考えるようになりました。もともとなりたかったキャビンアテンダントはコロナとか世の中の流れに大きく左右されてしまう仕事だし、もっと違う安定した職業を目指してもいいんじゃないかと考えるようになったんです。
ある時、母と将来のことを話していたら「人前で話すの好きなんだしアナウンサーとか向いているんじゃない?」って言われて調べるうちにアナウンサーになりたいって気持ちが出てきました。
興味を持ってテレビを見てみたら、バラエティ番組と報道番組でアナウンサーは雰囲気が全然違うんですよね。その場の空気に合わせて振る舞いを変えられるところや、機転を利かして番組をより面白くしているところがカッコよく感じました。
私もそういう人になりたいなって気持ちが芽生えていって。その話をしている時にちょうどアナウンススクールの生徒募集を見つけて、すぐに申し込んで今は週に1回通っています。
実際に通ってみてどうですか?
同じ目標に向かう仲間ができたり、テレビ局に内定をもらった先輩からアドバイスをもらえたりするのでとてもいい環境で、毎週楽しく通っています。
入る前はみんなライバルみたいな感じでぎすぎすしていると思っていたんですけど、実際はとても仲が良くてびっくりしました。今は基礎クラスなので滑舌をよくしたり関西弁のアクセントの矯正などをやっています。
人前での話し方とかを普段の生活でも意識するようになりました。アナウンサーになるための努力を日常的にでき、夢に向かって頑張ろうって意識がより強くなりましたね。
どんな時に意識するんですか?
例えば大学の授業で発表をする時。積極的に発言したり質問したりするのもそうですけど、司会者とスピーチをする人が何人かいてそのスピーチに対して質問をするっていう授業があって、その司会者をやった時に特に思いました。
司会者を決める時に立候補する人がいなくて、みんなの前に立つのは恥ずかしいしやるか迷ったんですけど、アナウンサーって番組の司会をすることも多いし経験になるかなと思い勇気を出して立候補しました。
実際にやってみてどうでしたか?
難しかったです。失敗しないように台本も作ってめっちゃ準備していったんです。どうやって始めるかとかその場の雰囲気を想像しながら書いていました。
でも、スピーチが終わった後に質疑応答をするんですけど、聞いている人が質問事項とかまとめる時間をとらないといけないんですね。予定では30秒くらいだったんですけどそろそろかなって思ってみんなの方を見たらまだペンを走らせている人が多くて、これはまだみんな自分の意見をまとめているから質疑応答に入らないほうがいいなって1分くらい待っていたんです。
何も話さず待っている時間はすごく不安だったんですけど、授業後にみんなが質疑応答の準備ができるまで待つことができたのは良い判断だったと先生から言われて安心したし、自分の考えたことがプラスに働いて嬉しかったです。
アナウンサーに必要な機転を利かす力はこういった授業の時に意識できると思うので、これからも努力して身につけたいと思います。
青春時代はバスケに捧げました!
勉強以外でこれまでに頑張ってきたことはありますか?
中学高校ではずっとバスケ部で活動していました。毎日練習をしていたので中学や高校の思い出はほとんどバスケ部での思い出です。
バスケを始めたきっかけはありますか?
私はもともと運動が得意じゃなくて、バスケ部に入る予定はなかったんです。でも、友達に体験入部に誘われて行ってみたら思ったより楽しくて入部しました。
中学のバスケ部は練習は毎日ありましたが、あまり強くなかったのであくまで学校生活の一部って感じでバスケが一番の優先事項って感じじゃなかったんですけど、高校のバスケ部は全国大会までは行けないけどそれなりに強くて、バスケ漬けの日々でした。
学校の練習以外でもYouTubeでバスケの動画見て、このプレーは練習したら私もできそうだなって考えたりしていました。
練習は大変でしたか?
先生がとても厳しくて辛かったです。でも、同期の子たちがとてもいい子ばっかりで楽しい思い出のほうが多いです。
高校のバスケ部では小学校からバスケをやっている子も結構いて、上手な人に囲まれていたんです。だから私ももっと練習して上手になろうって思って一生懸命でした。
なかなかレギュラーにはなれなかったんですけど、ベンチで試合を見ているときは試合の流れとか客観的に見れるのでバスケのことをより知れて面白かったです。
本当にバスケが好きなんですね!近藤さんにとってバスケの魅力ってなんですか?
チームワークを大切にするところです!私はすごく上手なわけじゃないんですが、上手い子にいいパスを出せたりしたときにチームの一員となってプレーできてるって感じるのが魅力です。選手という一つひとつの歯車が上手く噛み合ってチームの勝利に繋がったときは本当に嬉しいです。
私は高校ではベンチにいることが多かったんですけど、ベンチでも声を出したりしてチームを応援することもできるし、相手チームがどういう作戦かを分析して対策するかもチーム全員で話し合ったりしていたので、試合に出るだけではなくチームのために協力して強くなっていくのが本当に楽しかったです。
特に思い出に残っている試合はありますか?
高校時代に出場した大会で、忘れられない試合があります。
バスケの試合は10分間を1ピリオドとして4ピリオドおこなうんです。それでもし決着がつかなかったら延長戦をするんですね。その試合はずっと同点のまま試合が進んでいて残り時間が少なくなったので延長戦になるだろうって私たちのチームは考えていました。だから同点のまま終えて、延長戦で勝とうとしていたんです。
でも、相手チームは最後まで何とかして点を入れて勝とうとしていたみたいで最後の0.9秒のところで点を入れられたんです。それで負けてしまって……。
私はその時ベンチにいたんですがゴールが入った瞬間は信じられず呆然としていました。ぎりぎりだったので点になるのか審判に時間がかかったんですけど、負けたって決まった時は悔しくてチームみんなで泣いてしまいました。
大学では続けようと思わなかったんですか?
今はバスケサークルに所属して続けています!1か月に数回集まってミニゲームみたいな感じで楽しさ重視でやっています。
英語の勉強や留学もしたかったし、アルバイトもやりたかったので部活で本格的にやろうとは思わなかったです。だけど空いてる時間に高校生のバスケの試合をテレビで見たり、バスケは今でも大好きです。
もともと私は引っ込み思案だったのですが、バスケを始めて声出しとかをしているうちに明るい性格になったり人前に出て話すことが好きになったりしたので、バスケをやっていて良かったなと心から思っています。
美学生プロフィールProfile
担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer
井上 翔也
僕も昔から美学生図鑑の読者でした!美学生図鑑は1日1度見に来るだけで癒される、そんな場所です。美学生たちの煌めいた一瞬を皆様にお届けすることが出来るよう頑張ります!
>担当モデル一覧はこちら